「夫婦で歩くスイスアルプス」

シースホルン一周 ハイキング

2006年6月30日。今回のアローザ滞在もいよいよ最終日です。幸いにお天気も回復したので、少し標高差のあるハイキングコースを歩くことにしました。3日前と同じくアパート前の小道を下ってウンターゼー湖畔を通り、(3日前は下流のイーゼル人造湖に向かいましたが、今日は逆に)谷底からヴェルシュトーベルの谷奥に向かって歩きます。写真左がアパートからもよく見えるシースホルンの西壁。目指すはその右側の鞍部、幾つもの滝が流れ落ちている斜面です。

ヴェルシュトーベル谷を遡る道と別れて橋で対岸に渡ると、アルタイン小滝への登り道があります。数分登れば滝のビュー・ポイントです。これがアルタインバッハの一番下の滝になります。

いったん河原まで下りてから、少し上流に進むとアルタイン湖への登り道が始まります。周りの木々はすぐにまばらになって、ヴェルシュトーベル谷やアローザの街並みを見下ろしながら登れます。中腹でアルタイン大滝への道が分かれています。この道を数分進むと、先程の小滝よりずっと迫力のある滝が目の前に現れます。

斜面を登り切ると、岩壁に囲まれたお花畑のアルプに出ます。ベンチも置かれていて、一息入れるのに最適な場所です。この辺りで海抜2,000mくらい。谷底から約400m登ってきました。

上記の中腹アルプから眺めるシースホルン(2,605m)。

小さな滝の脇をもう一段登ります。200m余り登った上に目指すアルタイン湖があります。

アルタイン湖畔から南西方向に美しい稜線を見せるサントフーベル(2,764m)。我が家はこのサントフーベルの麓に向かってもう数分歩いた場所で昼食休憩にしましたが、周囲にマーモットの巣が点在していて可愛い姿を楽しむことができました。

アルタイン湖の南正面にどっしり聳えるヴァルベッラホルン(2,763m)。(ハレーションの入った拙い写真でスミマセン)

ヴァルベッラホルンの左手に見える鞍部がアルタイン峠(2,491m)。これを越えるとダヴォス谷です。左の尖った山はシュトレール(2,674m)。

アルタイン湖畔から北へ、右手から延びる尾根を回り込むようにして草原の道を進んでいくと、シェーンベーデンという美しいアルプに至ります。先程までアルタイン湖畔で我が家の行く道を塞いでいた牛の群れがいつの間にかこちらに移動してきていて、のんびり草を食んでいました。

シェーンベーデンを後にして、シースホルンの南斜面を登ります。背後に見える山は左がヴァルベッラホルン、右がサントフーベル。

登り道からはヴェルシュトーベルの谷が一望できます。谷の向こうに並ぶ山塊は、奥の高いのがエルツホルン(2,924m)、その右手前で日陰になっているのがエルプリゼーホルン(2,725m)。最高峰のアローザー・ロートホルン(2,980m)は殆どエルツホルンの背後に重なっています。

シースホルンの南側の肩にあたるシースホルン峠(2,427m)まで登ってきました。遠くに並ぶ山々は右から順に、標識の左隣がパルパナー・ヴァイスホルン(2,824m)、ひとつ置いてエルプリホルン(2,842m)、パルパナー・ロートホルン(2,899m)、エルツホルン(背後にアローザー・ロートホルン)、ピッツァ・ナイラ(2,870m)、レンツァーホルン(2,908m)。

シースホルン峠の北側は残雪も多く、一転して荒涼とした風景が広がっています。正面に見える山はアムゼルフルー(2,781m)。

下っていくにつれて再び緑が濃くなり、やがて池の点在するオーバーゼスのアルプに入っていきます。正面左の山はフルカホルン(2,727m)で、その右に見える鞍部がマイエンフェルト峠(2,440m)。これを越えてもダヴォス谷に下れます。越えてみたい誘惑に駆られますが、ダヴォス谷に下ってしまうとアローザに戻ってくるのが大変なので、大人しく左手への下り道を辿ります。

オーバーゼスを過ぎると、正面にアローザの街並みが現れ、後は斜面をどんどん下っていくだけです。アローザの背後に見える山がヴァイスホルン(2,653m)。

谷底まで下り切り、吊り橋を渡れば、朝に通った河岸の道に戻ります。写真右に見えるシースホルンの周りをぐるっと一周してきたことになります。疲れた足にはアローザの街までの上り坂がちょっとキツく感じられましたが、最後に相応しい大満足のハイキングでした。

花のスライドショーにもお立ち寄りください


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