「夫婦で歩くスイスアルプス」

スールレイ〜シュターツ湖〜ツェレリーナ 林間ハイキング

2007年1月3日。昨日の雪はその後も断続的に降り続き、アパートの周辺にも10cm余りの新雪が積もりました。今朝も未だ降り止まないので、近場の林間コースを歩くことにしました。シルスからサン・モリッツ方面行きのバスで隣村のスールレイへ。コルヴァッチ行きロープウェイ乗場まで上らずに、手前の駐車場バス停で下車して北へ歩くと、間もなく針葉樹林帯に入っていきます。

暖冬のせいでしょうか、冬なのに森の中ではリスを見掛けました。30分ほど歩くとナイール湖畔に出ます。湿生植物の保護地ですが、今はただ白い雪原が広がっているようにしか見えません。

ナイール湖の先にマルシュ湖がある筈なんですが、気付かないまま森を抜けてスキージャンプ台の下に出てきました。左手の小ジャンプ台の方で何人かが練習をしていて、暫く見学させてもらいました。手前に歴代の大会記録を掲げた大きなボードがあり、荻原健司や高野鉄平等、日本人選手の名前も幾つかありました。

スキージャンプ台の先は大勢の方々がクロスカントリースキーを楽しむ平原を横切り、豪華ホテル「ケンピンスキー」の裏手を通って教会の脇を過ぎると、サン・モリッツ・バートの市街地に入っていきます。市街地の道も車は通らず、歩道とクロスカントリー用のコースに分けられています。

サン・モリッツ・バートの先は再び林の中に入ります。こちらは木立ちがまばらで、天気が良ければ山々の展望も楽しめそうな道です。

やがて左手にシュターツ湖畔のレストランが見えてきます。街からは歩いてくるしかない場所ですが、意外にもレストランはほぼ満席の盛況。我が家も大麦スープと鱒のグリルを頼んで昼食にしました。

昼食を楽しんでいる間に雪が止んで青空が覗いてきました。レストランの前には広大な雪原が広がっていますが、これがシュターツ湖です。

シュターツ湖畔からはサン・モリッツ、ツェレリーナ、ポントレジーナの各方面へ遊歩道が続いていて、散策する観光客も多くなります。当初はポントレジーナに出ようかと思っていましたが、やや登り道になっている感じだったので、ツェレリーナへの広い道を直進することにしました。青空が広がってきて気分も爽快ですが、木々に積もった新雪が陽を浴びると次々に落下してきて、その下を歩くハイカーは相変わらずの雪被りです(笑)。

ベルニナ線の線路を渡り、幹線道路を陸橋で越えると、行く手にツェレリーナ村の家々が見えてきます。正面の山はピッツ・パデッラ(2,857m)。

ツェレリーナのランドマーク的存在になっているサン・ジャン教会を右手に眺めながら進みます。

ツェレリーナの村内に入ってきました。この村からも背後のマルグンスのゲレンデまでスキーリフトが通じていて、スキーヤーで結構賑わっています。村から路線バスに乗ってシルスに戻りました。

天気が完全に回復してきたので、シルスから最も近い展望台であるフルチェラスに行ってみることにしました。写真右上の山腹に見える建物がそれで、写真左奥の乗場からロープウェイに乗り込みます。このロープウェイは冬でも半額カードの割引を受けられるので、割安な料金で上れます。

フルチェラスのレストランでビールを飲みながら、果敢に斜面を下ってくるスノーボーダー達を眺めました。外にはデッキチェアが置かれていて、日光浴も楽しめます。山腹を歩くウィンター・ハイキングコースもあるようですが、はっきりした案内板表示が無かったのと、日暮れまでの時間も残り少なかったので、今回は見送りました。

フルチェラス展望台から見下ろすシルヴァプラーナ湖。写真右端がシルヴァプラーナ村です。背後の山は、左の最も高いのがピッツ・ユリア(3,380m)、その右がピッツ・アルバーナ(3,100m)。

シルヴァプラーナ湖の左手には、シルス湖方面の展望。右手前に点在する家々が、我が家も滞在しているシルスの村。背後の山はピッツ・ラグレフ(3,165m)。

ロープウェイ乗場に下りてきました。夕陽に輝くピッツ・ラグレフとシルスの村です。

マローヤ峠方面に日が沈んだ直後のシルス湖畔です。夕暮れには多くの滞在者がシルス村の周囲を散策していますが、日暮れた後も月明かりに照らされた山々の景色が美しく、アパートに帰るのが勿体無い思いでした。


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