「夫婦で歩くスイスアルプス」

ブレガリア谷「展望の小道」ハイキング

2013年9月16日。今日もスイスは全国的に雨の予報です。ただグラウビュンデン州のイタリア国境近くだけは午前中何とか持つ予報になってましたので、ブレガリア谷を歩くことにします。サン・モリッツ駅始発のキアヴェンナ行きポストバスに乗り込み、マローヤ峠からつづら折れの道を下った先のカザッチャ村で下車します。我が家と一緒に大きな荷物を背負った登山者が数名降り立ちました。

カザッチャ村から谷底に広がる牧草地の中の道を南へ歩き始めます。写真は振り返って撮ったカザッチャ村です。背後の山は左がピッツ・ダル・サッシュ(2,720m)、中央がピッツ・ルンギン(2,780m)。写真の右枠外がマローヤ峠方面です。

行く手の正面にアルビーニャのダムが見えます。その奥の高峰はイタリアとの国境を成すピッツィ・デル・フェッロ連峰で、中央が東峰(3,199m)、右で頭を覗かせているのがトッリオーネ峰(左、3,234m)と最高峰のチーマ・デッラ・ボンダスカ(右、3,289m)。ダムの右に聳えている岩山はピッツォ・フラキッチョ(左、2,905m)とピッツ・カッチャベッラ(右、2,980m)です。

マイラ川の右岸に渡り、川沿いの遊歩道を下流方向へ進んでいくと、小さなダム湖の畔に建つレッビアの水力発電所に至ります。アルビーニャのダムから地下水路で引いた水を利用して発電しているようです。建物の後方に聳えている山はチーマ・ダル・ラルグ(3,188m)で、その左はピッツ・ブレガリア(2,961m)。

レッビアの水力発電所から更に右岸を下ると、次第に川沿いを離れて山裾を歩くようになります。写真は歩いてきた方向を撮っていて、右上端の山がピッツ・ムルタイラ(2,774m)、写真中央の頂はピッツ・サラツィーナ(2,599m)です。

地図に「バルガ・ドーラ」と表記されている分岐点。谷の向かい側にアルビーニャ・ダムを見上げます。

上の写真の場所から少し先へ進むと、谷底にアルビーニャ・ダム行きのロープウェイ乗場が見下ろせました。写真では分かりづらいですが、小さなゴンドラが上り下りしているのが見えました。ダム(写真中央の鞍部)の左側の頂はピッツ・バルツェット(2,869m)で、右側の岩山はシュパッツァカルデイラ(2,487m)です。

平坦な道を快適に進み、ロティッチョの集落を通過します。

ロティッチョ村から眺めるブレガリア谷の下流方面。谷底にヴィコソプラーノ村が見えます。

ロティッチョ村から先は道幅が狭まって山道らしくなり、村の西側を流れ下る谷川アウア・ダ・ムリーナを越えて緩やかに登ります。写真は谷川を越えたところから振り返って撮ったロティッチョ村。背後の山は中央の尖峰がチーマ・ダル・ラルグで、その右隣が氷河を纏ったピッツ・バクン(3,244m)、更にその右にピッツ・バルツェット。チーマ・ダル・ラルグの左はチーマ・ダ・シュプリューガ(3,046m)とピッツ・ブレガリアを経て写真左端がチーマ・ダ・ムルタイラ(2,858m)。

ヴィコソプラーノ村の北側斜面をトラバースして西へ進みます。向かい側の山は左がアル・ガル(2,774m)、中央がピッツ・カッチャベッラ、ラン・フルチェリーナ連峰を経て写真右端がピッツ・グラント(2,459m)です。

行く手の谷底にボルゴノーヴォ村(手前)とスタンパ村(奥)が見えてきました。その後方はイタリア領の山々で、左がチーマ・ディ・コデーラ(2,757m)、コルナ・ディ・ドローゾ(2,418m)を挟んで右奥がコルナ・ガルツォーネ(2,430m)とピッツォ・グリッロ(2,190m)です。

再び道幅が広くなると牧草地が現れ、その先にレストラン「ムント・ドゥルベッジャ」(海抜1,410m)があります。今日のコース中で唯一の休憩施設ですが、我が家は少し手前のベンチで持参した昼食を摂ってしまっていたので素通りしました。看板に「飲み物、山羊チーズ、鹿肉サラミ、パイ菓子」とあり、温かい料理は出していない様子でした。

ヴァレール川をはじめ幾つかの沢を越える辺りが今日のコースでの最高地点(海抜1,470m程度)。この先は緩やかな下り道になります。

谷底にコルトゥーラの集落を見下ろします。集落の右の小山「ラ・モタ」に建っているのはサン・ピエトロ教会です。後方の山は中央がピッツ・バディーレ(3,308m)、その左が山塊最高峰のピッツ・チェンガロ(3,369m)でその左にボンダスカ氷河が見えていますが、生憎頂上付近に雲が掛かってきてしまいました。ピッツ・バディーレの右はピッツォ・トゥルビナスカ(2,918m)を経てピッツィ・デイ・ヴァンニ(2,774m)です。

案内標識に「パルロング」と表示された分岐点の先で滝の沢を渡ります。

谷底にプロモントーニョ村が見えてきました。村の左の小山の上に建っているのはカステルムール城址とノッサ・ドンナ教会です。

トンバルの尾根を回り込むところが今日のコース一番の展望所で、東側に歩いてきたブレガリア谷の奥を一望できます。写真右下がカステルムール城址、左手前がカッチョールの集落、その奥にムンタックの集落、写真中央がスタンパ村です。

更に尾根を回り込むと、ゴールのソーリオ村が突然間近に現れます。左に見えている谷底の村はもうイタリア領です。ソーリオ村内を散策してからポストバスに乗って帰路につきました。


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