「夫婦で歩くスイスアルプス」

アクサムス村周辺散策

2011年1月4日。インスブルックの南西に位置する高台の村グリンツェンスの休暇用アパートで迎える初めての朝です。アパートからは北西方向に朝焼けの峰を遠望することができました。調べてみるとドイツ国境を成すヴェッターシュタイン連峰(左がロイタッシャー・ドライトーアシュピッツェ2,682m、右がエーフェレコップフ2,478m)で、この向こう側が前日まで滞在していたガルミッシュ・パルテンキルヒェンの町になります。手前の家並みは谷を挟んだ対岸の村アイグリングです。

我が家が滞在中のアパートはグリンツェンス村の西端近くに位置しています。村の上手の道を辿って東へ歩き始めました。遥か前方の谷底がインスブルックの街で、その左がノルトケッテ連峰です。

インスブルック方面のアップ。中央の高峰がグローサー・ベッテルヴルフ(2,726m)、その右はホーエ・フュルレック(2,571m)、左上端がシュペッカールシュピッツェ(2,621m)。いずれもハルの町の北方に位置する山々です。

目を左に転じると、ノルトケッテ連峰の西端に位置する山々が輝いています。左がグローサー・ゾールシュタイン(2,541m)、中央がクライナー・ゾールシュタイン(2,637m)、右がホーエ・ヴァルテ(2,596m)です。

その更に左手にはゼーフェルト方面の山々が並びます。左から順にライター・シュピッツェ(2,374m)、フライウングシュピッツェン(2,332m)、クールヨッホシュピッツェ(2,297m)、エアルシュピッツェ(2,405m)です。

グリンツェンス村の中心に入ってきました。広場の奥に見える建物には村の集会所や小学校が入っています。その向こう側に教会がありました。

グリンツェンス村の東端まで歩いてきました。眼下のゼンダースバッハ川の谷の向こう側がアクサムス村の領域になります。

坂道を下ってゼンダースバッハ川を渡ります。

牧草地と思われる平原の中の道を東へ進んでアクサムス村を目指します。正面にパッチャーコーフェル山、その左には遠くケラーヨッホ山が見えています。

電波塔の建つ山頂近くまでロープウェイが通じているパッチャーコーフェル(2,246m)のアップ。その左奥はフィッカールシュピッツェ(2,306m)。

ケラーヨッホ(2,344m)のアップ。中腹までシュヴァーツの町からロープウェイが通じている山です。右のピークは支峰のクーメーザー(2,264m)。

左後方を振り返ると、グリンツェンス村からは見えなかったヴェッターシュタイン連峰以西の山々が綺麗に並んでいました。右端がロイタッシャー・ドライトーアシュピッツェで、その左はヒンターラインタールシュローフェン(2,669m)を経てホッホヴァンナー(2,744m)。中央で大きく見えているのがホーエ・ムンデ(2,662m)、その左はホッホヴァント(2,719m)、ホッホプラッティッヒ(2,768m)、グリースシュピッツェン(東峰2,747m・西峰2,741m)を経て左端がグリューンシュタイン(2,661m)。

アクサムス村に到着。この辺りでは最も大きな村です。南側の山にあるスキー場「アクサマー・リツム」への起点としても賑わっています。

アクサマー・バッハ川に沿った遊歩道を下流へ辿ります。

行く手にクリステンの集落が見えてきますが、手前で右折して再び東へ向かいます。

林の中の坂道を登ると、再び牧草地の中に出てきます。

次第に南へ向かう道の右手(西側)に歩いてきた方向を眺められます。手前がアクサムス村で、奥の麓の家並みがスタート地点のグリンツェンス村。右上の山はロスコーゲル(2,646m)で、左のゼルライン谷の奥に見えている山はフライフート(2,616m)、その右奥はロイヘングラート(2,814m)でしょうか。

ビルギッツ村に到着。ここから路線バスに乗り込んでインスブルックに下りました。

インスブルック中央駅前のバスターミナルです。歩いて旧市街へ向かい、レストラン「シュティフツケラー」でヴィーナー・シュニッツェルとビールの昼食を楽しみました。旨かった〜。

お腹が満たされたところで旧市街を観光。王宮やマクシミリアン博物館などを見て回りました。写真は大聖堂前の広場です。

「黄金の小屋根」前の広場には未だ大きなクリスマスツリーがあり、夕方になると点灯されました。夕陽に照らされたノルトケッテ連峰が美しかったです。

夕暮れのヘルツォーク・フリードリッヒ通り。クリスマス・マーケットが未だ営業していて賑やかでした。

マリア・テレジア通り。通り毎に異なるイルミネーションが施されていて綺麗でした。


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