「夫婦で歩くスイスアルプス」

チーマ・デッラ・トローザ ハイキング

2006年4月30日。朝から良いお天気になったので、ロカルノ到着後最初のハイキングは、チーマ・デッラ・トローザに登って眺望を楽しむことにしました。先ずはロカルノ駅前から可愛らしいケーブルカーに乗ってオルセリーナに向かいます。このケーブルカー、今年で100周年らしいです。

オルセリーナ地区は、マッジョーレ湖の眺めが美しい高級住宅街。ケーブルカー駅のすぐ下にマドンナ・デル・サッソ教会があります。ロカルノの象徴とも言うべき美しい教会です。

オルセリーナからロープウェイに乗り換えてカルダーダ(海抜1,332m)へ。レストランの脇を通って歩いていくと、吊り橋を途中でちょん切ったような形の展望台がマッジョーレ湖に向かって張り出しています。カルダーダ周辺は未だ樹林帯の中ですが、この展望台は木々の上に延びているので素晴らしい眺望が楽しめます。

カルダーダの展望台から西方向の眺め。奥に向かって延びる谷はチェントヴァッリで、正面左の高峰がモンテ・ローザ。中央から右の山々は、左から順にシュトラールホルン、リンプフィッシュホルン、アラリンホルン、アルプフーベル、テッシュホルン、ドームです。

カルダーダのロープウェイ駅に戻り、遊歩道を北へ少し歩くと、チメッタへのチェアリフト乗場があります。横向き2人乗りのチェアリフトから見下ろす山腹は一面のアルプで、初夏には美しい花畑になりそうな感じ。チメッタにもレストランがあり、我が家はココアを頼んでテラスに座り、暫し湖や山々の眺めを満喫しました。

レストランから少し東側に登った場所がチメッタの山頂(標高1,671m)で、円形の展望テラスになっています。360度の展望を楽しめます。

チメッタ山頂からのマッジョーレ湖の眺め。マッジャ川が湖に注いで形成された三角州が綺麗に見えます。三角州の奥がアスコーナの街。右手の島は植物園のあるブリッサーゴ島です。

チメッタの丘を北側へ下り、いよいよハイキング開始です。我が家は正面のチーマ・デッラ・トローザを目指して登ります。「登るのはイヤ」という方は、ここから右の道を辿ると、アルペ・カルダーダとモンティ・ディ・レーゴの両山小屋を経由してメルゴーシャ村まで歩くことができます。左への道は、マッジャ谷の底まで下るルートです。

山々の眺めや足許のクロッカスを愛でながら登っていくと、ゆっくり歩いても1時間足らずで十字架の立つチーマ・デッラ・トローザの山頂(標高1,869m)に到着です。風も弱く、ロカルノ市内で買って来たクロワッサンを齧りつつ、360度の絶景を楽しみました。

チーマ・デッラ・トローザ山頂から見たマッジョーレ湖方面。手前の電波塔の建つ丘が歩き始めたチメッタです。

チーマ・デッラ・トローザ山頂からの北西方向の眺め。奥に向かって延びるマッジャ谷の向こうに覗く尖峰はフィンスターアールホルン。正面右寄りの高峰はバゾーディノでしょうか。

未だ残雪の多いチーマ・デッラ・トローザの北斜面を下ります。正面に迫るのがマドーネ山(2,039m)。時間と体力があればこの山頂を経由するコースも選べますが、我が家は右手に始まるメルゴーシャ谷をジグザグに下ることにします。

間もなく農家小屋のあるアルペ・ディ・ビエートリに出ます。背後が下りてきたチーマ・デッラ・トローザの北斜面。残雪が筋状に白く輝いて美しいです。

道はメルゴーシャ谷の北斜面を快適に下っていきます。やがて現れるのがファエードの集落。電気も無く自動車も入れない山奥ですが、早くも農作業の下準備にやってきている一家がありました。遠くの山腹に見えるのはモッタの集落。道はその下方を進んでいきます。

次第にシラカバ等の明るい林に入り、足許には草花が多くなります。戸数の多い大集落ブレシャディーガの周辺では桜が満開でした。

更に下るとメルゴーシャ村に到着です。東端にある教会の辺りが村の中心部で、小さなホテルもあり、そこのテラスで白ワインとビールを飲みながら休憩しました。背後の山はピッツォ・ディ・ヴォゴルノ(2,442m)。

メルゴーシャ村の教会前から見下ろすヴォゴルノ人造湖。ダムの向こうにはマッジョーレ湖も見えます。教会前始発のバスでロカルノに戻りました。


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