「夫婦で歩くスイスアルプス」

ソルボワ峠越えハイキング

2007年9月20日。前夜は予期せずジナール村に泊まる羽目になりましたが、そのお蔭で今朝はゆっくり朝食を摂ってから出掛けても目の前がすぐ山です。幸いにお天気も良いので、ロープウェイに乗って再びソルボワ(海抜2,438m)に上ります。前日に苦労して下りた山腹を僅か数分で上ってしまい、ちょっと複雑な気分(笑)。

スキーリフトのケーブルに沿って草原の斜面を西へ登っていきます。写真左上のスキーリフト駅の先が目指すコルヌ・ド・ソルボワの山頂。

スキーリフトの頂上駅直下から見下ろすソルボワのアルプ。草原の左上端に見えるのが出発点のロープウェイ駅。背後の山は、左がヴァイスホルン(4,506m、左肩にビスホルン4,153m)、右がツィナールロートホルン(4,221m)です。

山腹をトラバースする道を通ってソルボワ峠に至ります。背後の山は、左からツィナールロートホルン、ベッソ(3,668m)、オーバー・ガーベルホルン(4,063m)。

ソルボワ峠から北へ一登りすると、電波塔?の建つコルヌ・ド・ソルボワ山頂(2,896m)です。

コルヌ・ド・ソルボワ山頂から南方面の眺望。写真中央に数人のハイカーがいる辺りがソルボワ峠(2,835m)。写真左上の山はガルド・ド・ボルドン(3,310m)で、その右にダン・ブランシュ(4,357m)の頭。その右で白く輝くモワリー氷河の奥にポワント・ド・ブリコラ(3,658m)とダン・デ・ロス(3,613m)、氷河の右はポワント・ド・ムルティ(3,564m)。写真右にはモワリー人造湖の向こうにエラン谷奥の山々が並んでいます。

上の写真の右半分のアップ。写真左端の山がポワント・ド・モワリー(3,303m)、その右隣がツァ・ド・ラノ(3,368m)で、その右のクロンヌ・ド・ブレオナ(3,159m)との間にエラン谷奥のブクタン(3,838m)が覗いています。その右にはモン・ミネ氷河の奥にダン・ド・ベルトール(3,547m)、針のように尖ったエギュイーユ・ド・ラ・ツァ(3,668m)、ポワント・デ・ジュヌヴォワ(3,674m)、ダン・ド・ペロック(3,676m)と続きます。

ダン・ド・ペロックの右からはアローラ谷以西の山々が頭を覗かせています。左から順に、ピーニュ・ダローラ(3,790m)、白いラ・セルパンチーヌ(3,789m)、モン・ブラン・ド・シェイロン(3,870m)、グラン・コンバン(4,314m)、ギザギザに尖ったエギュイーユ・ルージュ・ダローラ(3,644m)、ポワント・ド・ヴワソン(3,490m)。

ポワント・ド・ヴワソンの右、西側にはどっしりとサスネール(3,254m)が聳えます。その左肩の鞍部がトラン峠。右肩には遠くダン・デュ・ミディ(3,257m)が見えています。

北西側には、眼下に4日前に歩いたバンドラのアルプと、その向こうにロック・ドルジヴァル(2,853m)。背後には氷河を抱いたヴィルトホルン(3,248m)。

北東側に見下ろすアニヴィエ谷。写真中央辺りがヴィソワ村です。写真上部はローヌ谷北側の山々で、左がヴィルトシュトルーベル(3,243m)、右がバルムホルン(3,699m)連峰。

ソルボワ峠に戻り、西側斜面をモワリー湖に向けて下ります。写真左上に見えている山はベック・ド・ボソン(3,149m)。右上がロック・ドルジヴァルとヴィルトホルンです。

次第に傾斜が緩やかになる草原の中をジグザグに下り、モワリー湖が近づいてきました。対岸の山が水面に映って綺麗です。

モワリー湖畔(海抜2,249m)に到着。写真右端にバス停とレストランがあります。我が家はジナール村でサンドイッチを買ってきたので、レストランには寄らず、バス停のトイレだけお借りしました。

モワリー・ダムの上から湖の奥を眺めます。写真左上のモワリー氷河の奥にグラン・コルニエ(左、3,962m)、ダン・ブランシュ(中央)、ダン・デ・ロス(右)が並び、その右にポワント・ド・ムルティ、更に右手前がポワント・ド・モワリーです。

モワリー・ダムの上から北側の谷(下流)を見下ろした図。午後の早い時間帯にはバスの便が無いので、サンドイッチを食べてから歩いてこの谷を下っていくことにします。写真左上にロック・ドルジヴァルが見えています。

モワリー・ダムの西縁から下り道に入り、ダムの直下まで下りてきました。ここから暫くは谷の西斜面を北へ進んでいきます。

途中で車道を渡り、ラ・グーグラ川の河原に下ります。ロック・ドルジヴァルを正面に眺めつつ谷を下っていきます。

谷が右手へ曲がる場所まで来ると、眼下にグリメンツの村が見えてきます。ジグザグに歩いて高度を下げた後、村に向かってまっすぐ進みます。

グリメンツ村のゴンドラリフト乗場前に到着。ここからは午後にもバス便があります。バスの出発時刻までの間、バス停前にあるホテル・アルピーナのテラスでビールを楽しみました。


トップページへ   前日へ   翌日へ