「夫婦で歩くスイスアルプス」

再びモーザーボーデン人造湖へ

2019年9月21日午後。ツェル・アム・ゼーの町へ戻ってきました。写真は町の中心部に建つローゼンベルク城。今は市役所になっています。この裏手にある郵便局前広場からカプルン谷行きのバスに乗り込みました。

終点のケッセルファル停留所で別のシャトルバスに乗り換え、レルヒヴァントの斜行エレベーター乗場に到着。暫く待っていると、巨大な箱型の乗物が下ってきました。大型バスも運べるだけの大きさがあり、元はダム建設のための大型車両を運び上げるために建設されたんでしょう。

斜行エレベーターに乗り込んだところ。後方に見えているのが乗ってきたシャトルバスです。エレベーターで上ると別のシャトルバスが待っています。シャトルバスと斜行エレベーターは有料ですが、我が家は「サマー・カード」を持っているので無料で乗れます。

モーザー・ダムの西縁に建つレストラン前に到着。6日前にカプルナー・テアル峠越えコースを歩いて到着した場所ですが、その際には「時間に追われて景色を楽しめなかった」とカミさんが言うので、再びやって来たという訳です。今日も時刻は既に15時半過ぎで、最終バスまで1時間余りしかありませんが…。レストランの右の峰がクロッケリン(3,422m)で、写真中央がヒンテラー・ブラチェンコップフ(3,413m)、その左にグローセス・ヴィースバッハホルン(3,564m)、オーベラー・フォッヒェツコップフ(3,159m)、ウンテラー・フォッヒェツコップフ(3,022m)が並んで見えています。

モーザーボーデン人造湖(海抜2,036m)の畔から山々を眺めます。左端がグローサー・ベーレンコップフ(3,396m)、そこから流れ下るベーレンコップフ氷河の右に黒く見えているのがクライナー・ベーレンコップフ(2,727m)、その右にミットレラー・ベーレンコップフ(3,358m)の頭を経て写真中央がシュヴァルツケップフル(3,124m)、写真右はシャットザイトケップフル(3,182m)とカーリンガー氷河です。

短時間で歩けそうな遊歩道「クロイターレーアプファート(草花探勝路)」に入ります。写真中央の峰がキッツシュタインホルン(3,203m)とその左手前にホーエス・バイル(3,100m)で、その左がゲラルコップフ(2,931m)。

遊歩道から見下ろすヴァッサーファルボーデン人造湖。湖の左に見える建物がゴール地点のフュルターモアールアルムのレストランです。湖の右の山はバウエルンブラッハコップフ(3,125m)で、その頂上の左がケンプセンコップフ(3,090m)、写真右上端がクライナー・テン(3,158m)。ダムの向こうに見えているのはシュミッテンヘーエ(1,965m)で、その左奥にレオガンガー・シュタインベルゲ山塊のビルンホルン(2,634m)、右奥にベルヒテスガーデナー・アルペンのカンマーリングホルン(2,484m)とホッホカルター(2,607m)。


圏谷を巻いて緩やかに下っていきます。今の時期は草花は少ないですが、滝も流れ下るゲラルコップフの東斜面が美しかったです。

牛達も放牧されていました。写真左の牛の背後がフュルターモアールアルムのレストランで、写真右の高峰がホーアー・テン(3,368m)です。

フュルターモアールアルムから振り返って眺めるモーザー・ダム。写真左上がクライネス・ヴィースバッハホルン(3,283m)で、ヴィーリンガー氷河を挟んで右にウンテラー・フォッヒェツコップフとその右奥にグローセス・ヴィースバッハホルン、写真中央がヒンテラー・ブラチェンコップフ、その右にクロッケリン、写真右端がグローサー・ベーレンコップフです。

グローサー・ベーレンコップフとベーレンコップフ氷河のズームアップ。氷河の下に見えているのがモーザーボーデンのレストランです。

クライネス・ヴィースバッハホルンとヴィーリンガー氷河末端のズームアップ。

フュルターモアールアルムのレストランに到着。最終バスの発車時刻が近いので、既に片付けが始まっていました。

レストラン前の停留所からシャトルバスに乗り込みました。6日前は最終バスだったので斜行エレベーターを経由せず長いトンネルを通ってケッセルファル停留所まで直通でしたが、今日は帰路でも斜行エレベーターに乗ることができました。

翌9月22日。ツェル・アム・ゼー駅から電車でシュヴァルツアッハ・ザンクト・ファイト駅へ出て、そこからザルツブルク経由のオイロシティに乗り換えてミュンヘンへ。今日はオクトーバーフェストの初日です。会場には行きませんでしたが、ミュンヘン空港のビヤガーデン「エアブロイ」でオクトーバーフェスト用の限定ビールが楽しめました。直行便では特典航空券が確保できなかったため、フランクフルト空港を経由して帰国しました。


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