「夫婦で歩くスイスアルプス」

クライン・マッターホルンとガンデック小屋へ

2018年8月19日。滞在中のアパートからバーンホーフ(駅前)通りを南下して村外れにあるゴンドラリフト乗場へ。今朝もマッターホルン(4,478m)が綺麗に見えているので、マッターフィスパ川に架かる橋の上で記念写真を撮ってもらいました。

トロッケナー・シュテークへ向かうゴンドラリフトから振り返って撮った写真。写真中央に見える山岳ホテル「シュヴァルツゼー」の前を経由し、一旦フルクの谷へ下ってから再び上って行きます。後方の山は左端がダン・ブランシュ(4,357m)で、その右にエービホルン(3,473m)、ホーヴェングホルン(3,672m)、モン・デュラン(独語名アルベンホルン、3,713m)を挟んで写真中央がオーバー・ガーベルホルン(4,063m)とその右隣にヴェレンクッペ(3,903m)、太いケーブルの右にウンター・ガーベルホルン(3,392m)とその右奥にツィナールロートホルン(4,221m)、写真右端がヴァイスホルン(4,506m)。モン・デュランの手前がアルベン氷河、ヴァイスホルンの左手前がロートホルン氷河です。


トロッケナー・シュテークに到着する直前のゴンドラから撮ったマッターホルン。その右肩にヘルンリ小屋が見えます。写真左端はフルクグラート連峰のフルケン(3,492m)で、手前の湖はテオドゥル氷河湖です。

トロッケナー・シュテークでロープウェイに乗り換え、下テオドゥル氷河を渡ってクライン・マッターホルン(写真左上、3,883m)の山頂へ。山岳交通機関で行ける欧州最高地点です。

クライン・マッターホルンに到着。先ず南側の雪原に出てみました。写真左端の建物が2013年に新設されたレストラン。写真右端の山はブライトホルン(4,164m)です。

雪原から眺めるイタリア側(西側)の眺望。右端の尖峰がダン・デラン(4,171m)で、その左は山腹にモン・ターベル氷河を纏ったグランド・ミュラーユ連峰のプンタ・マルゲリータ(3,906m)、写真中央で雲が掛かっているのがレ・ジュモー(3,878m)、その左の雲の上に出ている頭がグラン・コンバン(4,314m)、写真左端がモン・ブラン(4,810m)。左端手前はイタリア側からロープウェイが通じているテスタ・グリージャ(3,479m)で、その右の谷底にブルイユ・チェルヴィニア村が見えています。

更に左手(南西方向)にはグラン・パラディーゾ(4,061m)が遠望できました(写真左)。写真右はグリヴォーラ(3,969m)で、その左手前はモンテ・エミリウス(3,559m)です。

氷河の中に掘られた洞窟「氷河宮殿」に入りました。様々な氷像を巡って歩けるようになってましたが、姪っ子が大興奮したのはトンネル滑り台。4回も繰り返し滑って楽しんでました。

最後に観光客で賑わう山頂展望台へ。

クライン・マッターホルン山頂展望台から東側に間近に眺めるブライトホルン。その右奥に見えているのはリスカム(4,527m)で、更に右に少し低く見えているポルックス(4,092m)を挟んでカストール(4,223m)、その右奥がプンタ・ペラッツィ(3,906m)です。

ブライトホルン山頂のズームアップ。大勢の登山者が見えました。

ブライトホルンの左に並ぶミシャベル山群。右から順にシュトラールホルン(4,190m)、リンプフィッシュホルン(4,199m)、アラリンホルン(4,027m)、フェーコップフ(3,888m)、ラッキンホルン(4,010m)の頭を挟んでアルプフーベル(4,206m)、テッシュホルン(4,491m)、ドーム(4,545m)、シュテックナーデルホルン(4,241m)、ホーベルクホルン(4,219m)、ディルホルン(4,035m)の峰々で、その左奥にアレッチホルン(4,193m)やベルナー・アルプス方面も遠望できています。写真中央を左へ流れ下っているのがゴルナー氷河で、その向こう側の稜線がゴルナーグラート(写真中央に見えている山岳ホテルの右側のピークがホーテリ(3,275m))。テッシュホルンの下方がオーバーロートホルン(3,414m)で、その左手前が前日に登ったウンターロートホルン(3,104m)です。

北側は早くも山々に雲が掛かり始めてしまいました。左からマッターホルン、ダン・ブランシュ、グラン・コルニエ(3,962m)、モン・デュラン、オーバー・ガーベルホルン、ヴェレンクッペ、ツィナールロートホルン、モマン南峰(3,963m)、モマン北峰(3,863m)、シャーリホルン(3,975m)、ヴァイスホルン。写真右手前が下テオドゥル氷河、左手前が上テオドゥル氷河で、両者の間(ツィナールロートホルンの下方)に見える建物がトロッケナー・シュテークのロープウェイ駅です。

帰りのロープウェイからモンテ・ローザ連峰を撮ってみました。右端のリスカムの左からパロットシュピッツェ(4,432m)、ジグナールクッペ(伊語名プンタ・グニフェッティ、4,554m)、ツムシュタインシュピッツェ(4,563m)、最高峰のデュフールシュピッツェ(4,634m)、ノルトエント(4,609m)。その左はゴルナー氷河の奥にヴァイスグラート連峰のグローセス・フィラールホルン(3,676m)、チーマ・ブリオスキ(3,635m)、チーマ・ディ・ヤッツィ(3,803m)が並び、シュトックホルン(3,532m)を経て写真左端がシュトラールホルン。右手前は下テオドゥル氷河です。

トロッケナー・シュテークのロープウェイ駅(海抜2,939m)から短時間のハイキングに出発します。

先程乗ったロープウェイが行き来するのを右手に眺めながら、荒涼とした道を南へ緩やかに登って行きます。写真左端がマッターホルン、中央のダン・ブランシュの下方にテオドゥル氷河湖、右端が出発点のトロッケナー・シュテークのロープウェイ駅です。

行く手にガンデック小屋が見えてきました。その背後がブライトホルン、右の尖峰がクライン・マッターホルンです。

トロッケナー・シュテークから30分ほどでガンデック小屋(海抜3,030m)に到着。小屋の背後がモンテ・ローザ連峰、写真中央がリスカム、右がブライトホルンです。

ガンデック小屋のすぐ南側を下テオドゥル氷河が流れ下っています。写真右がクライン・マッターホルンで、左のブライトホルンは最も高い西峰の左が中央峰(4,159m)、その左の尖峰が東峰(4,139m)です。

ガンデック小屋から東側の眺望。右からリスカム、モンテ・ローザ連峰、ゴルナー氷河の奥にヴァイスグラート連峰、シュトックホルン、シュトラールホルン、リンプフィッシュホルン、アラリンホルン(写真左端)。写真右手前は下テオドゥル氷河の末端です。

ガンデック小屋のテラス席に座り、ブライトホルンを眺めながらランチを楽しみました。スープとレシュティをオーダーしましたが、姪っ子はレシュティを気に入ってほぼ一人でペロリと平らげました。


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