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「ガイスタークラム(精霊の峡谷)」の名のとおり、精霊が棲む場所とされているようで、あちこちに精霊の物語?を記した解説板が立っています。お母さんが子供に読み聞かせながら歩いてました。
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分岐を左折して下り、渓流を見下ろしながら歩ける鉄製の遊歩道に入ります。2006年に開設されたものらしいです。
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深い峡谷の底をロイタッシャー・アッヘ川の急流が流れています。
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鉄格子の道は足許が透けて見えるので高度感があります。
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途中に現れる「ガイスター・グロッテ(精霊の洞窟)」。ちょっと子供騙しっぽいですが。左目の電球が切れてるし…(笑)。
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ヘル橋で峡谷の左岸へ渡ると、道が左右に分かれます(写真右)。
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左手の道を登ると車道へ出ますが、その脇にヘル礼拝堂が建っています。1697年の記録が残る歴史ある礼拝堂である旨が左の壁に書かれていました。
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ヘル橋の袂まで戻り、左岸の遊歩道を更に下流へ進んでいくと、「パノラーマ・ブリュッケ(展望橋)」が架かっています。これを渡って写真右の森の中へ入ります。橋からは峡谷の出口方向にカールヴェンデル山群を眺められました。
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森の中で国境を越えてドイツに入ります。「注意、国境」と書かれた標識と、礎石があるだけ(礎石に掘られた「B」の文字はバイエルンのこと。反対側にはチロルを示す「T」の文字)。ドイツ側にはドイツ国旗とバイエルン州旗の色を使ったポールが立っています。ドイツを目指して押し寄せるシリア難民が連日テレビ等で報道されていますが、ここは静かな無人の国境でした(笑)。
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間もなく視界が開けて、レストラン「グレッチャーシュリフ」に到着しました。
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テラス席に陣取り、カールヴェンデル山群を眺めながら昼食をいただきました。地元ミッテンヴァルト産のビールが旨かったです(左が「ヘル」で右が「ヴァイセ」)。ヴィーナー・シュニッツェルも美味しかったですが、トンカツのような厚さでした…(笑)。
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レストラン「グレッチャーシュリフ」のテラスから見下ろすミッテンヴァルト市街。その後方奥の山はシェッテルカールシュピッツェ(2,050m)方面です。
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再びロイタッシャー・アッヘ川の畔まで下ってきました。峡谷の出口に建っている小さなカフェから見上げるカールヴェンデル山群です。最も高く見える頂がゲルバークロイツ(2,307m)、その左奥がノルトリッヒェ・リンダーシュピッツェ(2,372m)、右肩がズュートリッヒェ・リンダーシュピッツェ(2,305m)で、その右にズルツレクラムシュピッツェ(2,321m)を経てキルヒルシュピッツェ(2,301m)。写真左の尖塔はフィーラーシュピッツェ(2,054m)で、その右はクロイツヴァント(2,132m)を経てカールヴェンデルケップフェ(2,365m)です。
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カフェから峡谷の中へ遊歩道が延びています。ここだけ入場料(1人3ユーロ)が必要なので入るべきか迷いましたが、カミさんが入口の脇にあるトイレに行きたがったので、トイレ使用料込みなら良いかなと思って払いました(笑)。
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垂直に切り立った岩壁に板張りの歩道が付けられています。
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高さ23mの滝が見える場所で歩道は終わっていました。思ったより短かったですね。
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カフェからロイタッシャー・アッヘ川に沿って下流へ進み、ミッテンヴァルトの中心街へ。壁画の美しい家々が並び、観光客も多いです。ゼーフェルト村より落ち着いた雰囲気で気に入りました。
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教会前に建つ、17〜18世紀の地元バイオリン職人、マティアス・クロッツの銅像。ミッテンヴァルトをバイオリン製作の村として有名にした功労者です。近くに弦楽器の工房もありました。
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ミッテンヴァルト駅。ここから電車に乗ってゼーフェルト村へ戻りました。
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