「夫婦で歩くスイスアルプス」

アウクストマットホルン ハイキング

2016年9月11日。前日に成田発の直行便でチューリッヒ空港へ到着し、インターラーケン市内のB&Bにチェックインしました。今朝はまずまずの晴天なので、早速ハイキングに出掛けます。シャール橋を渡ってアーレ川の北岸へ。左に見えるのは19世紀に造られた水門です。今日は日曜で商店が開いていないと思い、インターラーケン西駅の売店で菓子パンとバナナを昼食用に買ってきましたが、シャール橋の袂に営業しているパン屋がありました。ここで買えば良かったなぁと後悔…。

アーレ川沿いの遊歩道ウンテレ・ゴルデイを東へ歩いて行きます。

鉄製の歩道橋、ゴルデイ橋の袂を通過。

続いて鉄道線路の下を潜ります。

ハルダー・クルム行きケーブルカーの山麓駅に着きました。

9時40分発の便に乗って山上駅に到着しました。

山上駅から西へ少し歩くとハルダー・クルムのレストラン(海抜1,322m)に至ります。レストランの奥に展望プラットフォームがあります(写真左)。ここへ来たのは19年振りですが、昔より華やかになっている気がしました。

ハルダー・クルムから見下ろすインターラーケン市街。その奥はヴィルダースヴィール村です。背後の谷の向こうにベルナー・アルプスが見える筈なんですが、残念ながら逆光でハッキリしません。写真左上の山はシーニゲ・プラッテ(2,100m)で、右上はヘーイ・スルエック(2,413m)とその左手前にベレヘーヒスト(2,095m)。

出発がやや出遅れ気味ということもあり、レストランや展望テラスには立ち寄らず、早速にハルダー尾根のハイキングコースへ入りました。スイス国旗の左側の峰はモルゲンベルクホルン(2,249m)で、これとヘーイ・スルエックとの間に見える峰がシュヴァルメルン(2,777m)です。

ローテフルー(1,730m)の切り立った崖の下を通過。

樹林帯を抜け、ホーレットアルプに出てきました。写真右の農家小屋の背後が目指すアウクストマットホルン(2,137m)で、その右隣の尖峰はスッキトゥーレ(2,085m)。写真左端はホーガント連峰、中央左寄りの雲の下がシュラッテンフルー連峰で、その右奥にシャーフマット(1,978m)とフュルシュタイン(2,040m)が見えています。

ホーガント連峰の最高峰、フルケギュッチ(2,197m)のズームアップ。

シュラッテンフルー連峰のズームアップ。左がシーベンギュッチ(2,037m)、中央が山塊最高峰のヘングスト(2,093m)、右がベーリ(1,863m)です。

ホーレットアルプから北西側の眺望。写真中央奥がソルフルー連峰のジーベン・ヘングステ(1,951m)で、左はゲンメンアルプホルン(2,061m)、中央手前の日陰になっている谷間がハプケルン村です。写真右端はホーガント連峰のトローゲホルン(1,973m)。

草原の尾根から右手に見下ろすブリエンツ湖。対岸の左で半島状に見えているのがイゼルトワルト村です。

スッキトゥーレへの登り道の手前で小休止し、持参した食料で腹ごしらえ。カミさん曰く、「あれに登るの〜?マジ?」 …ハイ、マジです(笑)。

気分の良い草原の尾根道を進みます。

スッキトゥーレの狭い山頂。見た目ほど険しい道ではなく、カミさんも余裕の表情で登れました。

スッキトゥーレ山頂から東に眺めるブリエンツ湖北岸の山々。写真左端が本日の目的地、アウクストマットホルンで、その右奥がタンホルン(2,221m)。写真中央の白い雲の下がブリエンツァー・ロートホルン(2,350m)です。手前の湖畔はオーバーリート村で、湖の奥がブリエンツの町です。

スッキトゥーレ山頂から南西側の眺望。歩いてきたハルダー尾根の向こうにトゥーン湖が見えています。手前のブリエンツ湖畔はリンゲンベルク村です。

スッキトゥーレ山頂から更に東へ。短い急坂を下れば、後はなだらかな草原の尾根がアウクストマットホルンまで続いています。

雲の間から辛うじてメンヒ(4,107m)の姿が撮れました。

アウクストマットホルン山頂に到着。こちらは比較的広い山頂で、多くのハイカーがブリエンツ湖を眺めながら寛いでました。

アウクストマットホルン山頂から南西側にスッキトゥーレと歩いてきた尾根を眺めた図。手前のブリエンツ湖畔はニーダーリート村です。

アスクストマットホルン山頂から北東側に眺めるタンホルンと、その右奥にブリエンツァー・ロートホルン。左手前の草原の頂はヴィトロウヴィホーレン(2,106m)です。

アウクストマットホルン山頂から草原の斜面を西へ下ります。写真右に見えているロンバッハアルプのレストランを目指します。

ハイカーで賑わうロンバッハアルプのレストラン(海抜約1,560m)。我が家もテラス席に座り、ビール(カミさんはシードル)で喉を潤しました。

ロンバッハアルプからは17時にハプケルン村行きの乗合いタクシーが出るんですが、未だ1時間以上の待ち時間があって、歩いて下っても同じくらいの時刻に着けそうだったので、頑張ってハプケルン村まで歩くことにしました。途中から車道を離れ、放牧地の中に付けられた木道を気分良く進みました。写真右上が登頂したアウクストマットホルンです。

農家小屋が点在するシュヴェンダルミを通過。写真は歩いてきた方向を振り返ってアウクストマットホルンを撮っています。

草原の斜面に広がるハプケルン村の家並みが近づいてきました。但し、ハプケルン村との間には谷があって、これを越えるための下り道が疲れた足にキツかったです。

左手には朝方に歩いたハルダー尾根の岩壁が夕陽に照らされて輝いていました。

ハプケルン村で夕食を摂ってから帰るつもりでしたが、到着したらちょうどポストバスがやってきたので乗ってしまいました。騒がしいインターラーケン市内のレストランに入る元気は無く、再び西駅の売店へ行ってサラダとナッツとワイン・缶ビールを買い、宿の部屋で夕食にしました。


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