「夫婦で歩くスイスアルプス」

イスコーゲル〜クロイツヨッホ縦走ハイキング

2017年8月18日。マイヤーホーフェン駅前からケーニヒスライテン行きのバスに乗り、ゲルロス村を過ぎた停留所で下車。近くにあるゴンドラリフト「イスコーゲルバーン」の乗場へ向かいます。このゴンドラリフトも「ツィラータール・アクティブカード」でそのまま乗れます。


「イスコーゲルバーン」の山上駅に併設されたレストラン「アレーナ・ツェンター」(海抜1,900m)。背後の湖はドゥルラスボーデン人造湖で、その向こう側はザルツブルク州です。なだらかな草原の山はプラッテンコーゲル(2,039m)。

山上駅の周辺はラッチェンアルムと呼ばれる広大な草原です。写真中央のゴンドラが乗ってきた「イスコーゲルバーン」で、左にドゥルラスボーデン人造湖とプラッテンコーゲル。写真右上の峰はヴィルトカールシュピッツェ(3,073m)で、その左にロスコップフ(2,606m)、更にその左奥でピョコンと尖っているのがヒュッテルタールコップフ(2,962m)です。

ラッチェンアルムには子供向けの遊具が置かれているエリアがありました。

ラッチェンアルムの上手にある貯水池。

貯水池の西側から放牧地の中の道を登ってイスコーゲル山頂(前を行くカミさんの前方に見える山)を目指します。

イスコーゲル山頂(2,268m)。ハイカーの後方に見えている頂が、これから向かうクロイツヨッホです。

イスコーゲル山頂から南西側の眺望。写真右端の頂がミッターコップフ(2,308m)、その麓に見える建物がインネラーテンカールアルムで、そこから農道が延びている先の頂がリヒトベルク(2,278m)、中央左寄り手前がゲルロスタールヨッホ(2,156m)。ゲルロスタールヨッホの後方にトーアヘルム(2,452m)とその背後にアホルンシュピッツェ(2,973m)、その左にブラントベルガー・コルム(2,700m)、ローファールシュナイデ(2,666m)、ガムスコップフ(2,643m)、オイセラー・ファルク(2,668m)、インネラー・ファルク(2,669m)と並び、写真左端がホッホシュタインフレッヒェ(2,769m)です。リヒトベルクの背後にミットレレ・グリンベルクシュピッツェ(2,867m)とその右にヘレンシュタイン(2,874m)、左にはホッホフェルト(2,350m)とその背後にトリストナー(別名ヤウンシュピッツェ、2,767m)が見えています。

イスコーゲル山頂から南側の眺望。写真中央のシェーナッハ谷の奥に聳えているのはライヒェンシュピッツェ山群で、左はヴィルトカールシュピッツェ、写真右端のヴィンマー谷の奥はシュネーカールコップフ(2,845m)です。

イスコーゲル山頂の北東側。クルムバッハ谷を隔てて写真中央がカステンヴェンデンコップフ(2,329m)、左がシュヴァルツァー・ベーア連峰(2,362m)、右がオクセンコップフ(2,469m)とその右にファルシュリーデル(2,420m)。オクセンコップフの左にザルツァッハガイアー連峰(2,469m)が覗いています。

イスコーゲル山頂から尾根伝いに西へ進みます。写真は振り返ってイスコーゲルを撮ったもの。

スキーリフトの山上駅の脇を乗り越すと再び貯水池が現れます。右の高く見えている頂の左奥のピークが目指すクロイツヨッホ山頂。その左はガムスケップフル(2,476m)を経て写真左端がミッターコップフです。

貯水池を過ぎると次第に岩場の本格的な登り道になってきます。写真中央奥は貯水池から高く見えていた無名峰で、先ずはそこまで登ります。

無名峰を登り越すと、ようやくクロイツヨッホの山頂が間近に見えました。尾根伝いに進みます。

尾根の右手(北側)には池塘が点在するヴィルデ・クリムルの高層盆地が広がっています。写真右のランゲルン湖の後方の頂がカッツェンコップフ(2,535m)で、左の日陰になっている山はリフラーコーゲル(2,494m)です。

クロイツヨッホ山頂(2,558m)に到着。ここで持参したおにぎりを食べました。

クロイツヨッホ山頂から東側を撮った写真。ベンチに座っているハイカーの左側に見える尾根が登ってきた道です。写真中央奥がザルツァッハガイアー連峰、その左で黒く見えているのがアライテンシュピッツェ(右、2,449m)とシャーフジーデル(左、2,447m)、写真左端手前はトーアヘルム(2,494m)です。ザルツァッハガイアー連峰の右はクレンドルホルン(2,444m)、オクセンコップフ、ファルシュリーデル、バウムガルトガイアー(2,392m)、ラウプコーゲル(2,317m)とその手前にケーニヒスライテンシュピッツェ(2,315m)、ゲルンコーゲル(2,267m)と並んでいます。
手前に座っている赤帽・赤シャツの小父さんは、前日まで3日間連続で山で出遭った方で(いつもこの格好なので目立つんですよね)、ギンツリング村辺りに滞在してトゥクス谷の奥を精力的に歩かれているんだろう、くらいに思ってましたが、今日は少し違った方向の山へ来たのに再び一緒になったので驚きました。驚いたのは小父さんも同様だったようで、「4回目だよ。信じられない!」と意気投合。「何かのご縁」と写真を撮り合いました。英国から一人で山歩きに来ておられる由でした。

クロイツヨッホ山頂から南東側の眺望。写真左の貯水池を抱いた小山が歩いてきたイスコーゲルで、その背後がドゥルラスボーデン人造湖、右が出発点のラッチェンアルム。写真中央の谷はインネラーテンスアルムで、右手前の小山がゲルロスタールヨッホです。

クロイツヨッホ山頂から南側の眺望。写真中央がシェーナッハ谷とライヒェンシュピッツェ山群、その左がヴィルトカールシュピッツェ、写真左端がヒュッテルタールコップフ。写真右に見える2本の谷は左がヴィンマー谷で、右がシュヴァルツァッハグルント。右手前の湖はインネラーテン湖です。

ライヒェンシュピッツェ山群のズームアップ。写真左端がヴァイスカールコップフ(2,850m)で、その右隣がジッヒェルコップフ(2,982m)、その右にガブラー(3,263m)、ライヒェンシュピッツェ(3,303m)、ハーネンカム(3,209m)、ヴィルトゲルロスシュピッツェ(3,280m)、シュネーカールシュピッツェ(3,209m)、クーヒェルモースコップフ(3,214m)が並び、シェーナッハシュナイトの尾根を経て写真右端がツィラーコップフ(2,995m)です。山腹を覆うシェーナッハ氷河は消滅しかかってる感じですね。中央手前はキルヒシュピッツェ(2,312m)で、その下方にフュルストアルムの農家小屋群が見えます。

ヴィンマー谷(左)とシュヴァルツァッハグルント谷(右)方面のズームアップ。写真左端がツィラーコップフで、ヴィンマー谷の奥に覗いているのはツィラーグルント谷の奥に位置するクラインシュピッツェ(3,170m)とその左にイタリア国境の山ラウフコーフェル(3,251m)。写真中央の峰は左から順にアウカールコップフ(2,736m)、シュネーカールコップフ、ロートコップフ(2,819m)、ガムスカールコップフ(2,790m)、ヘーエンベルクカールコップフ(2,791m)。シュヴァルツァッハグルント谷の奥に覗いているのはホーエ・ヴァルテ(3,097m)とその右にホーアー・リブラー(2,975m)。写真右端はホッホシュタインフレッヒェです。

クロイツヨッホ山頂から南西側の眺望。写真左端手前がガムスケップフルで、その後方はガムスコップフとその右に連なるローファールシュナイデ、ブラントベルガー・コルム、一段下がってトーアヘルム、ガイスコップフ(2,277m)を経て写真中央がホッホフェルトとその右下にゲルロスシュタインヴァント(2,166m)、写真右手前がカールシュピッツェ(2,257m)です。カールシュピッツェの後方にミットレレ・グリンベルクシュピッツェとその右隣にヘレンシュタイン、ホッホフェルトの右後方にトリストナー、トーアヘルムの右後方にアホルンシュピッツェ。その左にポップベルクシュピッツェ(2,891m)、ヴィルヘルマー(2,937m)、ムグラー(2,958m)、グルントシャルトナー(3,065m)、ロスヴァントシュピッツェ(3,157m)と連なり、写真左端奥がフォルデレ・シュタンゲンシュピッツェ(3,127m)です。

クロイツヨッホの西側の山腹にも湖が点在しています。写真左がウンテラー・プラッツル湖で、右手前がオーベラー・プラッツル湖、その奥にプファン湖を挟んでカールシュピッツェの手前にロス湖。写真右手前に見える建物は冬季のみ営業しているレストラン「アレーナ・シュタドル」で、その後方の山はマルヒコップフ(2,499m)とその右にギルファート(2,506m)。写真中央奥の山がラストコーゲル(2,762m)です。

尾根上の道を辿って西へ下ります。写真は振り返って撮ったクロイツヨッホ山頂。

尾根上のユーバーガングスヨッホからスキーリフト「クリムル・エクスプレス」のケーブルに沿って眼下のレストラン「アレーナ・シュタドル」(海抜2,400m)へ下ります。

更に山腹をずんずん下り、レストラン「クロイツヨッホアルム」(海抜2,100m)を通過。ここも冬季のみの営業です。

「クロイツヨッホアルム」の前から西に、本日のゴール地点であるローゼンアルムのゴンドラリフト駅が見下ろせました。その背後の谷底にツェル・アム・ツィラー村が見えます。後方の山は右がマルヒコップフ、左がラストコーゲルです。

咲き誇るヤナギラン越しにツィラー谷の下流方面を見下ろした図。写真中央のツィラー川沿いはアシャウ村で、その右奥がカルテンバッハ村方面です。写真左の丸い頂がクーメーザー(2,264m)で、その右隣がケラーヨッホ(2,344m)。クーメーザーの左に覗いているのはカールヴェンデル山群のホッホカンツェル(2,575m)とその左にグローサー・ベッテルヴルフ(2,726m)。ケラーヨッホの右に覗いている頭がゾンヨッホ(2,457m)、写真中央奥がモーントシャインシュピッツェ(2,106m)、その右にゼーベルクシュピッツェ(2,085m)を挟んで写真右がローファン山塊のホッホイス(2,299m)です。

クロイツヨッホ小屋(海抜1,905m)に到着。テラス席で気分良く「ツィラータール・ビール」を飲んで休憩しました。

更に緩やかに下ってゴンドラリフト「ローゼンアルムバーン」の山上駅(海抜1,744m)にゴールイン。「ツィラータール・アクティブカード」を使って乗り込みます。

ゴンドラリフト「ローゼンアルムバーン」は眼下のツェル・アム・ツィラー村に向かって下ります。写真右はローアベルク地区に建つ休暇用シャレー「グリントアルム」です。

ツェル・アム・ツィラー村の外れにある「ローゼンアルムバーン」の山麓駅。台車型の滑り台「アレーナ・コースター」をはじめ様々な遊戯施設があり、家族連れで賑わっていました。左の黄色い象は「ファンティ」という名のマスコットで、今日歩いた「ツィラータール・アレーナ」地域ではあちこちで見掛けました。ここから路線バスに乗ってマイヤーホーフェン村へ戻り、暑かったので村内のパン屋兼カフェ「コストナー」でアイスクリームを買って食べました。


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