「夫婦で歩くスイスアルプス」

ロック・ド・シェール自然保護区ハイキング

2013年4月15日。アヌシー駅前のターミナルから路線バスに乗り、アヌシー湖東岸の村マントン・サン・ベルナールにやってきました。後方に見えている山はモン・バレ(1,243m)。

マントン・サン・ベルナール村の中心から南西方向へ歩き、レ・バン地区へ。写真中央のモン・バレの左奥がモン・バロン(1,299m)を経てモン・ヴェリエ(1,291m)方面です(写真の左手にはアヌシー湖が広がっています)。モン・バレの右奥はル・パルムランの支峰で、その手前にマントン城が見えています。

マントン城のアップ。背後の丸く突き出た岩山はテッタ・テュルパン(1,541m)です。

レ・バン地区から「ロック・ド・シェール自然保護区」に入ります。静かな森の中に遊歩道が続いています。

右手にはアヌシー湖が見えます。対岸はサン・ジョリオ村で、その背後の山はセムノー山脈の最高峰クレ・ド・シャティヨン(1,699m)です。

左手にはゴルフ場が広がっています。背後に聳える山はダン・ド・ランフォン連峰(1,824m)とその右にル・ランフォネ連峰(ロシュ・ミュラ、1,768m)。

やがて平らで大きな岩の上に出てきます。アヌシー湖を眺めながら休んでいる先客がいました。対岸はデュアンの半島で、その背後にレ・ボージュの山々が美しく並んでいます。右端の山はロック・デ・ボー山脈(1,774m)。

眺望の良い岩から少し東へ進むと、「ベルヴェデール(展望台)」への道があります。

展望台からはアヌシー湖の南半分が一望です。写真左端は湖畔リゾート村のタロワールです。

展望台から眺めるレ・ボージュ山群のアップ。左から順にポワント・ド・ラ・サンビュイ(2,198m)、ポワント・ド・ヴェラン(1,783m)、山群最高峰のポワント・ダルカロ(2,217m)、ル・シャルボン山脈のポワント・ド・バン・プラ(1,907m)。右手前はル・タイユフェール山脈で、その更に手前に見えるデュアン半島の先端にはリュフィー城が建っています。

タロワール村の全景と、その背後に聳えるラ・トゥルネット山(2,351m)。

ラ・トゥルネット山のアップ。

ラ・トゥルネットの左にはダン・ド・ランフォン連峰(左)とル・ランフォネ連峰(右)。

南向きの斜面には黄色い花があちこちに咲き出していました。

展望台からタロワール村の湖岸に下りました。湖の向こう側に見える山が歩いてきたロック・ド・シェール(651m)です。

湖畔に建つ高級ホテル「ラベイ」。その名のとおり元は修道院だった建物です。昼食時なんですが、高級すぎて入る気になりませんでした。

高級ホテルを除くとタロワール村で営業しているレストランは見当たらず(シーズン前の平日ですから仕方ありませんね)、この時間帯にはアヌシーへ戻るバス便も無いので、空腹を抱えつつ車道沿いにマントン・サン・ベルナール村の方向へ歩き始めました。…すると、途中のペロワ地区でレストランを発見。隣がパラグライダーの着陸場になっていて、その方々のための施設という感じでした。昼食時をかなり過ぎていましたが、定食を摂れるか訊くと店員がシェフに確認して「OK」とのこと。リーズナブルな料金でボリューム満点の食事ができて満足でした。

そのまま歩いてマントン・サン・ベルナール村へ。バスの通過時刻まで未だ時間があったので、アヌシー湖畔まで下りてみました。写真は北側(アヌシー方向)の眺めです。

マントン・サン・ベルナールの船着場から南側の眺め。入江の対岸に建っているのは高級ホテル「ル・パラス・ド・マントン」です。その右にル・シャルボン山脈とロック・デ・ボー山脈。

ダン・ド・ランフォン連峰、ル・ランフォネ連峰、ラ・トゥルネット山を眺めつつマントン・サン・ベルナール村の中心へ。路線バスでアヌシーに戻りました。

翌4月16日は電車でシャンベリの街へ行き、旧市街を散策しながら買物や博物館を楽しみました。写真はシャンベリの代表的なモニュメント「象の噴水」です。


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