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歩く右手に聳えるチーマ・サン・ジャコーモ(3,281m)。手前の谷底にはダム湖が見えています。
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チーマ・サン・ジャコーモの左にはフォルニ氷河が眺められます(一面の銀世界で何処までが氷河なのか分かりづらいですが…笑)。写真左がチーマ・ディ・ペイオ(西峰3,549m)、中央がプンタ・カディーニ(3,524m)、右がプンタ・サン・マッテオ(3,678m)のようです。手前の斜面に見えている建物がブランカ小屋かと思いましたがこれは牧畜農家小屋で、ブランカ小屋はその上方の岩山の向こう側に隠れています。
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道は次第に北へ方向を変えてチェデック谷の奥へ緩やかに登っていきます。周囲はますます雪が深くなってきましたが、幸い道の上には雪が無くて助かりました。
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チェデック谷の奥に建つピッツィーニ小屋(海抜2,706m)が近づいてきましたが、何ということでしょう、かなり激しく雪が舞ってきました。
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ピッツィーニ小屋の東向きエントランス。ここで昼食を摂ることにします。中の食堂はとても広かったですが、暖をとるトレッカー達でいっぱいでした。
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この混雑じゃ料理が出てくるまで時間がかかるとみて、ゆっくり腰を落ち着けて食事を楽しもうと、白ワインとスープとポレンタを注文。最後に出てきた写真のポレンタがとても美味でした。
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食事をしている間に天候が回復することを期待したんですが、雪は止む気配がありません。行く手に見える橋でチェデック谷の東斜面へ渡り、チーマ・サン・ジャコーモに向かって下っていきます。こちら側の道は細くて、積雪と牛糞でぬかるんでいて歩きづらいところもありました。
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歩いてきたチェデック谷の奥を振り返って。左斜面に見えるのがピッツィーニ小屋に向かって歩いた道です。ピッツィーニ小屋の背後にはグラン・ゼブルー(独名ケーニヒスシュピッツェ、3,851m)が聳えている筈なんですが、残念ながら雪に煙ってよく見えません。
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東斜面の道はやがて水平からやや登り気味となり、谷底や往路に歩いた西斜面の道を見下ろす感じになってきます。
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チェデック谷の出口近くまで戻ってきました。ややガレた斜面をトラバースしながらフォルニ谷の奥に向かって左手(東)へ回り込んでいきます。積雪があるので慎重に進みます。
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チェデック谷の出口付近から、フォルニ氷河を源とするフロドルフォ川の上流と、その向こうにフォルニ谷の下流(サンタ・カテリーナ村方面)を見下ろして。
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岩場の斜面をトラバースして回り込むと、ブランカ小屋(海抜2,493m)が現れました。背後にはパロン・デ・ラ・マーレ(3,703m)が聳えている筈なんですが…。
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ブランカ小屋の前には大きな雪だるまが作ってありました。
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ブランカ小屋の前から眺めるフォルニ氷河の末端。写真左端に見えている池はロゾーレ湖と呼ばれているようです。
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雪道を長く歩かされたカミさんのご機嫌が斜めなので、小屋の中には入らず、トイレだけお借りして早々に帰路につきました。小屋から先は広い道が谷底に向かって下っています。
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下り道の途中から振り返って撮ったフォルニ氷河の末端とチーマ・ディ・ペイオ。
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谷底のダム湖の近くまで下ってきました。後方の山は左がモンテ・ソブレッタ、右がボルミオ村からロープウェイが通じているモンテ・ヴァッレチェッタ(3,148m)です。
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フォルニ小屋から先は往路と同じ道を辿って下ります。サンタ・カテリーナ村が近づいてきた頃、ようやく青空が広がってきました。
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サンタ・カテリーナ村の手前からフロドルフォ川の左岸へ渡ってみました。かなり遠回りになってしまいましたが、川沿いに静かな遊歩道が続いていて、ベンチで休憩しながらのんびり歩きました。
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停留所で帰りのバスを待ちつつ、サンタ・カテリーナ村の中心部を撮ったもの。小洒落たホテルや商店が並んでいて、ここも静かに滞在するには良さそうな村です。
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