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森の中に入って「モース」と地名表記のある分岐点で北寄りの登り道に入ると、間もなく農家小屋が建つラリのアルプに出ます。写真右に見える分岐を西へ折り返すように進むとオクセンコップフの肩まで登れそうだったんですが、案内標識が無かったので諦め、そのまま広い道を東へ登ってきました。シルベレンの右奥に見えてきた山はミーゼレンシュトック(2,199m)。
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ラリの上手にあるラトリスの農家小屋を過ぎると、オクセンコップフの東稜を見上げながらジグザグの道を登ります。
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更に上手にあるケンゲルの農家小屋を通過。この先で徐々に登りの傾斜が緩やかになると分岐が現れます。左手の道はレンゲンエック峠を越えてオーバーゼー谷に至りますが、我が家は右手へ進みます。
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やがて現れるウンター・レンゲンエックの農家小屋(海抜1,560m)。周囲に広大な牧草地が広がっています。
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ウンター・レンゲンエックから北側に眺めるムッテリシュトック(左、2,294m)とレーデルテンシュトック(右、2,295m)。写真右端がレンゲンエック峠(1,814m)です。
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道は更に東へ続いていますが、今日は異常に暑くて(この辺りでも30℃はあったと思います)バテてしまったので、ここで引き返すことにしました。同じ道を戻る途中、シルベレンとミーゼレンシュトックの間にカイザーシュトック(2,515m)方面と思しき山が遠望できました。
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モースの分岐を左折してクレンタール湖畔へ向かいます。背後のグレールニッシュ山塊のピークは右から順にミルヒプランゲンシュトック、ネーベルケップラー、ウッサー・フュールベルク、ルーヘン、フォルダー・グレールニッシュ。地層の縞模様が美しいです。
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クレンタール湖の最奥部の湖畔フォラウエンに到着。
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フォラウエンに建つガストハウス。リーヒザウ行きのバスを待つ間、テラス席で山々と湖を眺めつつ休憩することにしました。
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ガストハウス「フォラウエン」で飲んだ地元グラールス州産のビール「アドラー・ブロイ」。580mlも入った大瓶が嬉しいです。喉が渇いていたので、1人1本あっという間に飲み干してしまいました。
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夕食前に物凄い雷鳴とともに土砂降りの夕立がやってきました。宿のスタッフは「夏はいつもこんな感じよ」と涼しい顔で言ってましたが、夕方までハイキングしていた人達はずぶ濡れ。我が家は早めに宿へ戻ってラッキーでした。翌朝は雨も上がり、前日とは打って変わってひんやりした空気が清々しいです。宿の前には放牧場が広がり、牛達が朝のお食事中でした。
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宿からロスマッター谷方面への遊歩道に入って南側の高台に登ると、逆光の朝日に輝くクレンタール湖が眺められました。朝食後、ポストバス・電車・ケーブルカーを乗り継ぎ、今日から滞在するブラウンヴァルト村の休暇用アパートへ移動しました。
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