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シュライフェンの一軒農家を過ぎた先から本格的な急斜面の登りになりましたが、切り立った大岩の脇に石段が整備されていて、思ったよりも歩きやすい道でした。
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急坂を登り切った場所に建つフィージシャーフベルクの牧畜小屋(海抜2,094m)。石のベンチがあり、一息入れるのに最適です。背後の山はユッセレ・フィージシュトック(2,946m)。
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フィージシャーフベルクから見下ろすカンデルシュテーク村。写真左はフィルストとその右にホーヴァング、中央奥はニーゼンとその左にフロンベルクホーレ、ドゥルーネングアルム、シュタントホーレ(2,339m)、シュタイシュラークホーレ(2,321m)、チッパレレホーレ(2,398m)。右はサッテルホーレ(2,376m)とその左奥にゲーリホルン(2,130m)です。
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フィージシャーフベルクの牧畜小屋から雪崩防止柵の間を通って南へ進みます。後方の山はサッテルホーレの右にビーレ、ツァレルスホルン(2,743m)、デュンデンホルン(2,862m)、ブントシュトック(2,756m)と、エッシネン湖北側の峰々が並んでいます。
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突然に広い草原へ出てきました。急峻な斜面の上にこんな平地があるのが不思議な感じです。東側で間近に聳えているのはインネレ・フィージシュトック(2,787m)で、写真左奥がユッセレ・フィージシュトックです。
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平坦な草原の先は西側へ突き出た天然のステージのようになっていて、ここが本日の目的地、イェーガートッセ(海抜2,155m)です。三方が垂直の絶壁で切れ落ちています。正面の山はグロース・ローナー山塊。
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イェーガートッセの平原の西端に小さな十字架が立っていました。写真は北側に見下ろすカンデルシュテーク村です。
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イェーガートッセから西側に眺めるグロース・ローナー山塊。写真中央で高く見えているのがヒンデレ・ローナー(2,929m)で、その左隣がミットレレ・ローナー(3,002m)、更に左に山塊最高峰のフォルデレ・ローナー(3,049m)。写真右はクリーネ・ローナー(2,587m)とその右奥にブンダーシュピッツ(2,546m)。写真左はゲッリホーレ(2,284m)で、その背後にチンゲルロッホティックホルン(2,735m)の頭が覗いています。
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イェーガートッセから南西側の眺望。ゲッリホーレとチンゲルロッホティックホルン(写真右)の左がヴィルトシュトルーベル(3,244m)で、その左でピョコンと目立っているのがシュテークホルン(3,146m)。シュテークホルンの左は奥にシュネーホルン(3,178m)を挟んでローテ・トッツ(2,848m)、ロートホルン(3,103m)、シュヴァルツホルン(3,105m)と続いています。シュテークホルンの手前がフェルスホーレ(2,782m)、その更に手前にヴィシ・フルー(2,472m)。写真中央の高層平原はシュピッテルマッテで、右手前に見える送電線の下がロープウェイの山上駅があるスンビュールです。写真左上の高峰はリンダーホルン(3,448m)で、その右肩の支峰クリ・リンダーホルン(3,003m)の向こう側にゲンミ峠があります。
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イェーガートッセから南に眺めるバルムホルン(左、3,698m)とアルテルス(右、3,629m)の連山。これを間近に眺めたくて登ってきました。アルテルスの右肩の支峰はオーベルス・ターテリスホーレ(2,962m)。
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バルムホルン、アルテルスの両峰とバルムホルン氷河のズームアップ。草原の真ん中に座り、持参したおにぎりで昼食にしました。
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来た道をフィージシャーフベルクの牧畜小屋まで戻り、その背後のイム・タールというガレた谷を渡ってフィージアルプに入ります。ユッセレ・フィージシュトック(写真中央)の西側に広がる広大な草原の緩斜面です。
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フィージアルプの北端に建つ牧畜小屋(海抜1,964m)。ここから急坂の下り道になります。
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分岐を右折して青色コース(=上級者向け)の「フェルゼンプファート(絶壁の小道)」へ。我が家はこれまで殆ど青色コースを歩いたことがないんですが、いつもアドバイスを頂戴しているハイジさまから「ごく短い区間だから大丈夫」と励ましていただき挑戦することにしました。垂直に切り立った岩壁に沿って細い道が続いています。この先に短い鉄梯子もありました。ワイヤーロープの手摺が設置されていて、高所恐怖症のカミさんも何とか通過できました。
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「フェルゼンプファート」を進む際、前方に目的地のドルデンホルン小屋が見えました(写真左端)。写真右上の高峰がオーベレ・エッシネン氷河を纏ったブリュムリスアルプホルン(3,661m)で、その右(写真右端)がエッシネンホルン(3,486m)。写真中央の峰はブリュムリスアルプ・ロートホルン(3,297m)です。
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オーベレ・ビーベルクの緩斜面へ出てきたところで振り返って撮った写真。切り立った岩壁ヴァントビルクの右端が、今通ってきた「フェルゼンプファート」です。この岩壁の上に先程歩いていたフィージアルプがあります。
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オーベレ・ビーベルクを緩やかに登り返し、ドルデンホルン小屋(海抜1,915m)に到着。小さいながらも石造りの堅固な山小屋です。
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ドルデンホルン小屋のテラス席でカンデル谷を見下ろしつつアッペンツェル産の白ビール(カミさんはリヴェッラ)を飲みました。写真左上の峰がフィルストで、その右にホーヴァング、シュタント(2,320m)、ゴリッチェ峠の鞍部を経てエルジックホルン(2,341m)です。
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ドルデンホルン小屋から少し上手へ登ると、エッシネン湖がよく見えました。写真右上がブリュムリスアルプホルン、その左にブリュムリスアルプ・ロートホルン、ホーテュルリ峠、シュヴァルツホーレ(2,786m)、ブントシュトックと連なり、写真左端がデュンデンホルンです。
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ドルデンホルン小屋から見上げるドルデンホルン(中央奥の白峰、3,638m)。右の大きな岩山は支峰のドルデンシュトック(3,222m)で、左の斜めに突き出た奇岩はビム・シュピッツェ・シュタイ(2,829m)です。
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ヴァントビルクの岩壁の手前まで来た道を戻り、分岐を右折して樹林帯を下ります。再び現れる分岐で右へ辿ると、滝のような急流を渡って東へトラバースしていきます。
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再び岩壁の脇を下る箇所がありました。ここは「青色コース」ではありませんが、歩き疲れたカミさんは遂にご機嫌斜めになってしまいました…(苦笑)。
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エッシバッハの河岸に近いエッシヴァルトの林道まで下ってきました。ここからドルデンホルン小屋へ荷上げ用のケーブルが設置されています。写真では分かりづらいですが、ケーブルの先が山上に建つ小屋まで繋がっているのがハッキリ見えました。
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エッシネン湖から流れ下っているエッシバッハ川に沿った道を西へ下ります。
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エッシバッハ川に架かる橋の上から眺めるブリュムリスアルプ連峰。中央がブリュムリスアルプホルン、右がエッシネンホルン、左がブリュムリスアルプ・ロートホルンです。
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カンデルシュテーク村に到着。改めて眺めると、村の中からもドルデンホルンやビム・シュピッツェ・シュタイの奇岩がよく見えているのに気付きました(写真右上)。
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