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レ・プランシェット村から牧草地の中を西へ15分余り歩くと、レ・ロシュ・ド・モロンの農家レストランがあります。
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レ・ロシュ・ド・モロンのレストランの庭はドゥー川の谷を見下ろす展望台です。足許の標高は1,076mありますが、レ・プランシェット村から平地を歩いてきた感覚なので、いきなり眼前に広がるパノラマには意外感があって印象的でした。ドゥー川は右手前に見えるシャトロ・ダムで堰き止められ、写真中央のル・シャトラール山(1,030m)を取り巻くような形のモロン湖になっています。ドゥー川は国境線を成していて、対岸はフランス領です。写真右上に見える家並みもフランスのル・ピスー村。
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レ・ロシュ・ド・モロンからモロン湖に向かって樹林帯の斜面を下ります。途中の分岐で右の道を下れば、眼下のシャトロ・ダムに行くこともできますが、このダム、ご覧のように対岸(フランス側)へ渡ることができない形状になっています。上から眺めるだけにしておきました。
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モロン湖畔まで下ってきました。対岸がフランス領のル・シャトラール山です。
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湖岸に迫る岩壁を刳り抜いたトンネルも幾つか潜ります。道端にはこの地域の歴史や自然を解説した説明板がところどころに立っています。
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道が湖岸を離れ、「シュマン・ド・ラントル・ロシュ(岩の間の道)」と表示のある登り坂を進むと…
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「ドゥーの滝」の上に出てきます。滝の両側と、滝壺の向こう側の山の中腹に観瀑台が見えます。
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「ドゥーの滝」の上にある観瀑台。対岸はフランス側の観瀑台です。
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「ドゥーの滝」の上から滝壺を見下ろして。
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滝の少し上流へ歩くと、ドゥー川に架かる歩道橋があります。これを渡ってフランスへ入国。ゲートどころか、国境の表示すらもありません。
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歩道橋からフランス側を下流の滝の方向へ。途中に売店があり、ユーロ建ての価格表示を見てここがフランスであることを確認(笑)。写真を撮ろうとしたら、売店の小母さんから「撮るな!」と物凄い剣幕で叱られてしまいました。めげずに少し離れた場所から隠れてパチリ…。
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再び「ドゥーの滝」の上にやってきました。対岸が先程行ったスイス側の観瀑台です。
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滝壺の背後にある観瀑台にも行ってみました。ここからは「ドゥーの滝」の全貌が眺められます。滝の落差は27mとか。
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「ドゥーの滝」のズームアップ。滝の左側がスイス領、右側がフランス領です。
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歩道橋でスイス側へ戻り、河畔に建つレストラン「ソー・デュ・ドゥー(ドゥーの滝)」で昼食を摂りました。サラダ付きの定食を1人前だけ頼んでカミさんとシェアしましたが、それでちょうど良い量でした。ふと見ると、レストランの入口に3頭の乳牛がやってきて、ドアの窓ガラスをベロベロと舐め回していました。店員が追い払おうとしますが全く動じません。付近に牧草地が見当たらないのに、何処からやって来たんでしょうか…?
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「ドゥーの滝」の上流は滝で堰き止められたブルネ湖になっています。レストランの近くに船着場があり、ここからブルネ湖の遊覧船に乗り込みます。
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スイス側の河畔に突き出た岩尾根の上に「スフィンクス」または「カルヴァンの頭」と名付けられた岩を見上げます。何処の国でも岩を擬人化したがるようですね。
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フランス側の河畔に現れる「ル・ロシェ・ド・レコー(こだま岩)」。岩壁には過去の洪水時の水位が赤字の年号で示されています。最近では1990年に数m以上も水位が上がったことがあるようです。
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「ル・ロシェ・ド・レコー」の対岸(スイス側)の岩壁にスイス国旗が描かれていて、その下方に「プロイセン王の洞窟」が見えます。ヌシャテル州は18世紀初頭から19世紀半ばまでプロイセン国王の支配下にあり、19世紀に歴代のプロイセン国王がここを訪れたことに由来している名称だそうです。
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遊覧船はレ・ブルネ村の船着場に到着。船着場には小さなホテル・レストランも建っています。
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船着場から坂道を上ってレ・ブルネ村の中心部へ向かいます。写真はブルネ湖の方向を振り返って撮ったもの。ブルネ湖の対岸はフランスのヴィレール・ル・ラック村です。
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レ・ブルネ駅から1両のみのローカル電車に乗り、ル・ロックル駅で国鉄に乗り換えてヌシャテルへ戻りました。
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