「夫婦で歩くスイスアルプス」

テーガンゼー湖岸散策

2019年4月30日。今朝も小雨が降って肌寒いです。山歩きは無理なので、テーガンゼーの湖岸を散策することにしました。貸アパートから湖岸に出ると、湖水の上にデッキ状の遊歩道が続いていました。

湖岸に建つ村役場の建物。19世紀に学校として建てられたものだそうです。車道を挟んで東側(写真右端)に観光案内所があり、周囲には雰囲気の良いカフェやレストランが並んでいて、テーガンゼー村で最も華やかなところです。

テーガンゼー城(旧修道院)の前を通って湖岸を南下し、ヨットハーバーを過ぎると、運動公園があります。湖に突き出た半島になっていて、対岸のエーガン村がすぐ近くに見えます。手前の船着場から写真右の対岸まで渡し舟も利用できるようです。

車道を通ってロットアッハ村へ向かいます。写真左はカール王子礼拝堂。テーガンゼー城の領主であったカール王子が1875年にこの場所で落馬して亡くなったことを記念して建てられたものらしいです。

ロットアッハ村の湖岸にあるシュヴァイクホーフ公園。バイエルン王マクシミリアン1世の胸像がありました。写真左奥の船着場に遊覧船がやってきています。

エーガン村の聖ラウレンティウス教会を通過。


湖岸から湖水越しに眺める聖ラウレンティウス教会とエーガン村。右奥の山はヴァルベルク(1,722m)です。今日は生憎のお天気ですが、テーガン湖の代表的な景観としてよく採り上げられているアングルです。

テーガンゼー村の運動公園を出た渡し舟が着く岬まで来ました。写真右は2005年に寄贈された平和の鐘「エーガナー」。祝祭日や村のイベントの際に鳴らされるそうです。

エーガン村から対岸に眺めるテーガンゼー城(旧修道院)。

テーガン湖の南西端で車道に出ますが、この先で右折して前方に見えるリングゼーの集落に入って行きます。

ゼルバッハ川の河口近くの船着場から遊覧船を眺めました。

高級ホテルのような療養センター「ザンクト・フベルトゥス」の脇を抜け、アルトヴィースゼー地区に入ります。左手の草原越しに「聖母昇天教会」が見えました。

再び湖岸に出てきました。綺麗に整備された遊歩道が続いています。

テーガン湖の水面には泳いでいるオオバンをよく見掛けましたが、ここには草むらを歩いているのがいたので撮ってみました。

バート・ヴィースゼー村の中心付近の湖岸。お天気が良ければベンチで寛ぐ人が多いんでしょうね。

バート・ヴィースゼー村は、その名のとおり20世紀初頭にヨウ素硫黄泉が掘削されて温泉療養地として有名になりました。温浴センターの周辺では大規模な開発工事が行われていました。

バート・ヴィースゼー村で昼食を摂るつもりでしたが手頃なレストランが見当たらず、バスに乗って帰ることにしました。写真の「B循環」路線のバスが左回り、「A循環」路線が右回りで湖畔を走っています。

結局3日連続でテーガンゼー城の「ヘルツォークリッヒェス・ブロイシュテューバール」にやってきてしまいました(笑)。左奥の黒板に書いてある本日の料理「豚肉ステーキのペッパーソース、鞘インゲンとローストポテト添え」をいただきました。黒板の上の壁に描かれているのが、ここのトレードマークになっているビール腹オヤジ。自分の足許にいる愛犬が見えなくて指笛で懸命に呼んでいる絵です。エミール・クナイスという人の1930年代の戯画らしいです。

テーガンゼー城の近くにある魚屋さんに立ち寄りました。新鮮なマスやイワナが売られていて、燻製もありました。オススメを訊くと「そりゃあここの湖で獲れたイワナさ!」と言われたので、生と燻製を1匹ずつ購入。生の方は手際良く内臓を取ってくれた後、「切り身にする?」と訊かれたので頷くと、サッと3枚におろしてくれました。バターソテーにするつもりで買ったんですが余りに新鮮そうなので、「こりゃ刺身で食べるしかないね」という意見でカミさんと一致し、帰りにスーパーに寄ってホースラディッシュも買いました。夕食に美味しくいただきました。


トップページへ   前日へ  翌日へ