「夫婦で歩くスイスアルプス」

ウィーン市街散策

2019年12月31日。羽田発の夜行直行便で早朝のウィーン空港に到着し、空港バスで中央駅へ。空港バスは往復切符を買うと割引になるので、日本出発前にウェブサイトで事前購入していました(大人1人往復13ユーロ、子供は同8ユーロ)。バスの乗客は我が家だけでした。

ウィーン中央駅のコインロッカーに荷物を預けます。3人分のスーツケースとリュックサックを一緒に入れられるXLサイズが空いていたので、4.50ユーロで済みました。

地下鉄に乗ってシュテファンスプラッツ(シュテファン広場)駅へ。日本を発つ前にウェブサイトでウィーン市内の電車・バスが1週間乗り放題になる「ウィークリー・チケット・ヴィエナ」(1人17.10ユーロ)を買っておきました。冬休み期間中なので、16歳未満の姪っ子は市内交通が元々すべて無料です(ウィーンは太っ腹ですね)。広場に建つ聖シュテファン大聖堂は巨大すぎて、カメラのアングルに収まり切れません。

聖シュテファン大聖堂の内部。未だ朝の7時半過ぎですが、早朝からミサが行われていました。

聖シュテファン大聖堂からグラーベン通りを西へ。通りの中央にペスト記念柱が建っています。17世紀後半に猛威を振るったペストの終息後に建てられた聖三位一体柱です。

グラーベン通りの突き当りにある高級スーパー「ユリウス・マインル」がもう開いていました。時間潰しのために入りましたが、ケチな我が家は何も買わず仕舞いでした。

コールマルクト通りの有名カフェ「デーメル」は開店前だったので、ヘレンガッセ通りを進んで「カフェ・ツェントラル」に入り、パンとコーヒーのモーニングセットをいただきました。流石に美味しく、店内の雰囲気も良かったですが、お客は観光客が8割以上で、その過半がアジア人でした。我が家が店を出る頃には、外に空席待ちの長蛇の行列ができていました。

9時の開館直後を狙ってホーフブルク王宮へ。銀食器コレクションに続いて「シシィ博物館」と皇帝の部屋を見学。姪っ子はミュージアム・ショップで、肖像画のシシィ(皇妃エリーザベト)が付けていたのと同じ星形の銀の髪留め(勿論、安物のレプリカですが)を買ってもらってご満悦でした。

ホーフブルク王宮の中庭に建つ、最後の神聖ローマ帝国皇帝フランツ2世(=初代オーストリア皇帝フランツ1世)の銅像。

ホーフブルク王宮の中庭から南へ進むとヨーゼフ広場。中央にヨーゼフ2世(マリア・テレジアの子)の騎馬像が建ち、その後方がオーストリア国立図書館「プルンクザール」、写真左端が聖アウグスティーナー教会です。


オーストリア国立図書館「プルンクザール」の内部。美しい天井画に覆われ、「華麗な大広間」という名称に相応しい空間です。ベートーヴェンの企画展をやっていました。

聖アウグスティーナー教会の聖誕飾り。代々のハプスブルク王家が婚礼を挙げた場所です。

ホーフブルク王宮の南側にあるブルクガルテン(王宮庭園)のモーツァルト像。冬は手前のト音記号に緑が無く、印象が今ひとつです。

ブルクガルテンから西へ進んでマリア・テレジア広場へ。中央にマリア・テレジア像が建っています。後方の建物はウィーン自然史博物館です。

マリア・テレジア広場を挟んでウィーン自然史博物館の向かいに建つウィーン美術史博物館へ。カラヴァッジョの企画展は入場時刻指定の整理券が必要なので半ば諦めてましたが、運良くすぐに入れました。ひととおり見学した後、館内の豪華な内装のカフェで昼食。人気のカフェなので、空席ができるまで暫く待たされました。

私は牛肉のグーラッシュ(クネーデル添え、16.20ユーロ)、カミさんは牛肉のタルタル(17.90ユーロ)、姪っ子はローストビーフ・サンドウィッチ(13.20ユーロ)をオーダー。なかなかのお値段ですが、場所代と思えば仕方ないですね。3人でシェアしながら、優雅な気分で美味しくいただきました。

マリア・テレジア広場には未だクリスマス・マーケットの屋台が並んでいて、結構賑わっていました。

リング通りを歩いてウィーン市庁舎前の公園へ。ここにもクリスマス・マーケットが沢山出ています。市庁舎の前にロック・コンサート用の特設ステージが組まれていて、大音響が轟いていました。

コールマルクト通りに戻ってきました。朝とは打って変わって物凄い人出で、前へ進めないくらいです。正面奥がホーフブルク王宮。

グラーベン通り。道幅の広い歩行者天国ですが、あちこちに特設ステージが作られていて、お祭り騒ぎの人々で満杯です。このまま年明け時刻まで賑わいが続くんでしょう。中心街の商店は正午過ぎに殆ど閉店してしまっていて、今日まで15%オフ特売中のネスプレッソの直営店でコーヒーカプセルを纏め買いする予定だったんですが、間に合いませんでした。ケルントナー通りも歩きましたが人に揉まれて疲れただけで、カールスプラッツ駅から地下鉄に乗り込みました。

中央駅のコインロッカーから荷物を引き取り、再び地下鉄に乗って今日から滞在予定の貸アパートに無事到着。荷解きを終えてから食料品を買おうと外に出ましたが、未だ17時前なのに近くのスーパーは既に何処も閉店していて焦りました。仕方なく再び地下鉄で中央駅(写真)へ戻り、構内で唯一開いていたスーパー「メルクール」で最低限の食材を入手することができました。貸アパートが中央駅から3駅目の便利なところだったので助かりました。

2020年1月4日。今朝は比較的暖かく、雪ではなく小雨が降っていました。貸アパートから地下鉄でカールスプラッツ駅へ。駅舎は建築家オットー・ワーグナーの作品として有名です。

カールスプラッツ駅からレッセル公園を横切った先に建つ、巨大なカールス教会。カール6世(マリア・テレジアの父)がペスト流行の撲滅を祈願して建立を命じた、18世紀前半の建物です。

1人8ユーロ(子供は半額)を支払って内部へ。2つの大きな球体が浮かんでいますが、これはトマス・サラセノというアルゼンチン出身の芸術家による作品だそうで、球面に周りの情景が映ってちょっと面白かったです。右は天井画の修復用に作られた足場がそのまま残されているものです。

エレベーターに乗って足場の上に昇れます。ドーム天井に描かれたヨハン・ミヒャエル・ロットマイヤー作のフレスコ画を間近で観賞することができました。

足場の上からは窓越しに外の眺望も楽しめます。右の円柱に螺旋状に付けられたレリーフは、16世紀にペスト患者の救済に尽力したミラノ大司教、聖カルロ・ボッロメオの生涯を描いたものだそうです。正面の建物は「ウィーン楽友協会」(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地)で、その左が「キュンストラーハウス・ウィーン(ウィーン芸術家協会)」、後方に見える尖塔が聖シュテファン大聖堂です。

ウィーン国立歌劇場(オペラ座)の前を通って再び中心街へ。ネスプレッソの直営店でコーヒーカプセルを纏め買いした後、カミさんは「イヴ・ロシェ」で化粧品を、私は書店「フライターク&ベルント」でハイキング用の地図を物色。大晦日に買物できなかった分を取り戻しました。

グラーベン通りから程近い聖ペーター教会にも立ち寄りました。

姪っ子からの「ヴィーナー・シュニッツェル(子牛肉のカツレツ)が食べたい」というリクエストに応えようと有名店「フィーグルミュラー」に行きましたが、2店舗とも長蛇の行列で撤退。ターフェルシュピッツ(牛肉のコンソメスープ煮)の名店「プラフッタ」も「予約無しでは無理」と断られたため、その近くのカフェ「プリュッケル」に入りました。すぐに落ち着いた席へ案内してもらえ、ここでヴィーナー・シュニッツェルもターフェルシュピッツも美味しくいただくことができました。カミさんはアプフェルシュトゥルーデル(アップルパイ)を選択。

買物した荷物を置いて身軽になるため、シュトゥーベントーア駅から地下鉄に乗り込んで一旦アパートへ戻った後、再び地下鉄でプラーター遊園地へ出掛けました。姪っ子に誘われて一緒に回転ブランコ「プラータートゥルム(プラーター塔)」に乗りました。10年前の完成当時は世界一の高さ(117m)を誇っていただけあって、眺望は抜群でしたが寒かったです(笑)。

プラーター遊園地の象徴的存在になっている大観覧車にも乗りました。プラーター遊園地はレトロな(=ちょっと寂れた)雰囲気で、大半のアトラクションは係員が手持ち無沙汰に待っている状態だったんですが、観覧車だけは料金が高い(大人12ユーロ、子供5ユーロ)にもかかわらず長蛇の行列ができていました。観覧車のゴンドラは12人乗りの大型で、座席はありません。パーティ用にゴンドラを貸切ることもできるようです。各ゴンドラへ客を乗降させる度に回転を止める必要があるので、直径がそれほど大きくはない観覧車ですが一周するのに10分以上かかりました。それだけ長く眺望を楽しめるということでもあります。

大観覧車のゴンドラから北東方向に眺める、オーストリアで最も高い60階建てのドナウ・ツェンター(DC)ビル(220m)。その背後がウィーン国際センター(UNOシティ)で、手前がドナウ河に架かるライヒス橋と「アッシジの聖フランチェスコ教会」です。写真左の塔はドナウトゥルム(=ドナウタワー、252m)。

プラーター遊園地にもクリスマス・マーケットの屋台が出ていました。

プラーター遊園地の入口。

プラーター遊園地の入口にある案内所と大観覧車。日暮れてからの方が趣がありました。


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