「夫婦で歩くスイスアルプス」

ヴィルトコーゲル山とクリムル滝ハイキング

2019年9月16日。今朝も良いお天気ですが、前日に歩き疲れたカミさんから「今日は1時間以内しか歩かない!」とストライキ宣言が出てしまったので、短いハイキングに留めることにしました。前日と同じ「ピンツガウ地方鉄道」に1時間余り乗り、ノイキルヒェン駅で下車します。

駅近くのスーパー「ビラ」で飲料を買い、ノイキルヒェン村の中を少し散策。静かな雰囲気の良い村でした。

村の東側にあるヴィルトコーゲル行きゴンドラリフト乗場。山頂駅までの往復切符(1人18ユーロ)を買って乗り込みます。ここは滑り台を売り物にしているのか、ゴンドラリフトの中間駅付近の斜面にも何種類かの滑り台が設置されていました。

ゴンドラリフト「ヴィルトコーゲルバーン」の山上駅(海抜2,091m)。奥に隣接してレストランがあります。写真左はクリムル谷の西側の山脈で、ヴァイスカール氷河の右端の峰がヴィルトカールシュピッツェ(3,073m)、氷河の中央がホーアー・シャーフコップフ(3,057m)、その背後に覗いている尖った頭がライヒェンシュピッツェ(3,303m)。ヴィルトカールシュピッツェの右肩にゼーカールシュピッツェ(2,914m)とその背後にシュネーカールシュピッツェ(3,209m)の頭。写真右の建物の背後はジッヒェルコップフ(2,982m)で、その右にゼンドルシュピッツェ(2,882m)を挟んで尖峰がヴァイスカールコップフ(2,850m)です。

「ヴィルトコーゲルバーン」山上駅の前は、遊具が配置された子供用の「冒険広場」になっています。手前に置かれているのが、ここのマスコット「コーゲル・モーゲル」君と、彼のガールフレンド「コーゲル・ミア」ちゃんです。

カミさんに「実は2時間のハイキングコースなんだけど…」と今日のルートを説明したところ、良いお天気となだらかな風景が奏功したのか、「良いよ」と許可を貰いました。先ずは緩やかに北へ下って写真中央に見えるレストラン「ガイズル・ホッホアルム」へ向かいます。写真左の特徴的な山容の峰はグローサー・レッテンシュタイン(2,366m)。写真右はシュヴァルツコーゲル(2,030m)とその左にペンゲルシュタイン(1,938m)、右奥にキッツビューラー・ホルン(1,996m)です。


「ガイズル・ホッホアルム」へ向かう道からは左手に広大な圏谷を見下ろせます。写真右上の頂がフリューメッサー(2,233m)で、その左がブラウンコーゲル(2,167m)。写真左上の尾根上の建物はヴォルケンシュタイン小屋で、その右下が冬のみ営業の山岳ホテル「レッテンシュタイン」です。冬は一面のスキーゲレンデになるんでしょう。

グローサー・レッテンシュタインを望むレストラン「ガイズル・ホッホアルム」。

レストラン「ガイズル・ホッホアルム」の裏手から東の斜面を登ります。写真左の頂がフリューメッサー、中央に覗いている頭がガムスバイル(2,169m)、写真右端がラウプコーゲル(2,114m)です。

広い尾根の上に出ました。周囲の草原にはブルーベリーが沢山実っていて、櫛歯の付いた木箱で採集に精を出している小母さんも見掛けました。写真左がグローサー・レッテンシュタインで、中央奥が左からペンゲルシュタイン、シュヴァルツコーゲル、シュタインベルクコーゲル(1,972m)、キッツビューラー・ホルン、写真右がクライナー・レッテンシュタイン(2,216m)とその右手前にロスグルーバーコーゲル(2,156m)です。

尾根を緩やかに南へ登ってヴィルトコーゲルの山頂を目指します。

山頂の十字架が見えてきました。

ヴィルトコーゲル山頂(2,224m)。十字架の右のグローサー・レッテンシュタインの右背後に遠くヴィルダー・カイザー山脈が見えています。

ヴィルトコーゲル山頂から北東側の眺望。写真左端のクライナー・レッテンシュタイン(その手前にロスグルーバーコーゲル)から右のツヴァイタウゼンダー(2,004m)を経て続く尾根の端が、今年初にゴンドラリフトで上ったレスターコーゲル(1,894m)です。レスターコーゲルの背後で大きく見えている山がガイスシュタイン(2,363m)で、その右はマンリッツコーゲル(2,247m)を経てベーレンシュタイクコップフ(2,225m)。ガイスシュタインの左隣はシュスターコーゲル(2,207m)、その左の平らな尾根の右端がトイフェルスシュプルング(2,174m)、左端がガムスハーク(2,178m)で、その背後にレオガンガー・シュタインベルゲ山塊のビルンホルン(2,634m)。更にその左にシュッツコーゲル(2,067m)、ビショフ(2,127m)、ヘンネ(2,078m)、ヴィルトゼーローダー(2,118m)、グローサー・ゲブラ(2,057m)と並び、その左奥にローフェラー・シュタインベルゲ山塊。写真右端は列車で通ってきたピンツガウ谷で、その奥がツェル・アム・ゼー方面です。

ヴィルトコーゲル山頂から南東側の眺望。ケルンの背後に見える三角の峰がタウエルンコーゲル(2,988m)で、その左にガイスコップフ(2,748m)を挟んでホーアー・ヘールト(2,824m)、更に長い尾根を左へ辿ってシュトゥーベンコーゲル(2,535m)とピーハッパー(2,513m)。いずれもホラースバッハ谷とフェルバー谷を隔てる山脈です。その背後にはホーエ・タウエルンの主峰群が並んでいて、ピーハッパーの左奥の雲の下がグローセス・ヴィースバッハホルン(3,564m)、その左にキッツシュタインホルン(3,203m)とホーアー・テン(3,368m)、その下方にツヴェルファーコーゲル(2,446m)。写真左のピンツガウ谷には手前にミッタージル村が見えています。

ホーエ・タウエルン主峰群のズームアップ。写真左端のシュトゥーベンコーゲルの背後にグローサー・ベーレンコップフ(3,396m)、その右がミットレラー・ベーレンコップフ(3,358m)とその右肩にフォルデラー・ベーレンコップフ(3,249m)、写真中央にホーエ・リッフル(3,338m)とその右にヨハニスベルク(3,453m)、写真右端奥がオーストリア最高峰のグロースグロックナー(3,798m)です。

キッツシュタインホルン(写真左)とグローセス・ヴィースバッハホルン(写真中央)のズームアップ。写真右はヒンテラー・ブラチェンコップフ(3,413m)とその右奥にフォルデラー・ブラチェンコップフ(3,401m)、写真右端がクロッケリン(3,422m)です。グローセス・ヴィースバッハホルンの左下はシーダーヘルンドル(2,476m)、ヒンテラー・ブラチェンコップフの下方はグリューンエックコーゲル(2,623m)。

ヴィルトコーゲル山頂から南側の眺望。正面がハーバッハ谷で、谷奥左の峰がクラッツェンベルク(3,022m)、その左手前はグラウコーゲル(2,834m)とその背後にブレスアッハコップフ(3,050m)。写真中央奥の高峰がグロースヴェネーディガー(3,666m)で、写真右のウンターズルツバッハ谷の奥で黒く見えている峰はグローサー・ヴァルトコップフ(2,640m)、その右がオーバーズルツバッハ谷です。写真右手前の建物は山岳ホテル「ヴィルトコーゲルハウス」で、その右の谷底に見える家並みがゴンドラリフトに乗り込んだノイキルヒェン村です。

グロースヴェネーディガー(写真中央奥)方面のズームアップ。写真左端のハーバッハ谷奥の峰がシュヴァルツコップフ(2,996m)で、その右のハーバッハ氷河の奥がプラティガー・ハーバッハ(3,207m)、氷河の右端がホーエ・フュルレーク(3,243m)、その右にハーバッハシュピッツェ(3,062m)、シュヴァルツェ・ヴァント(3,503m)、クラインヴェネーディガー(3,468m)と続いています。グロースヴェネーディガーの手前はブライトフース(2,853m)とその右にグローサー・フィナーグル(2,730m)、写真右端はケーファーフェルト氷河を纏ったケースコーゲル(3,291m)とその右にシュタインカールコーゲル(3,180m)です。

オーバーズルツバッハ谷奥方面の峰々。写真左端のオーバーズルツバッハ氷河の奥がジモニーシュピッツェン(左が東峰3,448m、右が西峰3,481m)で、その右のゾンタークス氷河の奥にイタリア国境の山ドライヘルンシュピッツェ(3,499m)。写真中央はヤイトバッハ氷河を纏ったシュリーファーシュピッツェ(3,290m)で、その右はヤイトバッハシュピッツェ(3,100m)とウンラスカールコップフ(3,074m)を経てヴァイグルカールコップフ(3,009m)です。シュリーファーシュピッツェの下方にクラウゼンカールコップフ(2,757m)、ウンラスカールコップフの左下にゾンタークスカールコップフ(2,571m)。

ヴィルトコーゲル山頂から南西麓に見えるレストラン「ヴィルトコーゲル・アルム」(写真右手前)を目指して下ります。写真左端手前は山岳ホテル「ヴィルトコーゲルハウス」。オーバーズルツバッハ谷西側の山塊は、ヴァイグルカールコップフの右がフォルダーコップフ(3,024m)とフォイスカールコップフ(3,029m)、少し離れて写真中央にヒュッテルタールコップフ(2,962m)。その右奥にヴィルトカールシュピッツェやジッヒェルコップフ等を経て、写真右端には遠くツィラーターラー・アルペンの峰々が遠望できています。

ツィラーターラー・アルペン方面のズームアップ。写真左奥がオルペラー(3,476m)で、その右肩にゲフローレネ・ヴァント・シュピッツェン(3,288m)。写真中央左寄りで大きく聳えているブラントベルガー・コルム(2,700m)の左背後にホーアー・リフラー(3,231m)、写真中央にレアルシュピッツェ(3,039m)とその右隣にネストシュピッツェ(2,966m)、写真右はトーアヘルム(2,452m)の右奥にヘレンシュタイン(2,874m)。写真中央下端はプラッテンコーゲルの北麓にある山岳リゾート、ホッホクリムル村です。

噴水のある貯水池越しに眺めるヴィルトコーゲル(写真右)と麓のレストラン「ヴィルトコーゲル・アルム」。写真左端の山はグローサー・レッテンシュタインです。

貯水池の西側にある小山の南側をトラバースして西へ向かい、ゴンドラリフト「ヴィルトコーゲルバーン」の山上駅へ戻ります。左手にピンツガウ谷を見下ろす眺望抜群の道です。

ゴンドラリフト「ヴィルトコーゲルバーン」の山上駅前にある、コーゲル・モーゲル君とコーゲル・ミアちゃんとの写真撮影スポット。グローサー・レッテンシュタインが額縁の中心に入るようになっています。

山上駅に隣接する展望レストランのテラス席で白ビールとティローラー・グレステルをいただき、ゴンドラリフトで下山しました。

午後はもう少し西へ足を延ばしてクリムル滝に出掛けます。鉄道だと終点のクリムル駅でバスに乗り換える必要があるので、直通で行ける路線バスを選びました。写真右が往路で立ち寄ったスーパー「ビラ」です。

終点のバス停から遊歩道を進むと、レストランや土産物店が並ぶ広場に出て、その奥に料金所がありますが、我が家は「サマー・カード」を持っているので無料でした。

ジグザグの遊歩道を登り、「ウンテラー・アッヘンファル(下の滝)」の脇にある観瀑台まで来ました。

「下の滝」の観瀑台から北に眺めるクリムル村。その背後の山はゲルンコーゲル(2,267m)です。

更に登って「ミットレラー・アッヘンファル(中の滝)」。ここまでの登り道は予想外に勾配が急で疲れました。

「中の滝」の上手に建つレストラン「シェーンアンガール」(海抜1,306m)。麓から200m余りの標高差を登ってきました。

レストラン「シェーンアンガール」の裏手からは「オーベラー・アッヘンファル(上の滝)」が眺められました。左手前に停まっている自動車はタクシー。歩けない人はこれを利用してここまで来ることができます。

「上の滝」のズームアップ。あと30分登れば「上の滝」近くの観瀑台まで行けるようでしたが、疲れたのでここからの眺めで良しとしました。

遊歩道入口の広場まで戻り、分岐を下って「下の滝」の滝壺に立ち寄りました。ここからの眺めが最も迫力がありました。帰りも直通の路線バスに乗ってツェル・アム・ゼーへ戻りました。


トップページへ   前日へ  翌日へ