「夫婦で歩くスイスアルプス」

ゼブルー谷ハイキング

2011年7月18日。朝食前にはザーザーと雨が降っていてハイキングは無理かと思いましたが、朝食を終えたら急に日が差してきたので、慌てて準備をして路線バスに乗り込みました。やってきたのはボルミオ村の東にある高台の集落マドンナ・デイ・モンティ。終点のバス停の前には軽食もできる観光案内所が建っていました。

広い林道を辿ってゼブルー谷の奥へ歩き始めます。前を歩く地元の家族連れが「ゼブルー谷は本当に美しいところで大好きなんだ」と自慢げに話してくれました。行く手の山々は昨夜に雪が積もって白くなっています。

ゼブルー川の左岸に渡り、更に上流へ歩いていきます。正面の山は標高3,400m台のクリスタッロ連峰です。

道端に咲いていたダクティロリザ・マクラータ(ハクサンチドリの仲間)。

やがて小綺麗な小屋が現れました。未だひっそりしていましたが、帰りにここを通った時には大勢の人々で賑わっていました。

道が再びゼブルー川の右岸に戻ると、間もなく牧畜農家が点在するゼブルー・ディ・フオーリに至り、牧草地が広がってきます。

行く手に見える農家小屋がプラミーゲンと呼ばれる地区。海抜1,900mを超えてきました。

カンポ・ディ・フオーリという河原の近くに小さなレストラン「ラ・バイタ」がありました。人の良さそうな老夫婦がやっていて、アップルパイをいただきましたがとても美味しかったです。帰りにもう一度ここで食事しようと思いましたが、そのときは遠足にやってきた学生達でテラス席も満席になっていて、残念ながら諦めました。

レストラン「ラ・バイタ」の少し上手にカンポ小屋が建っています。テラス席で休憩している登山者はいましたが、小屋自体は閉まっている様子でした。この辺りで海抜2,000mです。

更に歩を進めて、ゼブルー谷の最奥部が見えてきました。行く手の農家小屋がバイタ・デル・パストーレで、そこから左手の斜面にクイント・アルピーニ小屋方面へ登る道が続いています。正面の高峰がグラン・ゼブルー(独名ケーニヒスシュピッツェ、3,851m)で、その右の鞍部(ゼブルー峠)を超えた向こう側が明後日に歩こうと思っているチェデック谷です。

グラン・ゼブルーのアップ。

バイタ・デル・パストーレ付近は草花の種類が多くて綺麗でした。写真はギプソフィラ・レペンス(カスミソウの仲間)。

ケラスティウム・アルウェンセ(西洋ミミナグサ)。

シレネ・アカウリス(苔マンテマ)。

クイント・アルピーニ小屋方面への道を少しだけ登ってみることにしました。ゼブルー谷の南側に聳える山々の斜面に鹿を見ることができました。中央奥の高峰がモンテ・コンフィナーレ(3,370m)でしょうか。

こちらは登り道の左手に聳えるサッソ・ロトンド(3,114m)。右肩にトゥールヴィーザー・シュピッツェ(3,652m)の頭が覗いています。

トゥールヴィーザー・シュピッツェのアップ。

クイント・アルピーニ小屋(分かりづらいですが写真中央です)が見える場所まで登って、今日の到達点としました(海抜2,200m付近)。ちょうど青空が広がって、正面のモンテ・ゼブルー(3,735m)を美しく眺められました。

クイント・アルピーニ小屋(海抜2,878m)のアップ。カラフルで立派な建物です。あそこまで登ってみたかったですが、ここから更に片道2時間かかるので、日帰りハイキングではちょっと時間が足りません。この後お天気も再び悪化して小雨が降ってきましたので、断念して正解でした。

同じ道をゼブルー谷の入口近くまで戻りましたが、午後の早い時間にはマドンナ・デイ・モンティ発のバスが無いので、ゼブルー川左岸の道を直進してプラダッチョの集落へ向かいました。少し上り道になっていて、疲れた足にはややキツかったですが。

プラダッチョ付近から見下ろすサン・アントニオ村。奥の谷底が狭くなっている辺りがサン・ニコーロ村で、その更に奥がボルミオ村になります。写真右上の斜面の村が今日の出発点マドンナ・デイ・モンティです。

サン・アントニオ村に下り、ジェラートを食べてから、路線バスに乗ってボルミオ村へ戻りました。


トップページへ   前日へ   翌日へ