「夫婦で歩くスイスアルプス」

エッキスホルン周回ハイキング

2009年9月25日。オーバーヴァルト村の休暇用アパートをチェックアウトし、電車でフィーシュ駅へ。駅前の宿付きレストランにチェックインし、荷物をフロントに預けて出てきたら、降りた電車が未だホームに停まっていたので、急いで切符を買って再乗車。ベッテン駅で下車し、ロープウェイでベットマーアルプ村に上ってきたところです。

ベットマーアルプの村外れにある乗場からゴンドラリフトに乗り込み、ベットマーホルンに上ります。

ベットマーホルン山頂駅の円形レストランでコーヒーを飲んでから、北側の展望台へ向かいます。

ベットマーホルンの展望台(海抜2,625m)から眺める大アレッチ氷河。残念ながら雲が多めで、左のアレッチホルン(4,193m)の頂上は見えていません。氷河の右はヴァリザー・フィーシャーヘルナー連峰。

ベットマーホルン展望台から眺める大アレッチ氷河の下流方面。正面のガイスホルン(3,740m)も頂上付近は雲の中です。

氷河の上流に向かう遊歩道を歩いていきます。緩やかな下り道で、進むにつれて氷河が近づいてきます。

少し雲が取れてきました。正面のロートホルン(3,271m、ツェンベッヒェンホルンの前衛峰)の左がガイスホルン、右がアレッチホルンです。

アレッチホルンと手前に流れ下るミッテルアレッチ氷河。

大アレッチ氷河の奥(写真左端)にメンヒ(4,107m)が見えてきました。その右隣はトルークベルク(3,933m)。その右肩から流れ下っているのはエーヴィッヒシュネーフェルト(万年雪原)氷河の下部で、大アレッチ氷河と合流している付近がコンコルディアプラッツです。

ヴァリザー・フィーシャーヘルナー連峰のアップ。右がグローセス・ヴァンネンホルン(3,906m)、中央がシェーンビュールホルン(3,854m)、左がフィーシャー・ガーベルホルン(3,876m)とカム(3,866m)です。

間近に見下ろす大アレッチ氷河のクレバス。

氷河の上をトレッキングしている人々。これは学生らしきグループでした。

写真右のシュトラールホルン(3,026m)の手前がメリエラ谷で、そこを右手へ折れます。

メリエラ谷の入口から眺めるメンヒ。左の鞍部の岩山がユングフラウヨッホで、この写真ではよく分かりませんが、頂にスフィンクス展望台が建っているのが確認できました。

メリエラ谷を入ったところにメリエレン湖があり、湖畔にワタスゲが沢山残っていました。写真は湖畔から大アレッチ氷河越しに眺めるオルメンホルン(3,314m)。その右はクライネス・ドライエックホルン(3,639m)。写真左端はツェンベッヒェンホルン(3,386m)で、その右隣が雲と区別がつきにくいガイスホルンを挟んでサッテルホルン(3,724m)です。

メリエレン湖の少し東にレストラン「グレッチャーシュトゥーベ」(メリエレン小屋)があります。後方の山はフィーシャーアルプからロープウェイが通じているエッキスホルン(2,927m)。

「グレッチャーシュトゥーベ」の隣にも池があります。あいにく雨が落ちてきました。

「グレッチャーシュトゥーベ」の裏手にトンネルの入口があり、これを通れば近道ですが、雨も大した降りではないので、東側のフォルダーゼーの湖畔を進んで周回コースを辿ることにしました。

テリグラートという尾根を回り込んだところが展望所になっています。写真中央左寄りの高台の村がベルワルト、その右下の谷底はフィーシャータールの村です。写真左端の山はラッペホルン(別名ミッタークホルン、3,158m)。

テリグラートからは蛇行して流れ下るフィーシャー氷河の全貌を眺められます。氷河の奥の中央の山はオーバーアールホルン(3,631m)で、その右はヴァーゼンホルン(3,447m)、左はフィンスターアールロートホルン(3,530m)です。

オーバーアールホルンのアップ。

エッキスホルンの東斜面のトラバース道を南へ進みます。次第に雨が激しくなり、雷鳴も轟いてそのうち土砂降りになりました。道も川のようになってしまい、全身ずぶ濡れになってフィーシャーアルプに到着しました。

ロープウェイでフィーシュ村に下ると、雨は止んで再び青空が覗いてきました。ずぶ濡れになっても我が家は元気で、スーパーに立ち寄って缶ビールを買い込み、ホテルのバルコニーでグビッと飲ってからシャワーを浴びました。


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