「夫婦で歩くスイスアルプス」

テーガンゼー村の裏山ハイキング

2019年5月1日。ようやく晴天の朝になりましたが、前日までの雨が山の上では雪になっていたようで、高い山は雪化粧していて歩けそうにありません。標高が比較的低いテーガンゼー村の裏山を歩くことに決め、村の中心部にあるシュタインメッツ停留所の前から東へ緩やかに登ります。

ホテル・レストラン「ファックラー」の裏手から山道に入ります。

間もなくテーガン湖の眺めが広がります。湖の対岸の村は前日に行ったバート・ヴィースゼーです。

森の中に入って間もなく分岐があります。ロットアッハ村(シュヴァイクホーフ)方面への道を右に分け、東へ緩やかに登って行きます。

尾根上で出合った林道を進むと、リーダーシュタイン小屋が建つガラウンに出ます。屋内でカプチーノをいただき、一息入れました。逆光で霞んでいますが、小屋の背後に見えている尖った岩山が、これから向かうリーダーシュタインです。

ガラウンからの眺望。左の針葉樹越しに見えている山がヴァルベルク(1,722m)で、その右奥がゼッツベルク(1,706m)。写真中央がシルデンシュタイン(1,613m)、その右手前にグリューンエック(1,395m)、尖ったレオンハルトシュタイン(1,449m)、フィルツェンコーゲル(1,444m)が並び、グリューンエックとレオンハルトシュタインの間に見える白峰はオーストリア領のユイフェン(1,988m)です。


リーダーシュタイン小屋の裏手から階段の道を登ってリーダーシュタインの頂を目指します。道端にはヴィア・ドロローサ(十字架の道)の各場面を描いた額が並んでいます。

リーダーシュタイン山頂(1,207m)に建つ礼拝堂に到着。写真左がヴァルベルクです。

リーダーシュタイン山頂から見下ろすテーガン湖とロットアッハ・エーガン村。手前に見えている建物がリーダーシュタイン小屋です。後方の山は写真左端からグリューンエックとその右背後にユイフェン、レオンハルトシュタイン、フィルツェンコーゲルとその左背後にデンメルヨッホ(1,924m)、ブッフシュタイン(1,701m)とロスシュタイン(1,698m)の双耳峰、ラウエック(1,510m)の尾根、最も高く見えるヒルシュベルク(1,670m)、手前のリングベルク(コラーナーコーゲル、1,345m)、写真中央のカンペン連峰(1,607m)、フォッケンシュタイン(1,564m)、ザッテルコップフ(1,384m)、フーダー(1,405m)、ルッケンコップフ(1,370m)と並び、写真右端がコーゲルコップフ(1,324m)です。

ブッフシュタインとロスシュタイン(左)、ヒルシュベルク(中央)、カンペン連峰(右)方面のズームアップ。カンペン連峰は右の頂がオクセンカンプ(1,595m)、中央がアウアーカンプ(1,607m)、左がシュピッツカンプ(1,603m)です。ラウエックの尾根の下方(写真左)の山腹にリングベルク城が、写真右下端の湖畔に聖ラウレンティウス教会が見えています。

リーダーシュタイン山頂から尾根伝いに東へ進みます。近くの木の根元にホシガラスがいたので撮ってみました。

ローアコップフの山頂近くを通過する辺りから積雪が現れました。樹林帯を抜けると間もなく前方にバウムガルテンシュナイトの山頂が見えました。

十字架が建つバウムガルテンシュナイトの頂上(1,448m)。本日のハイキングコースの最高地点です。東側は針葉樹で眺めが遮られていますが、写真左に見えている峰は右からホッホザルヴァント(1,625m)、ブライテンシュタイン(1,622m)、ファレンポイント(1,273m)です。

バウムガルテンシュナイト山頂から西側の眺望。左の積雪のある尾根が登ってきた道で、その先の頂がローアコップフ(1,316m)。写真中央の小山プフリーゲルエック(1,106m)の右がテーガンゼー村で、背後の湖の対岸がバート・ヴィースゼー村、手前の山腹に見える小さな白い点がリーダーシュタインの礼拝堂です。

フォッケンシュタイン山のズームアップ(写真右)。左背後の峰がベネディクテンヴァント(1,801m)です。

バウムガルテンシュナイト山頂から南西側の眺望。写真左端がヴァルベルク、中央がヴァイスバッハ川の谷とその後方にユイフェン山をはじめとするオーストリア領のカールヴェンデル山群、右がヒルシュベルクとカンペン連峰です。

ブッフシュタイン・ロスシュタインの連山(左)とヒルシュベルク(右)のズームアップ。ブッフシュタインの左奥に霞んでいる峰はオーストリア国境に位置するホッホカールシュピッツェ(2,482m)で、ロスシュタインの右後方はゾイエルンシュピッツェ(2,257m)です。写真右下はリングベルク城。

ユイフェン山(写真中央)方面のズームアップ。ユイフェンの右後方の峰がカルトヴァッサーカールシュピッツェ(2,733m)で、その右がカールヴェンデル山群最高峰のビルクカールシュピッツェ(2,749m)。ユイフェンの左に連なる白い尾根がマルビッヒラー・シュピッツェ(1,898m)とカーフェル(1,906m)で、マルビッヒラー・シュピッツェの右後方がネルトリッヒェ・ゾンネンシュピッツェ(2,650m)、左後方がラリデラー・シュピッツェ(2,588m)、更にラリデラー・ヴァント(2,620m)とドライツィンケンシュピッツェ(2,603m)を経て写真左端後方がグルーベンカールシュピッツェ(2,663m)です。

バウムガルテンシュナイト山頂から北側の眺望。斜面を下った先に建つ農家小屋の辺りがバウムガルテンアルムで、その右奥の草原がクロイツベルクアルム。更にその左奥の頂がギンデルアルムシュナイトで、そこから尾根を左へ辿った先がノイロイト。いずれもこれから歩いて巡ろうとしているポイントです。

バウムガルテンアルムから振り返って眺めるバウムガルテンシュナイトの山頂。山頂から北へ直接下る道は雪が多くて怖かったので、登った道を辿って少し西へ下ってから、トラバース道を歩いてきました。

バウムガルテンアルムから森の中を北へ下ったサークフレックルという峠に分岐があります。ここから東へ下ればシュリーアゼー村まで1時間と表示されていました。我が家が目指すクロイツベルクアルムには北へ直進するんですが、擦れ違ったお兄さんが「西へ少し下ると林道に出るから、そこを右折して行く方が歩きやすいよ」とアドバイスしてくれたので、素直に従うことにしました。かなり下ってから登り返すことになりましたけど、確かに歩きやすい道でした。

クロイツベルクアルム(海抜1,223m)。林道を辿ってマウンテンバイクで登ってきている人も沢山いました。写真右奥の頂に建っている小屋でビールや軽食が摂れるようになってましたが、満員の盛況でしたので見送りました。

クロイツベルクアルムから東側の眺め。十字架の後方の峰は山頂近くまで登山電車やロープウェイが通じているヴェンデルシュタイン(1,838m)で、その右肩がラッハーシュピッツェ(1,724m)。ヴェンデルシュタインの左はシュヴァインスベルク(1,511m)、ハイトヴァント(1,585m)、ホッホザルヴァント、ブライテンシュタインです。

クロイツベルクアルム(写真右寄りの小屋の場所)から北側の鞍部へ下った後で登り返します。雪融け直後の草原はぬかるんでいて、慎重なカミさんは無事でしたが、靴底が擦り減っている私は2回も派手に転倒して泥だらけになってしまいました(笑)。クロイツベルクアルムの小屋の後方の山がバウムガルテンシュナイトで、写真右端奥がヴァルベルク。写真中央は手前のクロイツベルクケプフェル(1,273m)の奥にボーデンシュナイト(1,669m)、その左はラーネンコップフ(1,415m)、ブレヒャーシュピッツ(1,683m)、ロートヴァント(1,884m)を経て写真左端がイェーガーカンプ(1,746m)です。

右手(東側)にシュリーア湖と湖畔のシュリーアゼー村が見えます。その背後の山はローンベルク(別名シュリーアスベルク、1,264m)で、その右にシュテルンエック(1,240m)を挟んで写真中央がファレンポイント、更に手前のブライテンベルク(1,210m)と奥のホッホリース(1,569m)、アイベルコップフ(1,317m)を経てブライテンシュタイン、ホッホザルヴァント、ハイトヴァント、シュヴァインスベルク、ヴェンデルシュタインです。写真右端で霞んでいるのはヴァッツマン方面。

ギンデルアルムシュナイト山頂(1,335m)に到着。写真左端の建物がギンデルアルムのレストランです。

ギンデルアルムシュナイトから北側に見下ろすギンデルアルムのレストラン(海抜1,242m)。建物が3棟あります。

ギンデルアルムのレストランもほぼ満席でしたが、一番奥のテラスに空席を見つけることができました。汚れてしまった私のズボンやシャツも泥が乾いて目立たなくなったので、ここで食事にします。食べ物は婆さんが大鍋で煮ているソーセージ入り豆スープくらいしかありませんでしたが、白ビールも飲めて大満足でした。

ギンデルアルムから眺めるバイリッシュツェル村方面のズームアップ。背後にはオーストリアの峰々が遠望できていて、写真右上端がツァーマー・カイザー山塊のフォルデレ・ケッセルシュナイト(2,001m)、その左隣がピラミデンシュピッツェ(1,997m)。中央奥はローファー山塊のグローセス・ロートホルン(2,409m)で、その左がブライトホルン(2,413m)。写真左端はシュタイナーネス・メーア山塊のグローサー・フンツトート(2,594m)です。

ギンデルアルムからギンデルアルムシュナイトの北斜面をトラバースして西へ進みます。写真左の小山(ギンデルアルムの裏山)はアウアーベルク、写真右端がヴェンデルシュタインです。

右手(北側)にミュンヘン方面の広大な平原が見渡せますが、間もなく針葉樹林帯に入ります。写真右の家並みは手前がハウスハム村、奥がミースバッハ村です。

尾根伝いに西へ歩き、森が開けたところにノイロイト小屋(海抜1,261m)があります。ここも広いテラス席が超満員の盛況でした。快晴の祝日とあって、テーガンゼー村からここまでの軽い散策を楽しむ人が多かったようです。

ノイロイト小屋の近くに建つ小さな礼拝堂の下手がテーガン湖(写真右)を見下ろせる草地になっていて、ここで休む方が静かで良さそうな感じでした。見えている山は写真左端のシンダー(1,808m)から右へヴァルベルク、ゼッツベルク、ハルザーシュピッツ(1,862m)、ブラウベルクコップフ(1,787m)、ブラウベルクシュナイト連峰(1,787m)、シルデンシュタイン、プラッテンエック(1,618m)の背後にホッホニッスル(2,546m)、グリューンエックの背後にゾンヨッホ(2,457m)、レオンハルトシュタインの背後にアイスカールシュピッツェ(2,610m)、ラウエック、ヒルシュベルクです。

ノイロイト小屋から更に尾根を西へ進み、針葉樹林帯を下ります。写真中央のヒルシュベルクの右にエストリッヒェ・カールヴェンデルシュピッツェ(2,537m)とフォーゲルカールシュピッツェ(2,522m)が遠望できていて、その右はシェーンベルク(1,620m)、カンペン連峰、フォッケンシュタイン、ガイアーシュタイン(1,491m)、フーダーと続いています。

樹林帯を抜けたところからテーガンゼー村を見下ろした図。手前の建物は高級ホテル「デア・ヴェスターホーフ」で、その背後の湖岸に見える2つの塔がテーガンゼー城(旧修道院)です。アパートへ戻った後、大家さんが置いてくれていた瓶入りの「公爵ビール」をバルコニーで楽しみ、汚れた衣類の洗濯をしました。


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