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舗装道路はフォンダイヤーバッハの深い谷を右手に見下ろしながら、谷奥に向かって緩やかに上っていきます。車の往来は殆どありません。途中から雪除けの半トンネルがずっと続いていますが、今日のような日には雨も凌げて好都合です。
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雪除けトンネルを抜けると砂利道に変わりますが、次第に広大な牧草地の中に入っていきます。そしてその奥にシュトラスベルクの集落が見えてきます。一番手前の家はレストランですが、残念ながら営業していませんでした。
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シュトラスベルクの集落から登ってきた谷を振り返って。ラングヴィース村からここまでゆっくり歩いて約2時間でした。
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シュトラスベルク村の上手にも放牧場と点在する農家小屋が続いています。大人しい牛たちに挨拶をして、持参したおにぎりを広げて昼食にしました。
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写真下に見えるシュタフェルの農家小屋から道が谷底を離れ、草原の丘の斜面を登ります。後方に見える山はヴァイスフルー(2,843m)。この向こう側がダヴォスです。
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丘の上に出ると広大な草原が一面に広がっていて、そこがドゥランナ峠(海抜2,117m)です。峠の標識から少し右手(東)へ歩くと、グリューンゼーという静かな池があります。
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ドゥランナ峠に戻って道を北上します。北側も広大な草原が広がっていて「峠」のイメージとは随分かけ離れています。峠の標識も3本くらい立っていて、どれが本当の峠なのか分かりません(笑)。
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草原の北端に「ドゥランナ・オーバーゼス」と標識表示された大きな農家小屋があり、この裏手から本格的な下り道が始まります。
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道は車も通れる幅広の砂利道で、プレティガウ谷の北斜面を眺めながら快適に下っていきます。農家小屋の集落を過ぎた辺りでクロスタース方面への道を右に分けると、徐々に樹林帯の中に入ります。
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プレティガウ谷から北に延びる支谷ザンクト・アンテニエン方面の遠望。中央のなだらかな山はキューニホルン(2,413m)で、その後方の岩山は左がドゥルーゼンフルー(2,830m)、右がズルツフルー(2,817m)。両方ともオーストリアとの国境の山です。
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森と牧草地が交錯する中を大きく折り返しながら下り、コンテルス村の上手に出てきました。谷底に見えるのはサース・イン・プレティガウの村。コンテルス村の民宿兼レストラン「パルゼン」でアプフェルヴァインを飲んで休憩した後、その隣から発車するミニ・ポストバスに乗ってキュブリス駅に下り、電車に乗り換えてラントクヴァルト及びクール経由でアローザに戻りました。
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