「夫婦で歩くスイスアルプス」

グラーニング(コローニャ)村 ハイキング

2018年1月6日。今回のボルツァーノ滞在の最終日ですが、残念ながら曇天で低く雲が垂れ込め、眺望を楽しめそうな天候ではありません。3日前と同じロープウェイに乗って再びイェネージエン(伊語名サン・ジェネージオ・アテジーノ)村へやってきました。写真左が教区教会、右奥が観光案内所です。


イェネージエン村の中心から西方向へ歩いて行きます。3日前に歩いたザルテン高原の一段下の道で、右手の斜面の上方が山岳ホテル「エーデルワイス」の方向になります。左手の谷の向こう側に山の斜面を切り拓いた草地が見えますが、そこが先ず目指す山岳ホテル「ロッハー」です。

舗装道路は一軒農家の前までで、その裏手から山道に入って谷の奥を巻くように進みます。

山岳ホテル「ロッハー」を通過。ここからは再び舗装道路を辿って南下します。

レストラン「プラットナー」に到着。ここでカプチーノだけいただきましたが、後で思えば昼食もお願いしておけば良かったです。当初はここから「聖マルティヌスの道」を辿ってアルテンベルク(伊語名モンタルト、1,223m)に登るつもりでしたが、このお天気では眺望を楽しめそうになく、断念しました。

南東方向へ緩やかに下り、ザンクト・マルティン(伊語名サン・マルティーノ)教会が建つグラーニング(伊語名コローニャ)の集落へ。教会の左奥に遠望できているのはエッパン(伊語名アッピアーノ)村です。教会の近くに建つレストラン「メスナー」で昼食を摂るつもりが、何と休業でした。

今日は公現祭の祝日でバス便が少ないこともあり、ボルツァーノの街まで歩いて下る覚悟をしました。東へ進むと間もなく右手に葡萄畑の斜面が広がり、その麓にボルツァーノ市街が見下ろせました。行く手のトンネルには入らず、その手前から右へ「グンチナ遊歩道」が続いています。

葡萄畑の向こうに広がるボルツァーノ市街。写真左を流れるタルファー(伊語名タルヴェーラ)川の左側が旧市街で、背後の山はモンテ・ポッツァ(独語名ティッチェン、1,615m)。写真右奥にボルツァーノ空港の滑走路が見えています。

周囲が林檎?の果樹園に変わりました。写真右の山はグルーマー・エック(伊語名モンテ・トンド、1,110m)で、その左の尾根上にオーバーボーツェン(伊語名ソプラボルツァーノ)村があります。写真左の丘の上に建っているのはザンクト・ゲオルゲン(伊語名サン・ジョルジョ)教会。

遊歩道はファーゲンバッハ(伊語名リオ・ファーゴ)渓谷に入り、落差のある滝を眺めながら下ります。踏み固められた雪が凍っていて、足を滑らせないよう慎重に歩きましたが、遊歩道自体は綺麗に整備されていました。

谷底の車道に出てきました。車道はループ状のトンネルと高架橋を使って高度差を克服しています。写真中央奥に見えるのがファーゲンバッハの滝です。

トロイエンシュタイン城址の円塔(伊語名ドゥルーゾ塔)の脇を下ると、もうボルツァーノ市街が近いです。

タルファー河畔の遊歩道を歩いて旧市街へ向かいます。

アパート近くのエルベ広場まで戻ってきました。ゲーテ通りのカフェでケーキを買って帰り、アパート内で昼食代わりのコーヒータイムにしました。
翌日は午前中にボルツァーノを電車で発ち、ヴェローナ駅のレストランでドイツビールを楽しんだ後、ヴェローナ空港からフランクフルト経由便で帰国しました。


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