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牧草地の中を下ってゴルダッハ川の谷へ下り、川沿いの道を上流(東方向)へ進みます。可愛い牛たちと擦れ違いました。
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ゴルダッハ川沿いの道は左岸に渡ると舗装道路になり、やがて森の中へ入ります。森を抜けた場所がルッペン峠(海抜1,003m)で、道の分岐点に「ラントマルク」という一軒宿が建っています。右へ直進するとアルトシュテッテンの町へ下っていきますが、我が家は左手の道を辿ってザンクト・アントンを目指します。
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遊歩道はすぐに車道を外れ、車道の一段下の斜面を東へトラバースしていきますが、途中で草原の中を直登する箇所があります。背後にアルプシュタインの山々が見えてきました。右端が最高峰のセンティス(2,502m)で、その左にアルトマン(2,436m)とフントシュタイン(2,157m)。写真左端はロープウェイが通じているホーアー・カステン(1,794m)で、その右のなだらかな三角がフェーネレンシュピッツ(1,506m)、その右背後がフルクレンフィルスト(1,951m)です。
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遊歩道から振り返って撮ったセンティス山(右)とアルトマン山(左)。
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数軒の農家があるハッケンで再び車道に合流します。車の行き来は少ないですが、ここにはトローゲン村からポストバスが上ってきていて、我が家と擦れ違いました。
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周囲は牛たちが草を食むのどかな放牧場です。右手の眼下にはアルトシュテッテンの町が見えています。その後方は国境のライン川を挟んでオーストリアの山々です。
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ザンクト・アントンの礼拝堂に到着しました。海抜1,100m余りで、本日のハイキングでは最も高い地点です。車道の右側にベンチの置かれた展望台があり、アルプシュタイン山群やライン川方面の眺望を楽しみました。
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もう少し東へ歩いた先にレストランがありました。テラス席に座り、「本日の定食」をオーダーして昼食にしました。定食は鶏胸肉のソテーにパスタとアスパラガスを添えたもので、旨かったです。
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牧草地の中の道を北へ下り、オーベルエック村に入ります。背後の丘はヒルシュベルク(975m)。写真右端に見える立派な教会を覗きました。アッペンツェル地方の北部はプロテスタント教徒が主体のアウサーローデン準州なんですが、ここオーベルエック村だけはインナーローデン準州の飛び地になっています。恐らくカトリック信者の住人が多いからなんでしょう。
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オーベルエック村の東隣の集落シャッヒェンから再び広大な牧草地の中を東へ歩いていきます。写真は歩いてきた方向を振り返って撮ったもので、中央後方の家並みがオーベルエック村、右の丘がヒルシュベルクです。写真左上の尾根の上が昼食を摂ったザンクト・アントンになります。
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ブラッテンのレストランに到着。ここは今日は営業していませんでした。
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ブラッテンのレストラン前から東側の眺望。左右(南北)に横切る国境のライン川を挟んで手前がヴィードナウの町(スイス)、向こう側がルステナウの町(オーストリア)で、更にその後方がドルンビルンの街。写真中央の山はシュタウフェン(1,465m)で、その右背後に霞んでいる残雪の残る山はメルツェルシュピッツェ(1,830m)です。
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ブラッテンから北へ緩やかに登るとエッケンの丘(標高945m)の上に出ます。草原は一面の花畑でした。
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森と牧草地が交錯する地帯を東へ進み、農家群が建つゲベルトを通過。写真背後の森に入ります。
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シュタイクビュッヘという森から右手に見下ろすルステナウの町。手前の高台の家並みはプラッツの集落で、その左に見えているのがザンクト・マルグレーテンの町です。
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森を北へ抜け、広々としたボーデン湖を眺めつつ本日のゴール地点ヴァルツェンハウゼン村へ下っていきます。村の背後には蛇行して流れる古ライン川が見え、その向こう側はオーストリアのヘーヒスト村です。更にその遥か右奥、ボーデン湖の東端にブレゲンツの街が見えています。
ライン河畔のラインエックに下る山岳鉄道駅に隣接したレストランで白ビールを飲んだ後、バスでハイデン村へ。ここでトローゲン行きのバスに乗り換えるつもりでしたが待ち時間が長かったので、すぐにやってきたザンクト・ガレン行きのバスに乗り、シュパイヒャーシュヴェンディの集落で下車しました。そこから歩いてシュパイヒャー村のホテルに戻りましたが、思ったより遠くて疲れました。
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