「夫婦で歩くスイスアルプス」

リンダウ郊外ハイキング

2010年5月4日。前日はブレゲンツ港から遊覧船でドイツのリンダウに行き、島内の旧市街を散策したりショッピングセンター「リンダウパルク」で買物を楽しんだりしました。午後から青空が覗いてきたので天候の回復を期待したんですが、今朝はまた雲が低く垂れ込めて山々は見えません。さて何処へ行こうかと地図を眺めていたところ、リンダウの町の北側に幾つもの小さな湖が点在しているのが目につきました。折角だからドイツも歩いてみようかということになり、電車で再びリンダウに向かいました。リンダウ駅でフリードリヒスハーフェン行きのドイツ国鉄に乗り換え、ノンネンホルン駅で下車。住宅街の中の静かな駅でしたが、ホーム上に小父さんのリアルな銅像がありました。カバンも銅像です。

鉄道駅から南へ数分下るとボーデン湖畔です。船着場と公園と観光案内所がありましたが、天気も良くないので人影はありません。

駅に戻り、線路を渡って北へ進むと、すぐに広大な林檎畑が広がりました。写真はハットナウの集落を抜けてゼルムナウの集落へ向かっているところです。

ゼルムナウの北側の丘の上に白い聖アントニウス礼拝堂が建っています。内部に「1696年建立」の表示がありました。傍の遊歩道には帆立貝のマークがあり、巡礼道「ヤコブの道」がここを通っているようです。

聖アントニウス礼拝堂の丘から、歩いてきた北側を撮ったものです。丘の麓の家並みがゼルムナウの集落で、彼方にはボーデン湖が霞んで見えています。晴れていれば湖の対岸にスイスのアルプシュタイン山群やオーストリアの山々が並んで見えるようです(眺望案内板がありました)。

聖アントニウス礼拝堂の丘を北へ下り、小さな森を抜けてポッピスの集落へ。周囲の放牧場に馬が飼われていました。

高速道路の下を潜ってリーデンスヴァイラーの集落へ。こちらには葡萄畑もありました。

更に北上してニッツェンヴァイラーに到着。雰囲気の良さそうなホテル・レストランがありましたが、残念ながら今日はお休みでした。

シュライン湖を右手に眺めつつ歩いてシュラインゼーの集落に入ります。写真奥に見える教会をお訪ねしました。

シュラインゼーの集落の東側には丘があり、その上へ遊歩道が続いています。丘の上には十字架が建てられ、シュライン湖を一望できました。その向こうはボーデン湖です。

丘を東へ下って牧草地の中を暫く進むとデーガー湖畔に出ます。自然保護区になっているようで、木立が美しい湖畔でした。

デーガー湖畔から南東方向へ進み、ヴェッティスの集落を抜けてヘルボルツの集落へ。周囲は花盛りの林檎畑がずっと続きます。

可愛い林檎の花。

ウンターライトナウの集落に入ります。比較的大きな集落で、立派な教会がありました。

再び高速道路を潜って南下し、タウベンベルクの集落を抜けると、下り坂の向こうにボードルツの村とボーデン湖が見えました。

ボードルツ村の中心部。正面の建物は村役場で、その前にマイバウムが建っていました。

ボードルツ村の脇に線路が走っているんですが駅は無く、更に南へ15分ほど歩いてエンツィスヴァイラー駅から電車に乗りました。

2駅乗ってリンダウ中央駅に到着。前日も歩いた旧市街で手頃なレストランを見つけ、白ビールを飲みながら昼食を楽しみました。

これは前日の写真。リンダウ港に面したカフェで飲んだ白ビールです。定番の白ソーセージ&ブレーツェルという組合せで楽しむことができ、カミさんは大満足でした。


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