「夫婦で歩くスイスアルプス」

グアルダ〜アルデッツ 散策

2007年1月2日。前日午後の雪は夕方に一旦止んだものの夜半から再び降り出し、10cmほどの新雪が積もりました。雪雲が低く垂れ込めているため山道を歩くのは諦め、ウンター・エンガディン地方の村を訪ねることにしました。サン・モリッツ駅から電車に乗ってサメーダンで乗り換え、1時間余りでグアルダ駅へ。駅前に待っていたミニ・ポストバスに乗り込むとすぐにグアルダ村に到着しました。あいにく雪は激しくなるばかりです。

グアルダ村の広場。村の教会を覗いたり、家々のスグラフィットを眺めたりしながら東へ進みます。

グアルダ村を抜けると、なだらかな牧草地の斜面を横切って車道が続いています。

グアルダ村から30分ほどでボシュチャ村を通過。農家が何軒か集まっただけの静かな集落です。

東へ歩き続けると、やがて正面にアルデッツ村が見えてきました。岩山の上に聳えるシュタインスベルクの塔が印象的。村に向かって下り道になりますが、舗装道路は氷の上に新雪が積もってツルツルのスケートリンク状態。2回ほど派手に転んでしまいました(痛!)。路肩の草地を辿って慎重に下ります。

アルデッツの村内。スグラフィットの壁画や出窓で飾った歴史のありそうな家が多いです。どの通りからも奥にシュタインスベルクの塔が見えて良い感じ。

アルデッツ村で「アウローラ」という名のレストランを見つけて昼食にしました。このレストラン、メニューに値段が書いてありません。我が家の後から入ってきた家族連れもメニューを眺めて困ったような表情をしていました。まぁパスタ程度ならそんなに高くないだろうと踏んでスパゲティを注文しましたが、これがスイスには珍しく(笑)硬めに茹でてあって美味しかったです。値段は… 実はとてもリーズナブルでした。

更に東のフタン村辺りまで歩くことも考えていましたが、雪が止みそうにないので、アルデッツ村の下手にある駅から電車で帰ることにしました。サン・モリッツ市内で書店やワインショップを覗いてからシルス・マリーアのアパートに戻りました。


トップページへ   前日へ   翌日へ