夫婦で歩くスイスアルプス

「アイガー・トレイル」 ハイキング

2009年7月31日。グリンデルワルトでの滞在最終日です。義妹一家も揃って登山電車に乗り、再びクライネ・シャイデックにやってきました。駅からユングフラウ鉄道の線路に沿った道を緩やかに登っていきます。背後の山は左がラウバーホルン(2,472m)、右がチュッケン(2,521m)。

ユングフラウ(4,158m)に向けて登っていくユングフラウ鉄道の赤い電車。

ユングフラウの右に並ぶ(左から順に)チンゲルシュピッツ(3,304m)、クシュパルテンホルン(3,436m)、ビュートラッセ(3,193m)、フォルデリ・ビュートラッセ(3,063m)の山々。下はヴェンゲンに向けて下っていく登山電車。

ファルボーデンまで登ってくると、結構大きな人工池があります。池の畔を一周しながら、水面に映るユングフラウ(写真)・メンヒ・アイガー3山の姿を楽しみました。

ユングフラウ鉄道の線路を潜って草原の中の道をユングフラウに向かって登り、ロウヒャーフルーという尾根を越えたところです。右上の山がメンヒ(4,107m)、左がアイガー(3,970m)。アイガー氷河に向かって進み、行く手に見えるモレーンの背を登っていくと、アイガーの麓に見えているアイガーグレッチャー駅に到ります。

アイガーグレッチャー駅(海抜2,320m)に到着。駅に隣接したレストランがブリエンツ湖産の魚料理を「本日のお薦め」に掲げていたので、ここで昼食を摂ることにしました。

アイガーグレッチャー駅のレストランのテラス席からは目の前にアイガー氷河が迫ります。後方の山はメンヒ。

「本日のお薦め:イゼルトワルダー・フィッシュのソテー、ジャガイモのホイル焼きとミックスサラダ添え」、19フラン。注文の際に「骨付きだけど大丈夫?」と訊かれましたが、身離れが良くて食べやすく、淡白な味でとても美味しかったです。白ワインのフルボトルを開けて優雅にランチを楽しみました。

アイガーグレッチャー駅のレストランから眺めるユングフラウ。

レストランに義妹一家を残し、「アイガー・トレイル」のハイキングに出発しました。アイガー北壁の直下に道が続いています。

緩やかな下り道ですが、反対側から登ってくるハイカーも多いです。正面に見えている山はヴェッターホルン(3,692m)で、左はシュヴァルツホルン(2,928m)、その手前にグリンデルワルトの村が見えます。

次第に傾斜が緩やかになり、草原の緑が濃くなります。ベンチに座った小父さんがアイガーの北壁を双眼鏡で見ていますが、探しているのは…

そう、ユングフラウ鉄道のアイガーヴァント駅の窓です。この中を電車が走っているなんて、ちょっと想像できません。

美しいヴェッターホルンの姿。その左がグローセ・シャイデック峠です。

滝が落ちている沢を渡ると下り道に入ります。

深く切れ込んだ沢に沿って下ります。写真は振り返って撮ったアイガー。

初日にも来たアルピグレンのレストランに到着。ここから登山電車に乗ってグリンデルワルトへ戻りました。


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