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展望台から戻ってゴンドラリフト駅を通り過ぎ、尾根道を直進します。正面のロートホルン(2,526m)が近づくにつれ、その南斜面をトラバースして進むようになります。写真右端に遠望できる山はグラウシュトック(2,662m)。その麓にあるエングストレン湖が今日のゴールです。
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バルマーエックホルン手前の窪地には残雪があり、その上に羊の群れが集まっていました。羊たちも涼しい場所が好きなんですね。雪の上に寝っ転がってるのもいます。
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ゲン谷(写真左端)に向かって突き出た展望台、バルマーエックホルン(2,255m)に到着。写真は歩いてきた方向(南西側)を撮っています。正面右のヴェッターホルンの下方に見える緑の山が歩き始めたプラーンプラッテンです。右端はメルヒ湖畔へ下るリフトですが、運行されていませんでした。休憩しているハイカーが多く、我が家もここで持参したパンを齧り昼食にしました。
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バルマーエックホルンから西側の眺望。中央右寄りがロートホルンで、左はロイバーシュテッケ(2,491m)、右奥はグロックヒュス(2,534m)です。
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バルマーエックホルンから北に見下ろすメルヒ湖。対岸に山岳リゾート村のフルットが見えます。その後方左の岩山はブリューニックハウプト(2,312m)。
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バルマーエックホルンから更に北東方向へ尾根道を辿ります。写真左に次の湖タンネンゼーが見えています。タンネン湖の後方の山はバルグレン(左、別名シーベン、2,669m)とロートサントノレン(右、2,700m)。中央の山がグラウシュトック、その右のヨッホ峠を挟んで万年雪を被ったティトリス(3,238m)、その右の3つのピークの山はヴェンデンシュテッケ(3,042m)です。
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この道ではマウンテンバイクを楽しむ人も多く見掛けました。のんびり歩く牛たちに道を阻まれて立ち往生(笑)。
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尾根の右側はゲンタールの谷底まで一気に切れ落ちています。谷底に見える建物はシュヴァルツェンタールのレストランでしょうか。谷奥のグラウシュトックの麓に今日のゴール地点、エングストレンアルプのホテルとエングストレン湖が見えています。
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ゲン谷の向こう側には、左端のテリシュトック(2,580m)の背後にスーステン峠方面の山々が並んでいます。左がスーステンホルン(3,503m)、中央がティアーベルク(3,447m)、右がヴィセ・ノレン(3,398m)とトリフト氷河です。
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尾根道を進んでいくと、牛たちがのんびり寛ぐグムの丘に至ります。エングストレン湖がかなり近くに見えてきました。写真右上の山はメーレン(2,970m)で、そこから左へ順にヴェンデンシュテッケ、ライセント・ノレン(3,003m)、ティトリス。
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グムの丘から眼下のタンネン湖畔に向けて下ります。湖の右、建物が点在している辺りがタンアルプです。
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タンネン湖畔に到着。メルヒ湖畔との間にミニ・トレインが運行されていて、家族連れで賑わっていました。写真左のなだらかな丘がグムで、そこから下ってきました。
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タンネン湖畔近くに建つタンアルプのレストラン(写真左)。超満員の繁盛ぶりでしたが、何とか空席を見つけ、アプフェルヴァインを飲みながら休憩しました。
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タンアルプからは草原の中の道を南へ、左手にグラウシュトックを眺めつつ進みます。
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尾根を回り込むようにして道が再び東へ向かうと、もうエングストレンアルプが間近に見えてきます。カミさんの前を茶色の山羊が2頭歩いていますが、彼等はタンアルプからずっと我が家を先導するように歩いてきていて、ちゃんと家路につけるのかちょっと心配になってしまいました。彼等にとっては庭先程度の散歩だったかも知れませんが。
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エングストレンアルプのホテルが近づいてきました。背後の山は右がライセント・ノレン、左がティトリス。両者の間に電波塔の建っている山が見えますが、ロープウェイが通じているクライン・ティトリス(3,028m)です。ホテルの周囲に沢山の乗用車が駐車してあって、何かのイベントでもやっているのかな?と期待して行ってみると…。
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おがくずの敷かれた土俵?が2つあり、シュヴィンゲン(スイス相撲)が行われていました。今日はスイスの建国記念日なんですね。ヨーデルや旗投げも演じられ、存分に楽しむことができました。
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ホテルのテラスで白ビールをグビッとやってから、少し歩いてエングストレン湖畔まで往復しました。その後、ホテルの前からポストバスに乗り、マイリンゲンに戻りました。
翌日も晴れればトリフト氷河を間近に見に行くつもりでしたが、残念ながら天気が下り坂で、諦めてバレンベルク野外博物館へ行きました(途中から雷雨に見舞われましたので、やはり山へ行かなくて正解でした)。午後からチューリッヒ空港へ向かい、帰国の途につきました。
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