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オーバーベルク谷は深い霧に覆われていましたが、オーバーリスアルムに着く手前でさーっと青空が広がりました。広い放牧場の中にレストラン(海抜1,750m)が建っていて、その前が乗合いタクシーの終点でした。
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レストランから西へ向かって歩き始め、行く手の斜面をジグザグに登ります。
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登り道の途中からオーバーリスアルムを見下ろして。写真中央がスタート地点のレストランです。その向こうの谷間の下流には未だ少し霧が漂っています。その背後の山はカルクケーゲル山塊のホーアー・ブルクシュタル(2,611m)と、その左にシュリッカー・ゼーシュピッツェ(2,804m)です。
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斜面を登り切ると湿原が広がり、その脇にアルパイン・アルムのレストラン(海抜2,040m)が建っています。我が家が目指すのはその奥の鞍部に見えるフランツ・ゼン小屋です。山小屋の背後には氷河を抱いた山々が見えてきましたが、その中央で尖っているのがシュランデレ(3,393m)。写真左上の山はフォルデレ・ゾンマーヴァント(2,676m)です。
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湿原を通り過ぎた先から振り返って撮ったアルパイン・アルムのレストラン。右後方の山はケアラッハシュピッツェ(2,918m)です。
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急流に沿って登り、フランツ・ゼン小屋(海抜2,145m)に到着しました。山小屋の名前になっているフランツ・ゼンは19世紀にノイシュティフト村やエッツタールのフェント村で牧師を務めていた人物で、チロル地方の貧困対策として山岳観光インフラの整備に尽力したことで知られています。
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フランツ・ゼン小屋の前から南側の眺望。写真左端がユーラスグラートシュピッツェ(3,038m)、その右で尖っているのがエストリッヒェ・クノーテンシュピッツェ(3,101m)、写真中央がファルベゾーナー・クノーテンシュピッツェ(3,118m)、その右がアルパイナー・クノーテンシュピッツェ(3,233m)です。できれば写真右端のフォルデレ・ゾンマーヴァントに登れないかなぁと思ってましたが(案内標識によればここから片道1時間半)、道はかなり険しそうで、帰りの乗合いタクシーに間に合わなくなると困るので諦めました。
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山へ登る代わりに、アルパイナー・バッハ川に沿って谷奥へ少し歩いてみることにしました。右寄りで大きく聳えている山がアーペラー・トゥルム(2,986m)で、その右奥はフォルデラー・ヴィルダー・トゥルム(3,177m)。写真左はヴィルトグラートシュピッツェの北峰(右、3,320m)と南峰(左、3,274m)で、その手前がアルパイナー氷河の末端です。
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平原を奥へ進むと、少し斜面を登る場所があります。アルパイナー・バッハ川も一部は地中を流れる急流になっていて、「ヘレンラッヒェン(地獄の喉)」と名付けられています。カラビナがあれば「地獄」の入口を探検できるようでした。
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登った場所から歩いてきた平原とアルパイナー・バッハ川を見下ろして。平原の奥に見えているのがフランツ・ゼン小屋です。
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更に奥へ平原が続いています。左奥にアルパイナー氷河がかなり見えるようになってきました。19世紀までは今立っている場所辺りまで氷河が延びていたらしいです。
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アーペラー・トゥルムの右にベルグラス氷河の末端も見えてきました。
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アルパイナー氷河末端の直下まで行ったところで今日のゴールとしました。でも近づき過ぎると却って氷河が見えなくなっちゃいますね(笑)。写真左上の山はヴェストリッヒェ・ゼーシュピッツェ(3,355m)でしょうか。
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来た道を辿ってフランツ・ゼン小屋へ戻ります。山小屋の北側にある岩壁では山岳救助の訓練?をしている方々が大勢いました。北側斜面を登ってリンネン湖を目指せば、アルパイナー氷河をもっとスッキリ眺められたかも知れないなぁ…と少し心残り。
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フランツ・ゼン小屋の内部。アップルパイとコーヒーをいただきました。
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登ってきた道を辿って下山します。行く手に見えているのがアルパイン・アルムのレストランが建つ湿原。出発地点のオーバーリスアルムはその奥を下った先です。
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帰りの乗合いタクシーが出るのは16時。それまでオーバーリスアルムのレストランのテラス席でゆっくり白ビールを飲みました。
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