「夫婦で歩くスイスアルプス」

シュトゥーバイ谷ウィンター・ハイキング

2011年1月8日。インスブルック中央駅前から市電のような可愛い電車に乗ってシュトゥーバイ谷へ向かいます。終点の2駅手前のテルフェス村で下車しました。写真右上に見えている山はパッチャーコーフェル(2,246m)です。

上手の道を谷の奥へ、プレーフェンの集落に向かって歩き始めます。行く手に見える写真左の山はクリンネンケップフェ(2,139m)で、その左奥がホーアー・ブルクシュタル(2,611m)。その右にはシュリッカー・ゼーシュピッツェ(2,804m)、リーペンヴァント(2,774m)、グローセ・オクセンヴァント(2,700m)の3連山が見えています。右上はマルヒライゼンシュピッツェ(2,620m)です。

プレーフェンの集落から谷底のフルプメス村方面を見下ろして。正面の山はエルファーシュピッツェ(2,505m)で、その右がツヴェルファーシュピッツェ(2,562m)、両者の間に覗いている頭がハービヒト(3,277m)です。

聖人の祠が付いた橋を渡り、川沿いの道を下ってフルプメス村の中心部へ。背後の白い山はネーダーヨッホ(2,142m)で、その左奥がザイレ(別名ノックシュピッツェ、2,404m)です。

フルプメス駅。インスブルックから乗ってきた電車はここが終点です。

フルプメス村の中心部にクリッペ(聖誕飾り)の博物館がありました。入ってみたかったんですが、開館は午後のみで入れませんでした。背後の山はマルヒライゼンシュピッツェ。

フルプメス村の教会。内部は壁や天井が白くて明るい印象でした。背後に見えている山はゼルレス(2,717m)です。

再び山裾に続く高台の道を谷奥へ向かって進みます。

振り返ってフルプメス村の全景を撮ったもの。フルプメスはシュトゥーバイ谷で最も大きな村です。右上の山はパッチャーコーフェルで、左にはノルトケッテ連峰の東端が覗いています。左から順にグローサー・ベッテルヴルフ(2,726m)、ホーエ・フュルレック(2,571m)、ホッホニッスル(2,546m)です。

途中に「グレーベンホーフ」という良さそうなホテル・レストランがありましたので、ここで昼食を摂ることにしました。今日は気温が高めで風も弱いため、テラス席も賑わってました。

我が家もテラス席に陣取りました。柔らかな日差しを浴びると、何と上着を脱いで冷たいビールを飲んでも平気な暖かさでした。カミさんは鶏ささみ肉のフリッター付きサラダ、私は鱒の燻製をオーダー。どちらも大変美味で、谷の反対側にゼルレス山(左)やケッセルシュピッツェ(右、2,728m)を眺めながらの爽快なランチを楽しめました。

再び上手の道を谷奥へ進みます。写真は振り返って「グレーベンホーフ」を撮ったものです。

道は次第に谷底へ向かって下っていきます。写真左上の山がケッセルシュピッツェ、右の太陽の下がエルファーシュピッツェで、正面のピンニス谷の奥に見えている山はキルヒダッハシュピッツェ(2,840m)と、その右にイルムシュピッツェ(2,692m)です。

キルヒダッハシュピッツェのアップ。

歩いてきた道を振り返って。正面の山はネーダーヨッホで、その右肩がヨッホクロイツ(2,045m)。右の山麓にフルプメス村と、その背後にノルトケッテ連峰です。

昼食にビールを飲んだお蔭でトイレが近くなり、ノイシュティフト村手前のネーダー地区で「フォルスター」というホテルを見つけて入りました。ロビーでコーヒーをいただきましたが、野暮ったい格好で入るのが少々憚られるような、小洒落た雰囲気でした。背後の山はケッセルシュピッツェ。

ルエッツ川沿いの遊歩道を進み、行く手にノイシュティフト村が見えてきました。その背後に見える山はブレンナーシュピッツェ(2,877m)でしょうか。

遊歩道の周辺は牧草地と思われる広大な平原で、クロスカントリー・スキーが楽しめそうです。

ノルトケッテ連峰方面のアップ。左端がシュペッカールシュピッツェ(2,621m)、中央がグローサー・ベッテルヴルフ、その右がホーエ・フュルレックです。

エルファーシュピッツェの中腹へ上るゴンドラリフトの乗場を通過。ここまで道草が多かったので、既にゴンドラの運行終了時刻が近づいていて、残念ですが今回は断念しました。

天井画が豪華なノイシュティフト村の教会。村の中心部から路線バスに乗ってインスブルックへ戻りました。バスは電車とは違って谷の東側を通るので、車窓の景色が異なって楽しめました。それに谷の入口にあるシェーンベルク村から高速道路に入り、意外に早くインスブルックに到着しました。


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