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登ってきた道を振り返ったところです。背後の山はモンテ・タマーロ(1,962m)。こちら側との間の谷間がバスを降りたアルペ・ディ・ネッジャになります。当初はこのモンテ・タマーロに登る検討もしていましたが(遥か左後方に見えるアルペ・フォッパまでロープウェイが通じています)、ご覧のとおり未だ残雪が相当あるので自重しました。
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日当たりの良い東側斜面には、岩の間にプリムラ・ヒルスタが可愛い花を沢山咲かせていました。
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登山道の脇にはあちこちにクロッカスが顔を出していて、目を楽しませてくれます。
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「の」の字を逆に書くような道程を辿り、1時間余りで大きな十字架の立つ頂上に到着しました。この十字架、2000年9月に建てられた比較的新しいもののようです。
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十字架付近からはマッジョーレ湖とその北側にずらっと並ぶ山々を一望できます。写真はマッジャ河口の三角州で、川を挟んで左側がアスコーナ、右側がロカルノの街です。三角州の対岸の手前の町はサン・ナッザーロ。マガディーノからのポストバスは一旦このサン・ナッザーロまで湖岸を走ってから斜面を上り始めます。町の上手に花いっぱいの植物園があります。
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十字架の立つ場所を頂上と書きましたが、実はその背後にあるこちらの方が本当の頂上のようです(標高1,734m)。農家小屋の脇を通ってすぐに到着しますが、頂上には残念ながら三角点標識以外に何もありません。
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山頂からそのまま西側の斜面を下ります。正面にマッジョーレ湖を眺めながらの快適な下り道で、途中に気分の良いベンチも置かれています。対岸の町はブリッサーゴで、その背後に聳えるのはグリドーネ山(2,188m)です。
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広葉樹林帯まで下ってくると、間もなくアルペ・チェドゥッロの立派な小屋が現れます。未だ無人でしたが、夏のシーズン中はチーズや飲み物を出してくれるようです。
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更に明るい森の斜面を歩いていくと、サンタ・アンナ礼拝堂に出ます。綺麗な礼拝堂の裏手半分が山小屋になっていて、ちゃんと暖炉やベッドもありました。ということは…そうです、少し離れた場所にトイレがありました!
スッキリしたカミさんが手前の案内標識を見て曰く「サン・ナッザーロまで2時間15分かぁ…歩いてみる?」 …あのー、ここからまだ標高差1,100m以上あるんですけど…。珍しく私の側から制して、おとなしくインデミニ村への道(標識では所要45分)を進みます。
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ガンバローニョ山の南斜面を回り込むと、道が二手に分かれます。上り道を行けば出発点のアルペ・ディ・ネッジャに戻るガンバローニョ山一周コース。インデミニ村へは下り道の方を辿ります。
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やがて眼下に舗装道路が見えてきて、インデミニ村に到着です。急斜面に石造りの家々が建ち並んでいて、想像したよりもずっと大きな集落です。村の周囲は桜が満開でした。バス停近くのレストランに入ったら、朝のバスの運転手さんと郵便局員さんに再会(みんなここで昼食だったんですね)。バジルの香りに誘われて我が家もスパゲッティを頼みましたが、すぐそこがイタリア国境だというのに、パスタはしっかりスイス風(つまり茹で過ぎ…笑)。
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インデミニ村の立派な教会やミニ博物館等を訪れて時間を潰し、再び村始発のポストバスに乗ってマガディーノに戻りました。写真は、ロカルノに向かう帰りの定期船から眺めたガンバローニョ地方の村々。右手の山が登頂したモンテ・ガンバローニョです。
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