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道は清らかな支流を木橋で渡ったり、本流の河原に出たりしながら続きます。「センティエローネ」(「偉大な小道」とか「小道の中の小道」というような意味でしょうか)の名に相応しい、雰囲気のある遊歩道です。
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車道の石橋に出会ったら、この橋を渡って、車道と入れ替わるように川の左岸を進んでいきます。
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左岸に渡って間もなく現れるのがロレンティーノの集落。石造りの小屋が建ち並んでいますが、人影はありません。この先、対岸にジェッラの村が見えてくる辺りに小さなレストランがあって、休憩可能です。我が家はもう少し歩を進めて、滝の見える沢を渡った先の河原で、持参したおにぎりを食べました(近くに休憩用の小屋もあったのですが、例の中学生グループに占領されてまして…)。
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更に進むとアルナスカの集落。こちらは戸数がかなり多くて、果樹園?や羊の牧場もあります。
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アルナスカの集落を過ぎると、対岸の岩山の麓にブリオーネ村が見えてきます。遊歩道は階段状の上り道となり、上り切った高台にはベンチが置かれていて眺望を楽しめます。
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展望台辺りから下流はヴェルザスカ川の流れが激しくなり、大岩ゴロゴロの迫力ある渓谷となります。再び車道の橋が見えてきますので、これを渡ってもう一度車道と入れ替わるように右岸を進みます。
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この右岸の道は「芸術の小道」と名付けられていて、そこかしこに自然の岩や樹木を巧みに利用したオブジェが置かれています。「何じゃこりゃ?」と思うようなものが多くて笑えます。ちょっと疲れを感じる頃ですから、気分転換になって良い感じです。
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やがて川の対岸にモッタの村が見えてきます。川べりの白いテントの向かいが小さなレストランで、我が家はトイレをお借りする目的で入り、カプチーノを飲んで休憩しました。
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右岸に戻って再び「芸術の小道」を進みます。途中でかなり大きな滝の下を通ります。流れ下る水は驚くほど澄み切っています。
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対岸の山腹にレヴォイラの集落を見上げながら歩いていくと、遂にお目当ての眼鏡橋「ポンテ・デイ・サルティ」が見えてきました。何とも美しい形をしたローマ橋です。お姉さんがひとり夢中になって写真を撮っていました。
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「ポンテ・デイ・サルティ」(=「跳び込み橋」の意)の橋上から下流方面の眺めです。橋の下は流れの緩やかな淵になっていて、確かに跳び込みたくなるかも。ここで遂に雨が降り出しました。写真後方に見えるラヴェルテッツォ村の教会前からポストバスに乗って、ロカルノに戻りました。
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