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ル・ツァペから斜面を北へトラバースする緩やかな上り道を選び、正面にローヌ谷北側の山々を眺めつつ歩き始めます。氷河を被っている左の山がレ・ディアブルレ(3,210m)、右はヴィルトホルン(3,248m)です。
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左手には眼下にシャンドランの村。アニヴィエ谷を挟んでその右奥に見えるのは、前日ハイキングの帰りに通ったヴェルコラン村。ということは、写真左上端が前日のハイキングのゴール地点クレ・デュ・ミディですね。
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歩き始めて僅か20分ほどで尾根上のイル湖峠(海抜2,544m)に出ました。案内標識の向こうが目指すイルホルンの頂ですが、ここからだと小山ほどの高さに見えます。
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イル湖峠から約30分でイルホルン山頂(標高2,716m)に到着。2つのピークにそれぞれ十字架と案内標識が立っています。
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イルホルン山頂から北西側の眺望。手前の断崖はイルグラーベンと呼ばれる大地溝帯。その背後にシエールの街が隠れています。右上の高峰はヴィルトシュトルーベル(3,244m)。
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北側は一気にローヌ谷の底まで切れ落ちています。谷底の左半分に広がっている緑は、イルグラーベンの土砂が堆積してできたファンジュの森(プフィンヴァルト)。その向こう、ローヌ川の対岸に見える家並みがロイクの町で、その左の谷を遡った先に温泉町ロイカーバートがあります。中央やや左寄りに見える高峰は、右から順にバルムホルン(3,698m)、アルテルス(3,629m)、リンダーホルン(3,453m)。
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北東側の眺望。中央の高峰はビーチホルン(3,934m)。その手前から左奥に延びる谷がレッチェンタールです。
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南東側にはイル人造湖が近いです。右手前の池はヴァッシュゼー。イル湖の対岸に聳える山はシュヴァルツホルン(2,790m)で、その右奥の高峰がロートホルン(2,998m)。「黒岳」「赤岳」という名の山はスイスに沢山あり過ぎて困りますが…(笑)。
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ロートホルンの右からはヴァリス州の名峰がずらりと並びます。左から順にバルホルン(3,610m)、ブルネックホルン(3,833m)、ビスホルン(4,153m)、ヴァイスホルン(4,506m)、テット・ド・ミロン(3,693m)、レ・ディアブロン(3,609m)、ツィナールロートホルン(4,221m)、オーバー・ガーベルホルン(4,063m)、マッターホルン(4,478m)、ポワント・ド・ジナール(3,789m)で、右端に半分切れているのがダン・ブランシュ(4,357m)。
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ビスホルン、ヴァイスホルンからツィナールロートホルンまでのアップ。ヴァイスホルンの右下に見える万年雪はトゥルトマン氷河の上部で、写真右端にはモマン氷河が見えています。
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ツィナールロートホルンからダン・ブランシュまでのアップ。オーバー・ガーベルホルンの手前に重なっているのがベッソ(3,668m)。その右、マッターホルンの手前にはモン・デュラン(アルベンホルン、3,713m)が、ダン・ブランシュの手前にグラン・コルニエ(3,962m)がそれぞれ重なって見えています。
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イル湖峠に戻り、そこからイル湖畔に向けて下ってきたところです。ダムの上を渡った先で昼食休憩にしました。その後は、対岸の斜面に見えているジグザグの道を登ります。
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登り道の途中から振り返って写したイル人造湖。写真右上のピークがイルホルンで、中央の鞍部がイル湖峠です。
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尾根の上がパリレ峠(海抜2,552m)で、南側にベラ・トーラ氷河を眺められます。右のロートホルンの方が近いので高く見えますが、氷河の奥のピークがこの山塊最高峰のベラ・トーラ(3,025m)です。
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東には上下2つの湖メレッチゼーが見えます。この美しいオーバー・メレッチアルプに向けて下っていきます。後方の山は左がブルンネットホルン(2,952m)、右がボルターホルン(2,971m)。
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ウンター・メレッチゼーの下手まで下ってきました。右奥に見える小屋群は立派な地下トンネルで相互に連絡通路が繋がっているようで、単なる農家小屋じゃないのかも知れません。
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オーバー・メレッチアルプから先は本格的な下り道になります。見上げるメレッチホルン(2,567m)の北斜面はコケモモ等の低木が赤く色付いて綺麗。途中で狩りに来ていた2人連れに出会い、彼等が仕留めたノロジカ2頭を見せてもらいました。
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ローヌ谷を見下ろす絶景の場所にウンター・メレッチアルプの小屋群がありました。この先から針葉樹林帯の中に入ります。
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北側斜面を東へトラバースしながら徐々に下っていくと思いきや、これが予想外に険しい道で、初めのうちローヌ谷底まで一気に下るかと思うような勢いでガンガン下るので、てっきり道を間違えたと思いました。
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途中で広い林道に出て一安心しましたが、その後も延々と緩やかな下り道が続き、ウンター・メレッチアルプから1時間半ほど掛かってようやく本日の終着地点オーベルエムス村に到着です。村の北外れから小さなロープウェイが出ていて、これに乗ってローヌ谷底のトゥルトマン村に下りました。そこから徒歩でローヌ河畔の鉄道駅に向かうつもりでしたが、ロープウェイで乗り合わせた数人のパーティ(トゥルトマン谷の奥を歩いた後、手配したマイクロバスでオーベルエムスに戻ってきた様子)がトゥルトマン村に大型バスを待機させていて、好意で我が家をガンペル・シュテーク駅まで同乗させてくれました。
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