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グリムゼル峠から20分余り下ったハンデックでバスを下車し、その先の分岐を登っていくとケーブルカー「ゲルマーバーン」の乗場があります。往復切符を買うと帰りの乗車時刻を訊かれ、その時刻が書かれたカードを手渡されます。
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このケーブルカーは最大斜度106%(!)で、傾斜のキツさでは世界一だそうです。確かに、感覚としては真上に引っ張り上げられていく感じ。
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運転席以外の座席はすべて後ろ向きに設置されていて、屋根は一部のみ。ケーブルカーというよりジェットコースターのような印象です。上るにつれて谷の向こうの山々が美しく見え出します。
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ケーブルカーを降りて100mほど進むとゲルマー湖畔(海抜1,849m)に出ます。湖畔の道を右手へ進むと、間もなくダムの脇に至ります。グリムゼル峠周辺の大きな湖の大半はダムで堰き止められた人造湖なんですね。乗ってきたケーブルカーも、この地域の水力発電会社が運営しているものです。湖の対岸の山はショイプホーレン(2,684m)。
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ダムの右手にはバスで下ってきた谷が見えます。谷奥のダム湖はレーテリッヒスボーデン湖。その奥の鞍部がグリムゼル峠です。
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ダムの上からは西側正面にどっしり聳えるアルプリシュトック(2,878m)が近いです。右の尖った峰はエルレンホーレン(2,453m)で、その右背後はヒーンダーテルティホルン(3,179m)。
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その右にはヒーンダーテルティホルンから北へ連なる峰々が並びます。写真右がこの山塊最高峰のリッツリホルン(3,282m)、左はシュタインラウイホルン(3,162m)。写真中央の氷河はエルレン氷河で、リッツリホルンの右山腹はヴィッセンバッハ氷河です。
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ダムの上からゲルマー湖の奥を眺めた図です。写真中央がアルプリ氷河で、左はディーヒター氷河。両氷河の奥にティアーアルプリシュトック(3,383m)がある筈ですが、前山に遮られて頂が見えているのかよく分かりません。写真右はゲルマー氷河とヒンター・ゲルマーヘルナー連峰です。
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ダムを南へ渡り、湖畔を左回りに一周してみることにします。湖岸から眺めるリッツリホルンが美しく、この辺りで持参したおにぎりを頬張りながら昼食にしました。
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ゲルマー湖の南岸から眺めるディーヒターバッハの谷。何段かの滝となって流れ落ちています。写真中央の峰がディーヒターホルン(3,389m)でしょうか。その下方にゲルマー小屋が見えていますが、この写真ではよく分かりませんね。
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湖畔に腰掛けて山々を眺める小父さん。他にはブルーベリー摘みをしている夫婦など、みんなのんびりムードで散策を楽しんでいました。
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滝のようなテルティの流れを越えると湖の最奥部が近づきます。行く手正面にギザギザの険しいゲルマーヘルナー連峰が聳えます。写真中央がグローセス・ゲルマーホルン(2,631m)。
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写真左の岩壁に付けられた細い道を辿った後、落石でできたアーチを潜り、ゲルマー湖の最奥部に到達しました。写真手前で湖に流れ込んでいるのがディーヒターバッハの谷川。湖の背後はヒンター・ゲルマーヘルナー連峰で、この向こう側をローヌ氷河が流れています。
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ゲルマー湖の最奥部から見上げるディーヒターバッハの流れ。その右上にゲルマー小屋が見えます。あそこまで登ってみたいところですが、路線バスの発車時刻に縛られている我が家には残念ながら時間が足りません。
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湖の北岸を辿ってダム方面へ戻ります。北岸は大きな岩の斜面に道が付けられていて、湖面からはかなり高さがあります。
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予約した時刻のケーブルカーに乗って下りました。ケーブルカーの麓駅から吊り橋で谷の対岸へ渡れるようになっています。
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吊り橋は高さ70m。真下はアーレ川が滝となって流れています。写真は下流方向(北側)のハスリ谷の眺め。
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吊り橋を渡った先から遊歩道を下ると、バス停に近いホテル・ハンデックの脇に出てきます。帰りのバスを待つ間、ホテルのテラス席でコーヒーを飲みながら休憩しました。テラス席からは急峻な山腹をケーブルカーが上り下りするのを眺められて面白かったです。
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