「夫婦で歩くスイスアルプス」

ヘーガウ地方の古火山巡りハイキング

2018年5月5日。ラドルフツェル駅から電車に乗ってエンゲン駅に到着しました。コンスタンツとエンゲンを結ぶ電車(愛称「ゼーハス」)はドイツ領内のみを走る路線ですが、何故かSBB(スイス国鉄)が運行しています。綺麗な車両で快適です。

エンゲン駅から南へ歩いて丘の上にあるエンゲンの旧市街へ。写真左がマルクト広場で、右の尖塔が聖母昇天教会です。


聖母昇天教会の内部。壁画が美しいです。

クレンキンガー城の脇を通って南へ下り、アンゼルフィンゲンの集落へ向かいます。

アンゼルフィンゲンの集落の西から山道に入ります。目指すのは写真左に見えているホーエンヘーヴェンの山頂です。

古城址の城壁を潜るとホーエンヘーヴェン山頂です。

ホーエンヘーヴェン山頂(844m)には遺構を利用した展望塔があります。

展望塔の上に登ってみました。景色の案内板やベンチもあります。写真は西側を撮っていて、正面がヴァッターディンゲン村。右奥にはライプファーディンゲン村の発電用風車が3基見えます。

北東方向に眺めるエンゲンの町(写真中央奥)。中央手前の集落がアンゼルフィンゲンです。

ホーエンヘーヴェンの山頂は草地の広場になっていて、バーベキュー用の設備もあります。写真中央奥から南側の眺望も楽しめました。

ホーエンヘーヴェン山頂から南側の眺望。右の山がホーエンシュトッフェルン(844m)、中央がホーエントヴィール(686m)、左で尖っているのがホーエンクレーエン(644m)。いずれも、ここホーエンヘーヴェンと同じく山頂に中世の城塞跡がある古火山です。写真左手前はヴェルシンゲンの集落。

ホーエンヘーヴェン山頂から南へ下り、ヴェルシンゲンの集落を通過。写真右の住宅の後方に覗いているのが、登ってきたホーエンヘーヴェンです。

畑の中の道を右手にホーエンシュトッフェルンを眺めながら南下します。

木の下に建つ十字架のところで車道に合流しました。

花盛りの菜の花畑の脇を通って車道を歩いて行きます。通行量はそれほど多くありませんが時々大型車も通るので、やはり車道歩きは楽しくありません。写真は歩いてきた方向を振り返って撮っていて、カミさんの右後方がホーエンヘーヴェンです。

ホーエンシュトッフェルンの東麓にあるヴァイターディンゲンの集落の手前で左折し、ようやく静かな道に戻りました。写真は振り返って撮ったホーエンシュトッフェルンとヴァイターディンゲン村で、集落の高台に建っている大きな建物は聖マウリティウス教会とヴァイターディンゲン城。現在では結婚式等のイベント会場として使われているようです。

標高661mの丘の上に建つ大きな十字架「ヘーガウクロイツ」。十字架の左奥に見えている山がホーエンヘーヴェンです。近くにベンチがあり、眺望を楽しみながら持参したおにぎりを食べました。

メークデベルク城址の麓を通り(ここも城址まで登れる感じでしたがパスしました)、緩やかなアップダウンのある丘陵地帯を進みます。写真左上がメークデベルク城址(654m)で、右後方がホーエンヘーヴェンです。

行く手にホーエンクレーエンが近づいてきました。

ホーエンクレーエンの麓にはボーイスカウト団の施設があり、この日も一団が集っていました。建物の右奥から始まる山道を登って山頂を目指します。

山頂のホーエンクレーエン城址。城塞を囲むように巨大な石壁が残っています。

ホーエンクレーエンから北西側(歩いてきた方向)の眺望。中央がメークデベルク、右奥がホーエンヘーヴェン、左がホーエンシュトッフェルンです。

ホーエンクレーエンから南側に眺めるホーエントヴィール。その左にジンゲンの町が見えます。

下山した後は南へ進むべきところ、道を間違えて東麓を走る高速道路の近くまで下ってしまいました。登り返して戻るのも疲れるので、地図を見ながら南側にある農家の方へ歩きました。ところが農家の先で道が消えており、山裾と麦畑の境目を突っ切る羽目になってカミさんの機嫌を大いに損ねてしまいました。

目指していた一軒宿のホテル「ヘーガウハウス」に何とか到着。眺めの良いテラス席でビールを飲んで一息つきましたが、カミさんの機嫌は直りませんでした…(苦笑)。

ホテル「ヘーガウハウス」付近から眺めるホーエントヴィールとジンゲン市街。ホーエントヴィールに向かって南下します。

ホーエントヴィールの北麓まで歩いてきました。この少し先に山頂への入口がありましたが、歩き疲れて登る気力が無く、登頂は見送りました。ここは入場料が要りますし…(←ケチ)。

ランデスガルテンシャウ駅の近くから見上げるホーエントヴィール。山頂の城址はドイツ最大規模のものらしいです。

無人駅のランデスガルテンシャウ駅から電車に乗ってラドルフツェルに戻りました。


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