「夫婦で歩くスイスアルプス」

プラーン湖周辺ハイキング

2012年4月29日。ロイッテ村滞在初日の朝は薄曇りです。山の上へ行ってもスッキリした眺望が得られそうにないので、低地を歩くことにしました。目指すはロイッテ村の東の山中にある湖プラーンゼーです。写真は我が家の宿泊ホテルのすぐ近くに建つブライテンヴァング村の教会(ブライテンヴァング村はロイッテ村と隣接していて、見た目は殆ど一体化しています)。前日はここで挙式したカップルがいて大賑わいでした。

草原の中の道を北へ歩いてミュールの集落にやってきました。写真は集落の中心部で、ここを北へ抜け、アルクバッハ川に架かる橋を東へ渡って森の中の遊歩道へ入っていきます。

高速道路の下を潜ると間もなくウーリ湖が現れます。静かな湖畔で数人のダイバーが潜水訓練のようなことをやっていました。

ウーリ湖畔に建つホテル・レストランの前を通って林道を登っていきます。右手の眼下にウーリ湖とその向こうにロイッテ村を一望できます。写真中央奥がレッヒ谷で、その左の山はシュヴァルツハンスカールシュピッツェ(2,227m)。右の山はガイヒトシュピッツェ(1,986m)で、写真右端が夏にゴンドラリフトで上れるハーネンカム(1,938m)です。写真左端に見える大きな建物は大手金属メーカー「プランゼー」の本社工場。

ゲーレバッハトル川を渡って登り返した辺りから眺めるリークファイスト山群。 右端がシュヴァルツハンスカールシュピッツェで、そこから左へ順にハランダーベルク(やや手前の白い三角、1,971m)、ミッターカールシュピッツェ(2,191m)、ノイアルプシュピッツェ(2,143m)、デュレコップフシュピッツェ(2,157m)と続き、写真左端が山塊最高峰のクニッテルカールシュピッツェ(.2,376m)です。

ノイヴァルトアルペを通過。牧草地は殆ど見えませんでしたが、林道に沿って家畜用の餌台が点々と設置されていました。

広いツヴィーゼルバッハ川を渡る手前にクークラウゼの狩猟小屋があります。

このノイヴァルトの林道沿いではミスミソウ(ヘパティカ・ノービリス)があちこちに咲いていました。

アルテンベルク南麓の峠付近には残雪がいっぱいでした。

プラーン湖に向かう下り道です。正面に見える高峰は左のピークがドイツ最高峰のツークシュピッツェ(2,962m)で、右のピークがシュネーフェルナーコップフ(2,874m)。その手前はシュピッツィガー・ブラント(1,816m)で、その右にラウハー・コップフ(別名トーアメッツ、1,811m)を挟んでホッホヴァンナー(2,085m)、写真右上端がダーニエル(2,340m)です。

プラーン湖畔に建つ「ホテル・フォレレ」に到着。「鱒」という名のホテルですから、我が家も鱒料理と白ビールを頼んで昼食を楽しみました。

「ホテル・フォレレ」の東側に広がるキャンプ場のプラーン湖畔から西方向に眺めるターネラー山(左、2,341m)とタウエルン山(右、1,841m)。

プラーン湖の東端辺りです。対岸の山は中央がツヴィーゼルベルク(1,823m)で、写真左奥がタウエルン。右の鞍部の奥に覗いている山はドイツ国境のゾイリング(2,047m)で、その下方の湖畔がキャンプ場です。

プラーン湖南岸の遊歩道を西へ歩いていきます。プラーン湖畔には湖を一周できる遊歩道が整備されていますが、特に南岸は車道が走っていないので静かな散策を楽しめます。

プラーン湖畔から眺めるターネラー山のアップ。

プラーン湖の南端が近づくと、正面にホッホヨッホ(2,019m)が見えてきます。写真左上が主峰のコールベルクシュピッツェ(2,202m)です。

プラーン湖の南端。正面のタウエルン山の右側がロイッテ村へ通じるアルクバッハ川の谷です。

プラーン湖とハイターヴァング湖の境界に架かる木橋を北へ渡ります(写真は歩いてきた南側を撮っています)。右の山がホッホヨッホ、写真左端の山はピッツェンエック(2,174m)です。

木橋の上から西に眺めるハイターヴァング湖とターネラー山。

アルクバッハ川へ通じる小プラーン湖の畔を北西へ進みます。写真は歩いてきた南東方向を振り返って撮ったもので、後方の山は右端がピッツェンエック、中央がシュピース(1,846m)、左がリヒトブレントヨッホ(1,961m)です。

小プラーン湖がアルクバッハ川に変わった先に白い礼拝堂「フラウエンブリュンネレ」が建っています。

間もなくアルクバッハ川を堰き止めた小さなダムがあります(写真は歩いてきた方向を振り返ってシュピース山を撮っています)。ここからアルクバッハ川の右岸を進むと吊り橋などがある「長官の山道」、左岸を進むと滝が見える「ヘルマンの山道」です。どちらを通ってもロイッテ村までの所要時間に大差なく、ダムの上で出会った地元のハイカーは前者を勧めてくれましたが、我が家は滝が見たかったので後者を選びました。

お目当てのシュトゥインベン滝は水量が少なく、ちょっと期待外れでした。


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