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草原の中の道を南下してテーゲルベルク行きロープウェイ乗場にやってきました。できれば山頂から下山ハイキングをしたかったんですが、残念ながら未だ残雪が多くてハイキング道は閉鎖されているとのこと。往復切符を買って乗り込みます。
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ロープウェイの中からはノイシュヴァンシュタイン城(写真左)を美しく眺められます。その右にアルプ湖を挟んでホーエンシュヴァンガウ城も見えています。写真右下の家並みはホーエンシュヴァンガウ村。写真後方の山は左がケレンシュピッツェとその右隣にギンペル(2,173m)、中央がカレットシュローフェンとグローセ・シュリッケ、その右にヴィルトベーデン(別名ルースコップフ、1,803m)を挟んでフィルザー・ケーゲル、写真右端がブレンテンヨッホ(2,000m)です。
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テーゲルベルク山頂駅(海抜1,720m)近くの展望台から北側の眺望。写真左端がシュヴァンガウ村で、その右手前の草原の中に建っている白い建物が聖コロマン教会です。シュヴァンガウ村の背後に広がる大きな湖はフォルゲン湖で、その左奥にホプフェン湖も見えています。写真右の湖はバンヴァルト湖。
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西に見下ろすフュッセン市街。その手前を横切っているのがレッヒ川です。左手前の湖はシュヴァン湖で、フュッセン市街の奥に見えるのがヴァイセン湖。その後方の山はエーデルスベルク(1,630m)とアルプシュピッツ(1,575m)の連山、写真左上はブライテンベルクです。ヴァイセン湖の左側の低山はツィルムグラートの尾根(別名ツィルメングラートまたはヴァイセンゼーベルク、1,293m)で、写真では分かりづらいですが奥にファルケンシュタイン城址が見えています。その山中に見えている小さな湖はアラートゼーです。
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テーゲルベルク山頂駅の東側には主峰のブランダーシュローフェン(1,881m)が近いです。
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山頂駅に併設されているテラス・レストラン。
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山頂駅の一段下に山小屋「テーゲルベルクハウス」があり、ここのテラスの方が静かで良さそうでしたので、我が家はこちらで飲み物を頼んで休憩しました。正面に聳えている山はゾイリングです。
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「テーゲルベルクハウス」のテラス席から眺める山々。左端から順にゲーレンシュピッツェ、ケレンシュピッツェ、ギンペル、奥にシャルトシュローフェン(1,968m)、黒いブークシュローフェン(1,974m)、カレットシュローフェンとグローセ・シュリッケ、ヴィルトベーデン、ゼーベンシュピッツェ(1,948m)とその右手前にフィルザー・ケーゲル、ブレンテンヨッホ(右の支峰がロスベルク)、アッケンシュタイン、ブライテンベルクです。
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ゾイリング(写真右)の左手にコフラーヨッホ(別名ヨッホベルク、1,861m)、更にその左にはハイターヴァント(2,639m)、ローター・シュタイン(2,366m)、コールベルクシュピッツェ(2,202m)、ピッツェンエック(2,174m)、プラットベルク(ホッホシュルッテ、2,247m)の山々が遠望できています。
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ゾイリングとコフラーヨッホの間にはクニッテルカールシュピッツェ(.右、2,376m)、ナムロザー・ヴェッターシュピッツェ(中央、2,553m)、グローセ・シュレッカーシュピッツェ(左、2,827m)が遠望できました。
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「テーゲルベルクハウス」のレストラン内部。ここはバイエルン国王マキシミリアン2世の狩猟小屋として建てられたのが起源らしく、猟銃を抱えた彼の肖像画が壁に飾ってありました。その右には登山家として知られる王妃マリーの登山服姿の肖像画も飾られています。左の子供の肖像画は幼少期のルートヴィヒ2世でしょうか。
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ロープウェイで下山後、山麓駅から川沿いの遊歩道を辿ってホーエンシュヴァンガウ村へ向かいました。
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ノイシュヴァンシュタイン城の麓を回り込む辺りで朽木の上にコミヤマカタバミ(オクサリス・アケトセッラ)が咲いていたので撮ってみました。
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古城目当ての観光客で賑わうホーエンシュヴァンガウ村のメイン・ストリート。この辺りで食事休憩を考えていましたが、どのレストランも満杯で入れず、昼食はお預けになってしまいました。後方の山腹に見えるのがノイシュヴァンシュタイン城ですが、大規模な修復工事が行われていて、こちらも被写体としては残念な姿でした。
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アルプ湖畔から眺めるホーエンシュヴァンガウ城。
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アルプ湖畔。湖の奥にフィルザー・ケーゲルとブレンテンヨッホが見えています。
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アルプ湖の南岸の遊歩道を西へ進みます。北岸の方が近道ですが、車道の通っていない南岸の方が雰囲気が良いのではないかと思って選びました。散策している家族連れが沢山いました。
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アルプ湖の対岸にホーエンシュヴァンガウのホテル群を眺めます。左がホーエンシュヴァンガウ城、右上がノイシュヴァンシュタイン城です。
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湖の西端を回り込んだ先に王妃マリーの記念碑があります。湖の対岸にゾイリング山が聳えて良い眺めです。
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アルプ湖を後にして新緑が美しい林道を西へ緩やかに登っていきます。舗装道路ですが車の往来は全くありません。ここはマキシミリアン2世が王子の時に建設された「親王の道」で、その子ルートヴィヒ2世もよく通ったそうです。
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峠がドイツとオーストリアの国境です。簡素なゲートと小屋がありますが、人影はありません。オーストリア領に入ると砂利道に変わりました。
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間もなく行く手に静かなピンスヴァング村の田園風景が広がってきます。写真右奥の教会周辺がウンターピンスヴァングの集落。写真中央に見えている建物が農家民宿の「シュルクセン」です。後方の山は左がプラットヨッホ(1,895m)、カレットシュローフェン、グローセ・シュリッケの連山で、そこから右へ順にヴィルトベーデン、フィルザー・ケーゲル、ブレンテンヨッホとロスベルク、アッケンシュタイン、ブライテンベルクです。
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農家民宿「ガストホーフ・ツム・シュルクセン」。かつてルートヴィヒ2世専用の部屋もあったという歴史ある宿で、設備の整った立派なホテルです。
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「シュルクセン」のテラスで私は白ビール、カミさんはアイスクリーム・パフェを頼み、牧場で草を食む馬たちを眺めながら至福のひとときを過ごしました。近くの公民館前の停留所から路線バスに乗ってロイッテ村へ戻りました。
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