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アクセルの南側でライン谷に回り込み、新緑の森の中を西へ緩やかに登っていきます。
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ライン谷の北側斜面に付けられた道を進んでいくと、次第に左手にタンハイム山群の高峰が姿を現してきます。左がゲーレンシュピッツェ(2,163m)、右がケレンシュピッツェ(2,238m、左肩に支峰のケレシュローフェン2,091m)です。
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ケレンシュピッツェに向かってどんどん近付いていくと、突然に森が開けて草地が広がり、立派な山小屋が建つムーザウアー・アルム(海抜1,290m)に出ました。ケレンシュピッツェの右奥にギンペル(2,173m)も姿を現してきています。その右はライン谷最奥の峠に聳えるシャルトシュローフェン(左、1,968m)とロイファーシュピッツェ(右、1,956m)です。
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上手から振り返って眺めたムーザウアー・アルムの全景。夏には気分の良いアルプになることでしょう。写真右上の山がゲーレンシュピッツェで、左奥はライン谷入口の山ハーレコップフ(1,758m)です。
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ムーザウアー・アルムから先は次第に道の上にも残雪が深くなって登るのが大変でしたが、何とか谷奥に建つオットー・マイア小屋(海抜1,530m)に到着しました。1900年に建てられたという歴史ある山小屋です。
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オットー・マイア小屋の近くに咲いていた春クロッカス(クロクス・アルビフロールス)。
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オットー・マイア小屋のすぐ先にフュッセナー小屋(海抜1,550m)が建っています。ここを今日のゴールとしました。今の季節はどの山小屋も閉まっていますが、フュッセナー小屋の軒下に丸木のベンチがあったので、そこに腰掛けて持参したサンドウィッチを食べました。
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フュッセナー小屋のすぐ近くの斜面に石造りの別の山小屋(ヴィリ・メルクル小屋)も建っていました。
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フュッセナー小屋から眺めるギンペル山(左)とシャルトシュローフェン(右)。ギンペルの右奥に見えているのがローテ・フリュー(2,108m)です。
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同じくケレンシュピッツェ(右)とゲーレンシュピッツェ(中央)。
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来た道をムーザウアー・アルムの下手まで戻り、分岐を右へ進んでザーババッハ川沿いに下ります。
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道がザーババッハ川の右岸(ライン谷の南側斜面)に移ると残雪の多い場所もありましたが、正面にゾイリング山を眺めながらの快適な下り道です。
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次第に深い峡谷になっていくザーババッハ川を左手に見送ってライン谷の出口に来ると、道は南東方向に向きを変えて進みます。左手に見えるタウエルン山の麓にロイッテ村の家並みが見えてきました。先を歩くカミさんの前方に見える山はターネラー(2,341m)です(残念ながら頂上付近が雲の中)。
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静かな山腹の湖フラウエンゼーに到着。
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フラウエンゼーの湖畔には小綺麗なカフェがあります。テラス席で飲み物を頼んで休憩しました。私はお決まりの白ビールをグビッと。
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フラウエン湖から下って広大な牧草地に出てきました。行く手のターネラー山の方向に見える小さな礼拝堂まで歩き、そこを左折して写真左に見えるレッヒアシャウ村へ向かいました。
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西には牧草地の向こうにヴェングレ村が見えます。その背後の山は左がガイヒトシュピッツェ(1,986m)、尖ったホルンベルク(1,755m)を挟んで中央が夏にゴンドラリフトで上れるハーネンカム(1,938m)、右がディッツル(1,817m)です。
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牧草地の中に建つ礼拝堂。
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レッヒアシャウ村の中心にある観光案内所。
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レッヒアシャウ村から白濁したレッヒ川に架かる橋を東へ渡るとロイッテ村です。
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