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ホービールから東へ登山道が延びています。前方に見える尾根の上を目指して登ります。
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尾根の上に出ると、東に大アレッチ氷河が見えますが、写真は南側の眺望です。手前の湖はアレッチ氷河の下流に作られたギビードゥム人造湖で、写真中央に見える建物がホテル・ベルアルプ。後方の山は左モンテ・レオーネ、右フレッチホルンで、中央の黒い山はヒュープシホルン(3,192m)です。
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尾根の上にはツートンカラーの山羊が沢山いました。背後の山はミシャベル山群で、写真右で幾筋もの山腹氷河を纏っている山がバルフリン(3,796m)。
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一時的に空が曇って雨がパラパラ落ちてきましたが、その後すぐに晴れ間が戻って一安心。正面に見えるピークが目指すシュパールホルンです。
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左手の岩原には残雪がいっぱいですが、幸い尾根の上には雪が殆どありません。写真中央で頭を覗かせている高峰はビーチホルンかなと思いましたが、どうやらネストホルン(3,822m)のようです。
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ホービールから1時間ほどで標高3,021mのシュパールホルン山頂に到着しました。ベルアルプから直接登ってきたと思しきパーティが木製の十字架の周りで地図を広げて山々の名前を確かめていました。十字架の右に覗いている頭がネストホルン、その右はホーシュトック(3,226m)です。
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シュパールホルン山頂から北側の眺望。流れ下るオーバーアレッチ氷河が一望です。写真右端がグローセス・フースホルン(3,627m)、その左がこの山塊最高峰のアレッチホルン(4,193m)、クライネス・アレッチホルン(3,750m)とサッテルホルン(3,745m)を経て写真左がシンホルン(3,797m)です。
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アレッチホルン(右)、クライネス・アレッチホルン(中央)、サッテルホルン(左)のアップ。
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シンホルンのアップ。手前の山腹にディステル氷河を纏っています。
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オーバーアレッチ氷河が90度カーブしている角の岩山の上にオーバーアレッチ小屋が建っています。
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グローセス・フースホルンから南に連なるフースヘルナーの切り立った峰々。
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東側に大アレッチ氷河を見下ろしながら、少し早めの昼食にしました。大アレッチ氷河の後方はロープウェイが通じるエッキスホルン(2,927m)やベットマーホルン(2,872m)等の峰々。その背後に霞んで見えているのはブリンネンホルン(3,374m)をはじめとするイタリア国境の山々です。
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西に覗くネストホルンのアップ(写真右)。
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シュパールホルン山頂から南側の眺望。写真中央が歩き始めたホービールのチェアリフト駅。写真左の家並みがベルアルプです。中央後方には(雲が多いですが)ヴァイスホルンやマッターホルンも見えています。その左はミシャベル山群。
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帰路は、尾根を下ったらホービールには向かわず、草原の中をまっすぐ南下しました。写真は下りてきた方向を振り返って撮っています。左奥の峰が登頂したシュパールホルンです。
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やがて行く手に大きな石碑が見えてきます。背後の山はモンテ・レオーネ(左)とヒュープシホルン(右)。
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これはアイルランド出身の19世紀の物理学者ジョン・ティンダルの記念碑。「チンダル現象」の発見者として知られますが、登山家としても活躍した人物です。碑の金属プレートに「ベルアルプに夏の家を持っていた」とありました。
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ジョン・ティンダル記念碑から眺める大アレッチ氷河。
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ジョン・ティンダル記念碑から更に南へ下ると、ホテル・ベルアルプに到着します。ホテルの左手前に見えるのは礼拝堂。その左が大アレッチ氷河の展望台になっています。
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ホテル・ベルアルプの展望台から眺める大アレッチ氷河の末端。写真では分かりづらいですが、氷河から流れ下るマッサ川が一旦手前の岩山に隠れる少し上に吊橋が見えています。ここからこの吊橋を渡って対岸(写真右上)のリーダーアルプまで歩くハイキングも人気のコースになっているようです。
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ホテル・ベルアルプのテラスで大アレッチ氷河を眺めつつ大ジョッキのビールを飲み干した後、ロープウェイに乗って帰路につきました。写真の下方手前に見える家並みがブラッテン村です。ブリークからバスで帰る途中、アイホルツで下車して以前は「カルフール」だった大型COOPに立ち寄り、買物を楽しみました。
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