「夫婦で歩くスイスアルプス」

ビール湖北岸丘陵 ハイキング

2007年5月3日。今日はビール湖の周辺を歩こうという計画です。ソロトゥルンから電車でビールの街に出て、駅から西へ10分ほど歩くと、公園の脇にマクリンゲン(仏語表記ではマコラン)に上るケーブルカー乗場があります。

マクリンゲンのケーブルカー駅近くのテラスから見下ろすビール湖の眺め。この左手にビールの街並みが広がっています。

スイス連邦体育学校の施設が点在する林の中の遊歩道を緩やかに上っていくと、間もなく牧草地が開け、その中にレストラン「ホーマット」があります。ホットココアを飲んで休憩しました。

森に囲まれた放牧場を縫うように西へ進んでいくと、やがて森が途切れて広大な草原が広がります。正面に遠望できるのはヌシャテル湖で、写真左にはムルテン湖も見えています。写真にはありませんが、右手にはシャスラルの峰が連なって見えます。

牧畜農家の脇を通って進みます。農家ではチーズの他に牛肉・豚肉・卵・ジャガイモ等を直売していました。

トゥワンベルクの保養ホテル。ちょっと入りにくい雰囲気だったのでそのまま通過してしまいましたが、奥の方からはビール湖が見下ろせそうです。

トゥワンベルクの西から森の中を下り、レストランを過ぎると渓谷沿いの道になって「トゥワンバッハシュルフト」の表示板が現れます。上流部分は苔むした川石が美しく、日本にもありそうな景観です。

下るにつれて両側から岩壁が迫る深い峡谷となり、えぐられた岩に付けられた遊歩道を進みます。

トゥワンバッハ峡谷の道は、思いがけなくいきなりビール湖畔に出てきます。峡谷の出口には、こうもりが棲む洞窟と、その脇に管理小屋があって(無人でした)、「遊歩道入場料2フラン」の投入口が。上流には何の表示も無かったので、あれ、有料だったんだ、って感じです。

湖畔へ下る道の途中から見下ろすトゥワン村。上手には一面に葡萄畑が広がっています。

遊覧船が行き交うビール湖には、ザンクト・ペーター島が浮かんでいます(実は対岸と地続き)。昼食を摂ったら、船でこちらに渡る予定です。

トゥワン駅近くのレストランに入り、地元産の白ワインを楽しみながらカワカマスをいただきました。


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