|
リゲルツ村から、その南に浮かぶザンクト・ペーター島の北岸まで、僅か10分で到着。もう少し船旅を楽しみたい気分ですが、桟橋を渡って上陸します。桟橋の袂に小さな売店兼休憩所があります。
|
|
船着場からの道を直進すれば島のホテルが近いのですが、我が家は左折して島を右回りに一周してみました。右手の小山と左手の湖岸の間に回廊状の草地が続いていて、なかなか気分の良い遊歩道です。かつては湖の水位がもっと高かったようなので、昔は右手の小山の麓が湖岸だったのかも知れません。
|
|
島の南側に回り込むと広大な牧草地と葡萄畑が広がり、その中に立派なホテルが建っています。元は修道院だった建物で、ジャン・ジャック・ルソーが滞在した場所として有名です。
|
|
ホテルの南側に別の船着場があり、その脇にジャン・ジャック・ルソーの胸像がありました。胸像にだけ明るい日差しが差し込んでいて、ちょっと印象的な光景でした。
|
|
ホテル前から西へ歩くと上陸した船着場近くの分岐に出て、更に林の中を西へ進みます。ザンクト・ペーター島の西隣に浮かんでいたらしいラパン(うさぎ)島の脇を通りますが、今は陸続きになっているので小さな小山にしか見えません。
|
|
ラパン島を過ぎると広大な草原の中に出てきます。ザンクト・ペーター島とビール湖西岸の村エルラッハを繋ぐ湿原に入ってきた訳ですが、幅がかなり広いのと湖岸に葦が茂っていて湖水が見えづらいため、湖の中を歩いている実感は余り湧きません。途中に木造の展望台があり、これに登って初めてビール湖を一望できました。
|
|
展望台から西方のエルラッハ方面の眺め。奥まで続く湿原の左右両側に湖水が見えます。正面の山はジョリモン(603m)。
|
|
西に向かってまっすぐな砂利道がずっと続きます。両側に低木が茂って遠くは余り見えず、お天気は良いのですが日差しを避ける場所が無くて疲れます(夏にここを歩くのは大変そう…)。一般車は入れないようですが、サイクリングを楽しむ人々を何度か見掛けました。
|
|
途中で左手へ木道が分岐していて、湿原を観察できる場所がありました。写真奥に階段で少し高く組んだ展望所があり、湖を眺められます。
|
|
小さな橋を渡ってエルラッハ村のヨットハーバーに到着。桟橋で待っていると、携帯電話会社がスポンサーらしいオレンジ色の遊覧船がやってきました。10分ほどで湖北岸の村ラ・ヌーヴヴィルに渡り、そこから電車に乗り換えてソロトゥルンへ戻りました。
|