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2019年5月3日。今日は一転して小雨の朝になりました。テーガンゼー駅前始発のバスでシュリーアゼー村に行き、別のバスに乗り継いで山奥のシュピッツィングゼー村へやってきました。幸い雨は止んだ感じですが、雲が低く垂れ込めています。終点停留所の近く(バスの背後)に石造りの立派な教会が建っていますが、その前には屋根から落ちたと思われる大量の雪が残っていました。この村は海抜1,100m近い高地にあり、未だ冬が終わったばかりという風情です。
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ホテル「アルテ・ヴルツヒュッテ」の前を通ってシュピッツィングゼーの湖岸を西へ進みます。
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シュピッツィング湖の南岸から東側を眺めた図。写真右端の建物の背後に見えている塔が、停留所の近くにあった教会です。
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シュピッツィング湖の南西端から舗装道路を少し登ると、チェアリフト「シュテュンプフリングバーン」の乗場があります。夏の運行は6月からなので、人影も無くひっそりしていました。この建物の裏手から林道を登ります。
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登るにつれて道の脇に雪が増えてきました。カミさんの左に見えている湖面がシュピッツィングゼーです。
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林道は針葉樹林帯に入り、チェアリフト「シュテュンプフリングバーン」のケーブルを何度か潜りながらジグザグに登って行きます。ふきのとうが集まって咲いている場所で可愛いリスの姿を見掛けました。
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「シュテュンプフリングバーン」の山上駅(写真右、海抜1,480m)に到着。ここは峠になっていて、すぐ向かい(写真左)から別のチェアリフト「ズッテンバーン」が西のズッテン(テーガンゼー側)へ下っていますが、こちらも夏の運行は6月からで、両者の間に建つレストラン「イェーガーヒュッテン」も今は営業していません。
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峠から東に見下ろすシュピッツィング湖。残雪がいっぱいのスキーゲレンデを登ってくるハイカーが1人だけいました。
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「ズッテンバーン」に沿って西へ下るつもりでしたが、残雪の多い急斜面で踏み跡も無かったので断念し、尾根伝いに北西方向へ登りました。写真左端がシュテュンプフリングの山頂(1,506m)です。
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シュテュンプフリング山頂から北側に見下ろすフィルスト谷の最奥部。写真中央がレストラン「ウンテレ・フィルストアルム」で、写真右上の建物が宿泊もできるオーベレ・フィルストアルム小屋です。
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シュテュンプフリング山頂から西へ下った後、先程見下ろしたスキーゲレンデをずんずん下って「ウンテレ・フィルストアルム」を目指しました。(実は地図をよく見ていなくて、この時はズッテン方面へ下っているものと思い込んでいました…汗)
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レストラン「ウンテレ・フィルストアルム」(海抜1,318m)。中に明かりが点いていてお茶くらいできそうに思いましたが、雪原の下りで靴の中を濡らしたカミさんはご機嫌斜めで、そのまま通過することに…。(後で林道の入口にあった案内板を見たら、ここは営業していなくて、上手のオーベレ・フィルストアルム小屋が営業中だったようです)
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舗装道路を辿ってフィルスト谷の底を東へ下ります。正面がシュピッツィングゼー村で、そこからゴンドラリフト(夏のみ運行)が上っている背後の山はタウベンシュタイン(1,692m)方面です。
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途中にとても可愛らしく飾り付けられた貸別荘「クラッツァーヒュッテ」がありました。自家用車があれば、夏にこんな静かな山の中で家族一緒に休暇を過ごすのも良さそうですね。
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シュピッツィング湖を見渡せるところまで戻ってきました。湖の右奥に見える家並みがスタート地点のシュピッツィングゼー村です。その右背後の雪山はオーストリア領のヒンテレス・ゾンヴェントヨッホ(1,986m)方面でしょうか。
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ドイツ山岳協会が運営するシュピッツィングゼー小屋を通過。山岳会の山小屋にしては、自家用車で来られる場所に建っていて意外感があります。
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シュピッツィング湖の北岸に近いシュピッツィング峠の停留所で帰りのバスを待ちました。写真右端の建物は売店です。
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バスを待っている間に少し青空が覗き、東側の山の頂が見えました。イェーガーカンプ(1,746m)の前衛峰のようです。
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バスでシュリーアゼー駅へ戻ってきました。線路が行き止まりになっている駅で、バイエルン・オーバーラント鉄道の列車はミュンヘン行きもバイリッシュツェル行きもここで折り返して出て行きます。
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シュリーアゼーの湖畔に出てみました。遊覧船が運航されていて、これに乗れば湖の南岸や写真右端に見えるヴェルト島へ行けるようです。写真中央奥の山はブレヒャーシュピッツ(1,683m)方面で、写真右はヴェスターベルク(1,333m)とその左奥にライナーコップフ(1,465m)。
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湖岸近くに建つ聖シクストゥス教区教会。
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教区教会のすぐ近くに雰囲気の良さそうなカフェを見つけて入りました。
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カフェ「メスナー」の内部。ケーキとコーヒーを美味しくいただきましたが、窓から眺めるお庭も綺麗でした。土産物屋やスーパーで買物した後、グムント村経由のバスでテーガンゼー村へ戻りました。
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