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トレニング山頂から西側の眺望。写真左端に見える集落はトランドルフ村で、その右後方の山がグローサー・ベルク(845m)。右手前の山はヴォルフスビュール(650m)です。写真右下端辺りが歩き始めたミュールドルフ村になります。
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東側にはバスで上ってきたシュピッツァー・グラーベンの谷が見えます。手前の谷底がエルザルン村で、その後方の斜面に葡萄畑が広がっています。写真右の集落はフィースリング村。
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トレニング山頂から南側に眺めるヤウアーリング山(960m)。これでもヴァッハウ地方の最高峰です。麓に見えている家並みは、写真中央がトゥルンの集落で、右がポヴァットの集落。
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トレニング山から南へ下り、牧草地の中の道を通ってトゥルンの集落へ向かいます。道端に咲いているのは林檎の木です。
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トゥルンの集落を通り抜け、ヤウアーリング山への登山道に入ります。写真後方がトゥルンの集落で、その背後の頂が登頂してきたトレニング山です。
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道標のような十字架を通過し、針葉樹林帯を登って行きます。
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ヤウアーリング山頂の直下に建つレストラン「ナトゥールパルクハウス(自然公園小屋)」(海抜915m)に到着。
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広いテラス席で昼食をいただくことにします。地元トゥルン産(麓の集落ではなくドナウ河畔の町)の白アスパラガスがあるというので、迷わずそれを白ビール(カミさんはラドラー)と共に注文しました。
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「ナトゥールパルクハウス」のテラスから東に見下ろすシュピッツァー・グラーベンの谷とドナウ川。手前がツォルンベルク村で、奥がラーベン村です。ラーベン村の背後の山の向こう側がシュピッツ村になります。
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レストラン「ナトゥールパルクハウス」から草原の斜面を少し登った場所に、ヤウアーリング山頂の十字架が建っています。但し、地図を見るとここは正確には山頂ではなく、背後の針葉樹林帯の奥が本当の山頂のようです(見た目にも森の奥の方が高そうです)。写真右の案内標識にも「偽の山頂」と書かれてました(笑)。
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「偽の山頂」から平坦な道を南へ進むと、草原の脇に電波塔と展望塔が建つブルクシュトックに至ります。ここも地図では上記の針葉樹林帯の山頂と同じ標高で、山頂と言って良いようです。
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木造の展望塔。入口に軽食等の売店があり、1人2ユーロを払って昇るようになっていました。
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折角なので料金を払って展望塔に入ってみました。階段を上り、途中階にある鉱石や化石の展示室を経て最上階へ。ただ、周囲には低山が連なっているだけなので、眺望の印象としては今ひとつです。ここからはドナウ川も見えませんでした。
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林道を1時間近く南下し、森を抜けたところのベンチでひと休み。目指すマリア・ラーハ村が前方に見え、足許にはヴィオラが沢山咲いていて良い気分でした。
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牧草地の中の道を辿ってマリア・ラーハ村へ向かいます。
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マリア・ラーハ村の中心にある広場。写真右奥がお目当ての巡礼教会です。その手前のレストランはテラス席がとても気分良さそうでした。
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マリア・ラーハ巡礼教会の内部。1,000年前後の歴史を持つ古い教会らしいですが、18世紀初頭に盲目の子供が奇跡的に快復したことから更に巡礼者を集めるようになったとか。右の絵は聖フランシスコ・ザビエルで、左に掲げられている絵が「6本指の聖母マリア像」です。
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「6本指の聖母マリア像」のズームアップ。何度塗り替えても6本目の指が現れたと言い伝えられているそうです。
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聖母マリアを描いた主祭壇の精巧なレリーフ。
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マリア・ラーハ村の広場にある停留所でメルク行きのポストバスを待ちましたが、予定時刻を過ぎても一向にやって来る気配がありません。事前予約が必要な路線でもない筈なんですが…。思い当たったのは、今日は飛び石連休の狭間なので休校日なんじゃないかということ。この路線は平日には学校の授業がある日しか運行されていないんですね。理由はともかくバスが来ないことは間違いないようで、仕方ないので東のドナウ河畔まで歩くことにしました。写真はシュラウビングの集落付近。畑や牧草地の中に聖像を祀った祠が点在し、思ったより楽しい道でした。
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ゼーバー・バッハの谷を越え、ゼープの集落を通過。この先でシルトグラーベンという谷間の樹林帯に入りました。
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マリア・ラーハ村から1時間半近く歩き、ようやくドナウ河畔のアックスバッハ・マルクト村に到着しました。村のカフェでビールを飲んでから、バスでヴァイセンキルヒェン村へ戻りました。翌朝、バスと電車を乗り継いでウィーン空港へ行き、フランクフルト経由の便で帰国の途につきました。
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