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養魚場の先で再び右岸へ渡ります。次第に左手が深い谷になり、岩壁を刳り抜いたトンネルを幾つか潜ります。
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道が再び河岸近くに下ってくると、左岸(北側)へ渡ってレ・クレー村に入ります。写真正面の建物は「ラ・クロワ・ブランシュ」というレストラン。ここで昼食を楽しむつもりでしたが、カミさんが「腹痛で食べられない」と言い出しました。本人曰く、アパートで石灰分の多い水道水を飲み続けたのがいけなかったようだとのこと。バスで帰りたいと言いますが、生憎バス停までは距離がある上に、待ち時間も相当あります。頑張って歩き続けてもらうことにしました。
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北東側にある墓地の先から振り返って眺めるレ・クレー村の全景。左の丘の上に建っているのは城址です。オルブ川沿いの道は中世にはスイスとフランスを結ぶ重要な交易路だったようです。
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更に下流(東)へ進むと再び深い峡谷となります。道は上の方に付けられていて、谷底は木々に遮られて見えません。
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峡谷の辺りでは草花がいろいろ咲いていて目を楽しませてくれました。写真は西洋オダマキ(アクイレギア・ウルガーリス)です。
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発電用と思しき大きな導水管が現れ、これに沿って下ります。
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電力会社の建物(写真中央上)の脇を通り、再びオルブ川の水面近くへ下って遊歩道を下流へ進んでいきます。
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オルブの町に到着。オルブ河畔に広がるル・ピュイゾワール運動公園から坂道を上って鉄道駅へ。ここは幹線上のシャヴォルネ駅から引かれている支線の終点です。1両だけの電車が寂しく停まっていました。
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オルブの町の中心、プラス・デュ・マルシェ(市場広場)。写真の建物は1786年建造の市役所で、その前に16世紀の領主ピエールフルール公を記念した噴水があります。市役所の隣のカフェに入って休憩しました。カミさんは林檎ジュースくらいしか飲めそうにないとのことでしたので、私もビール1杯で我慢しました。
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教会(写真左)の脇を通って旧市街の北東端に建つオルブ城址へ。4つあったらしい塔のうち円塔と角塔の2つが残っていて、大砲のオブジェも置かれていました。
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2フラン硬貨を投入すると円塔に上ることができます。写真は北東方向の眺望で、中央奥がイヴェルドン・レ・バン方面。オルブの町が丘の上にあることを実感できます。写真左が城址の角塔で、城址は綺麗に刈り込まれた草地の公園になっています。
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城址の円塔から南側に見下ろす教会。写真右端に半分見えているのが市庁舎です。
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ステンドグラスが美しい教会の内部を覗いた後、城壁に沿った遊歩道を南へ辿ります。藤の花が満開で濃厚な香りが漂っていました。
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旧市街の南端に架かる古い「ムリネ橋」でオルブ川を渡ります(写真は橋の上から東側を撮ったもの)。川沿いの建物はかつての製粉工場で、現在は「水流遺産博物館」になっています。
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ムリネ橋の袂からオルブ川沿いの遊歩道「シュマン・デ・プレジダン」(州議会の議長達によって整備された道なのでこう呼ばれているとか)に入ります。写真に見える橋は1830年建造の「ル・グラン・ポン」。静かな川面の河岸を歩いて行くと、先程通ってきたル・ピュイゾワール運動公園の脇に出てきます。再び旧市街の中心へ上り、「カジノ」近くのバス停からポストバスに乗ってイヴェルドン・レ・バンへ戻りました。
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