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ゼータールホルン山上駅からのヴァイスホルン(4,506m)の眺め。ツェルマット方面から眺めるのと違って、北側は雪に覆われて文字どおりの白い山肌です。左へ流れ下るのがビス氷河。右の頂はビスホルン(4,153m)、両者の間にある手前のピークがブルネックホルン(3,833m)です。
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一緒にゴンドラリフトで上がってきた現地の夫婦ハイカーは、サース谷側に通じるゼータールホルンの肩を目指して東へ登っていきました。我が家は北側の斜面を下ります。ローヌ谷の向こうに連なる高峰を正面に眺めながら…(左端がビーチホルン(3,934m)で、中央の最も高く見えるのがアレッチホルン(4,195m))。
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ビーチホルン方面のアップです。右上端の山がレッチェンターラー・ブライトホルン(3,785m)で、その下の谷底に見える街はフィスプ。左手前の高台の村はテルベルです。右下に少し見えている草地が目指すハンニックアルプ。
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ゼータールホルンの山腹には大きな岩がゴロゴロで、足許もガレているので滑らないよう慎重に下ります。
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急斜面を下り切ったところで振り返ってゼータールホルンを眺めます。左の山頂は標高3,037m。中央の鞍部がゴンドラリフトの駅で、そこから手前へ歩いてきました。この先も周囲は岩だらけですが、幅広の平坦な道になって快適です。
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右手にディステルホルンの岩山を見上げながら進んでいくと、グレヒェン方面へ下る道を左に分け、やがて正面にヴァンネホルンが近づいてきます。頂上は海抜2,669mで、歩いてきた道からは余り標高差がありません。山腹を左へ巻く広い道と別れ、斜面を直登します。
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ヴァンネホルンの最高部は何も無い大岩ですが、少し北側の突端に大きな十字架とケルンが立っています。北に向かう船の舳先といった感じの場所で、ほぼ360度遮るものの無い展望が広がっていました。
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ヴァンネホルン山頂から南側の眺め。手前左がディステルホルン(2,830m)、中央がゼータールホルンです。
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南西側には美しいヴァイスホルン、ブルネックホルン、ビスホルンの眺め。
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ヴァイスホルン山群の右に2つのピークを持つバルホルン(3,610m)。手前に流れ下るのは下シュテリ氷河。写真の下方がマッター谷になります。
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北側の眺望です。右手前からのサース谷が左のマッター谷と合流してフィスパー谷となり、奥のローヌ谷に出合う場所にフィスプの街が広がっています。右の高台の村はクシュポーンです。
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東側の眺め。サース谷の向こうにフレッチホルン(3,993m)とその右にラッキンホルン(4,010m)。
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ラッキンホルンの右にアイスクリームのようなヴァイスミース(4,023m)。
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更に南側へ目を転じると、ディステルホルンの左肩にバルフリン(3,796m)。その右奥はナーデルホルン(4,327m)でしょうか。
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ヴァンネホルンの西斜面を下りつつ右手(北側)を眺めます。左の山がアレッチホルン、右で5つの山腹氷河を並べて纏っている峰はフィーシャーヘルナー(4,049m)。その手前に、何とカーブして流れるアレッチ氷河が見えているではありませんか。それまで雲に隠れていて気付かなかったんですが、アレッチ氷河をハッキリ遠望できることに妙に感動してしまいました。
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道は一旦南側へ大きくカーブし、ヴァイスホルンを正面に眺めつつ、徐々に樹林帯へ入っていきます。
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もう一度北側へ折り返し、森の中の小道を下っていくと、ハンニックアルプが見えてきます。
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ハンニックアルプに到着しました。広々とした牧草地です。右手奥のレストランで昼食にします。
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内部は広いセルフサービス方式のレストランなのですが、天気が良いのでお客全員がテラス席に座っていました。こちらには愛想の良い小母さんが注文を取りに来てくれます。
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メニューブックに挟んである紙を見ると、何とこんな山のレストランなのに秋限定のジビエ料理がありました。「鹿の肋肉のソテー」「山羊のプフェッフェル」「のろ鹿のシュニッツェル」の3種類。我が家はジビエが初めてなので、最も無難そうな鹿肉のソテー(洋梨と青りんご添え)を選び、付け合せは店の小母さんご推奨のシュペツレにしました。恐る恐る口にすると、これが美味い!
柔らかくて、思ったよりクセは無く、何よりソースが絶品でした。
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ハンニックアルプからはチェアリフトで下りるつもりでしたが、思いがけず美味しい昼食を摂れて気分が良かったので、明るい森の中の道を歩いて下山することにしました。ダンダラの下り道は少し足にキツかったですが、1時間弱でグレヒェンの村外れにある池に到着。この畔にも気分の良さそうなレストランがあります。
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池を過ぎると、グレヒェンの家並みが眼下に広がります。
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