【ニュージーランド北島】 スコーテル・アルパイン・リゾート Skotel Alpine Resort (ワカパパ Whakapapa Village) https://www.skotel.co.nz/ ワカパパ村は、ニュージーランド北島中央に聳える北島最高峰ルアペフ山の北西山麓に位置し、トンガリロ国立公園のド真ん中にあります。村から直接歩き始められるハイキングコースが豊富にあるほか、火山帯を巡る日帰りトレッキングとして有名な「トンガリロ・クロッシング」のスタート地点マンガテポポにも近いことが魅力です。タウポ湖の南にある村トゥランギTurangi経由で路線バスが通じています。 スコーテルは、有名なグランド・シャトー・ホテルの裏の道を少し登った場所にある、素朴な木造の建物です。グランド・シャトーのような豪華さはありませんが、部屋の設備は充分に整っています。我が家が宿泊した211号室は2階角のデラックス・ルームで、正面に広々とした山麓平原が見渡せ、北東側の窓からは美しいナウルホエ山が望めました。レストランのメニューは余り多くありませんが、日替りの特別料理もありますし、ワインの種類が豊富でかつ安く提供してくれるのが嬉しいです。強いて難を言えば、ダブルベッドが少し小さめなことと、木造のため夜に外が冷え込むと突然大きな軋み音がして驚かされることでしょうか。(2002年末~2003年初に宿泊) ![]() ![]() クエスト・オン・ソーンドン Quest on Thorndon (ウェリントン Wellington) https://www.questapartments.co.nz/properties/north-island/pipitea/quest-on-thorndon ニュージーランドの首都ウェリントンは海と山が近くて風光明媚なうえ、洗練された中心街と郊外を結ぶバスや電車が充実していて、旅行者が快適に滞在できる魅力的な街です。「クエスト」は豪州やニュージーランドの主要都市に展開しているアパートメントホテルチェーンで、ウェリントン市内だけでも数ヶ所ありますが、ここはウェリントン駅やスーパー「ニュー・ワールド」から徒歩数分の立地で便利でした。最も安価なステューディオ(=ワンルーム)タイプの部屋でもソファ・食卓・書斎デスクが備わっていて機能的で、ダブルベッドが広くて快適でした。入口に電子レンジや食器洗い機付きのキッチンがあり、バスルームには洗濯機と乾燥機が置かれています。最上階(日本式で言う5階)の東向きの部屋だったので、港へ出入りする大型船等を眺められ、外部の騒音も余り気になりませんでした。制止しない限り日曜以外は毎日清掃が入り、タオルの交換や洗剤類・コーヒー等の補充をしてもらえるホテル並みのサービスが嬉しく、その割には料金がリーズナブルでした。但し、日曜・祝日は17時以降フロントが無人になるため、休日に到着する場合は要注意です。(2025年2月宿泊) 【ニュージーランド南島】 ![]() ![]() ザ・ヴィラ The Villa (ピクトン Picton) https://www.thevilla.nz/ ピクトンは首都ウェリントンからの南北島間フェリーが発着する港で、複雑な海岸線を持つクイーン・シャーロット湾の奥に位置していて、小規模な村ですがクルージングやトレッキング等の観光拠点にもなっています。「ザ・ヴィラ」は港から程近い格安の宿で、ドミトリータイプの相部屋が主体ですが2人用の個室も数室あり、我が家は1つだけ空いていた2階の個室を辛うじて確保できました。建物はかなり古く、小さめのダブルベッドの脇に置かれた椅子は1脚だけで、デスク上のテレビには電源が入りませんでしたが、専用のシャワー・トイレ・洗面台が付いています。部屋が狭いため、ドアの外にあるテラス席が貴重でした(ドミトリーの宿泊者も主に中庭で寛いでいました)。共用のキッチンとダイニングルームが各2ヶ所にあり、共同シャワー室の中に洗濯機が置かれています。一応「朝食付き」となっていますがキッチンに安物の食パンとジャム類が置かれているだけで、かつ先客が多いと品切れになりますので、朝食は隣接するパン屋か、近くのスーパー「フォー・スクエア」または「フレッシュ・チョイス」で調達する方が無難です。(2025年2月宿泊) ![]() ![]() アリス・コテージ Alice Cottage (ネルソン Nelson) https://www.airbnb.co.nz/rooms/670393662362439071 ネルソンは南島北端の主要都市で、トラファルガー通りを核とする中心街が良い雰囲気です。「アリス・コテージ」は19世紀後半に建てられた邸宅群が保存されているサウス通りSouth Streetにあり、中心街に近いながらも大変に静かな環境です。一軒家の南半分が短期滞在者用に貸し出されていて、1階に広いリビング・ダイニングと電子レンジ・食洗機付きのキッチン、洗濯室の裏手にテラス、内階段を昇った2階にダブルベッドの寝室が2つとアンティーク調のバスルームが配された構成。2階の天井に埋め込み型のエアコンがあるなど良質な設備で改装されていて、建物の古さは殆ど感じられず快適でした。オーブンやエスプレッソマシンは高級すぎて操作方法が分かりませんでしたが、キッチンにノンフライヤーが置いてあって重宝しました。2人で泊まるには少し贅沢すぎましたが、19世紀の上流階層の入植者の暮らしに思いを馳せつつ貴重な体験ができました。但し、建物の外壁に歴史的建造物である旨の説明板があるため、窓から室内を覗き込む観光客が多く、リビングでは少し寛ぎにくい一面があります。(2025年2月宿泊) ![]() ![]() コプソーン・ホテル・グレイマウス Copthorne Hotel Greymouth (グレイマウス Greymouth) https://www.millenniumhotels.com/en/greymouth/copthorne-hotel-greymouth/ グレイマウスは南島西海岸地方の最大都市ですが、石炭産業で栄えたかつての喧騒は無く、眠ったように静かな町でした。宿泊したのは中心街に建つ世界的大手チェーンのホテルで、市内に殆ど無い高層ビルなので遠くからでも目立つ建物です。ダブルベッドとシングルベッドが各1台置かれた部屋で、シッティングスペースもあって広さは充分。綺麗に改装されていますが、バスルームは建物の古さを感じました。扉が開かずバルコニーへ出ることはできませんでしたが、高層階の西向きの部屋だったため夕陽を綺麗に眺められました。利用しませんでしたが1階にレストランがあり、追加料金を払えば朝食付きにもできます。クライストチャーチからフランツ・ジョゼフ氷河やフォックス氷河へ向かう観光ツアーの中継宿泊地になっていて、中国人ツアーの観光バスが連日到着していました。(2025年2月宿泊) ![]() ![]() アーサーズ・パス・モーテル&ロッジ Arthur's Pass Motel & Lodge (アーサーズ・パス Arthur's Pass Village) https://www.booking.com/hotel/nz/arthurs-pass-motel-amp-lodge.en-gb.html アーサーズ・パスは南島の分水嶺の峠にあるハイキング拠点の集落で、クライストチャーチから定期マイクロバスか観光列車「トランツ・アルパイン号」に乗って2時間余りで到着できます。「モーテル&ロッジ」は正面がバス停になっている集落内唯一の商店、隣がカフェという便利な立地で、キッチン付きの独立棟もありますが満室だったので、本館のツインルームに泊まりました。部屋の設備はシンプルですが広さは充分で、専用の綺麗なバスルームではシャワーから熱い湯が勢い良く出て快適でした。本館の中央には共用キッチン付きの大きなダイニングルームがあり、冷蔵庫に食材を保管したり、他の宿泊客を余り気にすることなく調理や食事ができました(食材は正面の商店でも買えますが、宿の管理人から「商品の種類が限られるし値段が高いので極力クライストチャーチで買って持ち込む方が良い」とアドバイスを受けていました)。洗濯棟もあり、使われていなければ宿泊者が自由に使用できます。(2025年1月宿泊) ![]() ![]() タウンハウス・オン・アーマー Townhouse on Armagh (クライストチャーチ Christchurch) https://www.airbnb.jp/rooms/39425759 クライストチャーチ中心街の北東側にある短期滞在者用の住宅で、通路の両側にメゾネットタイプの貸アパートが計13室連なった長屋になっています。1階部分はキッチン付きのリビング・ダイニングで、キッチンにドラム式の洗濯乾燥機がビルトインされています。リビングの外に人工芝の中庭があり、物干し台や椅子も置かれていますが、寛ぐ場所としては今ひとつでした。内階段を昇った2階がダブルベッドの寝室とバスルームで、全体的に良質の設備が整っていて清潔感がありました(到着時には食器類に少し汚れが残っていましたが…)。1階はエアコン付きで、2階は窓に網戸があり、周囲には同じような小型住宅の長屋が立ち並んでいて静かな環境です。玄関は暗証番号式の電子錠なので鍵の受渡しや持ち歩きが不要で、各戸の玄関脇にゴミの収集箱が置かれている点も便利でした。但し、中心街の南側にあるバスターミナルやスーパーまでは徒歩で15~20分かかります。(2025年1月宿泊) ![]() ![]() レイク・テカポ・ヴィレッジ・モーテル Lake Tekapo Village Motel (レイク・テカポ Lake Tekapo) https://www.tekapomotel.co.nz/ クライストチャーチとクイーンズタウンを結ぶ長距離路線バスが発着する「ダーク・スカイ・プロジェクト」ビルの真向いに建つ宿で、ドミトリータイプの相部屋もありますが、我が家は2階のダブルルームに泊まりました。ソファも置かれていて広さは充分で、キッチンはありませんが冷蔵庫・電気ケトル・カトラリー・インスタントコーヒー類が備わっています。バスルームも広いものの、シャワーヘッドが壁に固定されているなど、少し古めで簡素な感じ。高い宿泊料金にはどう見ても見合っていない気がしますが、バルコニーからはテカポ湖が眺められ、人気のリゾート地ですから立地を考えるとやむを得ないんでしょう。ドミトリー棟に共用の洗濯機があり、また宿泊者は隣接する中国人経営のカフェで好きな朝食セットを無料で食べられます。(2025年1月宿泊) ![]() ![]() ハーミテージ・ホテル - グレンコー・ロッジ Hermitage - Glencoe Lodge (マウント・クック Mount Cook Village) https://www.hermitage.co.nz/ マウント・クック村はサザン・アルプスの懐に分け入った明るい谷間にあり、ニュージーランド最高峰のクック山を望む素晴らしいロケーションです。アジア人は日帰りツアーで2~3時間だけ立ち寄る方が目立ちますが、周辺のハイキングコースや氷河湖ツアー等を堪能するためには少なくとも数日間の滞在が必要です。クライストチャーチとクイーンズタウンからやって来る観光ツアーのバスを片道利用することが可能です。 グレンコー・ロッジは夏季だけ営業する別館で、ハーミテージ本館の2/3以下の料金で宿泊できます。さすがに建物や内装はシンプルですが、設備面は充分快適です。残念ながら部屋からクック山は前山に隠れて見えませんが、セフトン山をはじめ氷河を纏った山々の眺めが大変美しいです(右上の写真)。1階の部屋からは直接外に出られるので、夕刻に外へ椅子を持ち出してくつろいだり、夜に満天の星を眺めに出たりもできます。レストランも本館に比べてカジュアルかつリーズナブルですが、本館のレストランやバーでクック山を眺めながらリッチな気分を楽しむことも勿論可能です。(2001年初に宿泊) ![]() ![]() ザ・ウィローズ The Willows (ワナカ Wanaka) https://www.thewillowswanaka.nz/ クイーンズタウンからのマイクロバスが到着する湖岸の中心街から内陸側へ2ブロック入った場所に建つ平屋の宿です。キッチン付きの部屋もありますが、我が家が泊まったのはダブルルーム。ソファも置かれていて広さは充分ですがベッドがやや小さめで、収納の少ない点が残念。バスルームも広めで、シャワーの水圧が弱いものの快適でした。電子レンジや電気ケトルと冷蔵庫があり、皿や食器も一揃い置かれていて、朝食程度は部屋で摂ることができました。入口に小さなテラスがあり、一応「マウンテン・ビュー」という触れ込みです。周囲は静かな環境ですが、壁が薄いため隣室の物音や話し声が気になることもありました。別棟に共用の洗濯機と乾燥機あり。フロントは無く、鍵は各戸の入口にある暗証番号付きボックスで受渡しします。ワナカは小さな村ですがリゾート気分を満喫できました。(2025年1月宿泊) ![]() ![]() トールー・アパートメンツ Toru Apartments (クイーンズタウン Queenstown) https://www.airbnb.jp/rooms/1093262930076454585 クイーンズタウンの中心街には手頃な宿を見つけられなかったので、クイーンズタウン空港があるフランクトン地区Franktonに滞在しました。空港の南側にある「リマーカブルズ・パーク Remarkables Park」というショッピングセンター(スーパーやパン屋あり)に隣接する集合住宅の一室です。5階の東向きの部屋ですが、傾斜地に建っているため主玄関が3階で、実感的には3階という印象でした。大きなオープンキッチンが付いたリビング・ダイニングとダブルベッドの寝室とバスルームがあり、洗濯機も室内に設置されています。どの設備も真新しくて清潔感があり、コーヒー類や調味料、洗剤等の消耗品が用意されていたのも助かりました。バルコニーの正面は殺風景な駐車場ですが、右手には印象的なザ・リマーカブルズ山脈を眺められます。クイーンズタウンの中心街までは市内バス「オーバスOrbus」で20分余りかかりますが、バスはほぼ15分毎に運行されていて便利です。周辺の環境は静かで、中国系のオーナーの対応も迅速で好感が持てましたが、テレビはネット専用のようで一般の放送を視られませんでした。(2025年1月宿泊) 【オーストラリア・タスマニア州】 ![]() ![]() クレイドル・マウンテン・ロッジ Cradle Mountain Lodge (クレイドル谷 Cradle Valley) https://www.cradlemountainlodge.com.au/ タスマニア島の北西部にある「クレイドル山・セントクレア湖国立公園」の北端に位置する山岳リゾートです。周辺は冷帯雨林に覆われていて、苔むした森の中や川沿いにハイキングコースが整備されているほか、少し南のダヴ湖周辺を歩けばクレイドル山を一望できます。以前はローンセストンの街から港町デヴォンポート経由で路線バスがありましたが、現在は観光ツアーのバスに片道便乗する形で行くことになります。 レストランやラウンジのあるメインの建物の周辺に宿泊用の独立コテージが点在するという形態で、ジャクージバス付の広いコテージもあります。レンタカーがあれば宿泊コテージの前に駐車できますので、別荘感覚で滞在できます。夏でも朝晩は冷え込みますから、部屋の薪ストーブが欠かせません。コテージの軒下に積んである薪を運び入れて燃やします。 ここの魅力は何と言っても周りに野生の動物達が沢山いること。最も警戒心の薄いパディメロン(小型のワラビー)は昼間でも平気で窓際までやって来ます(右上の写真)。日暮れ頃にはウォンバットやポッサム等にも出会うことができます。(2001年末~2002年初に宿泊) ![]() ![]() ディスカバリー・パークス - クレイドル・マウンテン Discovery Parks - Cradle Mountain (クレイドル谷) https://www.discoveryholidayparks.com.au/caravan-parks/tasmania/cradle-mountain-cradle-mountain 「ディスカバリー・パークス」は豪州各地に簡易コテージやオートキャンプ施設を展開していて、自炊型で比較的安価に滞在できるのが魅力です。オーストラリアは直近20年間に物価が高騰し、円安も相俟って上記「クレイドル・マウンテン・ロッジ」は我が家の手が届かない料金になってしまいましたので、代わりに今回はこちらの宿を選んだ次第です。場所は「ロッジ」より2kmほど北ですが、新設されたビジターセンターが近く、そこからダヴ湖行きのシャトルバスが頻繁に運行されているため、ハイキングへ出掛けるには大変便利です。観光ツアーのバスにはレセプションの建物(右上の写真)の前で乗降できます。広い敷地内に多数のコテージが点在していて、我が家が滞在した「スタンダード・コテージ」(左上の写真)は、キッチンと衛星テレビ付きのリビング・ダイニングに、ダブルベッドの寝室が2つとバスルーム(シャワーのみ)が付いていて、2人ならゆったりと過ごせました。建て付けは簡素な感じで朝晩は冷え込みますが、リビングのガスストーブやベッドの電気温熱器が使えて快適でした。他にドミトリータイプの安価な宿泊所や、2023年末に増設されたばかりの新型キャビンもあります。レセプションの売店には食材が揃っていて、自炊には支障ありません。水道には周辺の自然水を利用しているため、煮沸して飲むよう注意書きがありますが、水質には特に問題を感じませんでした。敷地内に洗濯棟が2つあり、コイン式の有料ですが大型の洗濯機や乾燥機を利用できます。コテージ内ではWi-Fiが使えず、携帯電波も弱いですが、レセプションの建物周辺ではWi-Fiを無料で使えます。ここでもコテージのすぐ近くでワラビーに出会えました。(2024年2月宿泊) ![]() ![]() マギーズ・オン・ヨーク Maggie's On York (ローンセストン Launceston) https://www.maggiesonyork.com.au/ ローンセストンは19世紀の建物が多く残る魅力的な街で、上記クレイドル・マウンテンをはじめタスマニア北部の観光拠点として便利なところです。我が家が滞在したのもこの街の大きなビール会社の創業者が19世紀に建てた邸宅の一角で、2室が短期滞在者用に貸し出されています(間もなく3室目も賃貸開始予定)。建物の内部は良質の器材で綺麗に改装されていて、滞在した西棟は1階がキッチンとリビング・ダイニング、内階段を昇った2階に寝室と洗濯機付きのバスルームという構成。広くはありませんが雰囲気が良く、ウィンドミル・ヒルという丘に建っているため窓からテイマー川方面まで眺められ、入口の外にはテラス席もありました。中心街からは徒歩で10分前後ですが周囲は静かな環境です。門や玄関ドアは暗証番号を入力して開ける方式で、鍵を持ち歩く必要がありません。オーナーの女性からはこまめにメール連絡をいただいたうえ、入居時にはタスマニア産のワインや乳製品等の食材、菓子類や多数のコーヒーカプセルまで準備してくださっていました。当初Wi-Fiが不調だったのでその旨を伝えたら、すぐにルーターを新調する決断をされるなど、入居者への心配りには感激しました。立地や設備内容に照らせば料金はリーズナブルですが、Airbnb経由での予約になるため仲介手数料を取られます。また建物自体は古いため、庭からアリやトカゲが室内へ入り込んでくることがありました(キッチンに殺虫剤が準備してありました)。(2024年2月宿泊) ![]() ![]() ワン・テン・ハムデン・アパートメンツ 110 Hampden Apartments (ホバート Hobart) https://110hampden.com.au/ タスマニア州都ホバートの閑静な高級住宅街、バッテリー・ポイント地区の西端に建つ貸アパートです。ホバートの中心街までは歩いて10分余りかかりますが、お洒落な商店が並び土曜に青空市で賑わうサラマンカ地区に近く、ウェリントン山方面や南方行きの路線バスには近隣の停留所を利用できます。9室あり、我が家が滞在したのは3号室。キッチン付きのリビング・ダイニングと、ダブルベッドの寝室、洗濯機付きのバスルームという構成で、高台に建っているためリビングからはホバート港が見えました。寝室がやや手狭で、食洗機が異様に小さくて使いづらく、バスルーム内の洗面台の水捌けが悪いなど、細部に気になる点はあるものの、静かな環境で室内の機材は比較的新しく、全般的に居心地は悪くありませんでした。1階手前に管理室がありますが、清掃時以外は殆ど無人です。鍵は暗証番号付きのボックスで受渡しする方式ですが、その鍵箱の開閉がスムーズではなく少し難儀しました。(2024年1月宿泊) 【オーストラリア・ニューサウスウェールズ州】 ![]() ![]() タオ・バンガロー Tao Bungalow (カトゥーンバ Katoomba) カトゥーンバは、シドニーの中央駅から電車で西へ約2時間、ユーカリの森と断崖絶壁が織りなす高原地帯「ブルー・マウンテンズ国立公園」の中心にある町。有名な「スリー・シスターズ」を間近に眺められる展望台「エコー・ポイント」から僅か徒歩数分の場所に建つ小さな一戸建てが「タオ」です。細い路地に面しているため大変静かな環境で、朝にはクッカバラ(ワライカワセミ)が近くで鳴くことも。暖炉のある広いリビング(右上の写真)にはテレビ・ビデオ・CDラジカセが置かれ、周辺の観光ガイドブック等が並んだ書棚にはアロマテラピーの用意がされています。隣にダイニングスペースと設備の整ったキッチン、奥にはダブルベッドの寝室が2つあり、大人4人が余裕で泊まれます。バスルームはジャクージ付き。裏手には洗濯室と、草花やハーブ(「自由に料理にお使いください」とのこと)が植えられた緑豊かな庭があり、ソファやハンモックでくつろぐことができます(バーベキュー設備あり)。 管理人はいないので、予めオーナーと連絡を取り合って鍵を受け取ります。帰る際には部屋の中に鍵を置いて出ればOK。オーナーの気遣いが隅々にまで感じられ、心安らぐ宿でした。(2003年末に宿泊) |