【オーストリア】 クネステル Knestel (ブレゲンツ Bregenz) オーストリア西端の街ブレゲンツは、スイスやドイツとの国境に近く、ボーデン湖の遊覧やのどかな牧畜農家が点在する「ブレゲンツの森Bregenzerwald」の散策拠点として便利な位置にあります。夏に湖上オペラが催されることでも有名ですが、山手の旧市街オーバーシュタットOberstadtに行くと中世の建物が並んで歴史ある街の姿を見せてくれます。「クネステル」の休暇用アパートは商店街の中心から一歩奥へ入った先という便利な立地です(国鉄駅からも船着場からも徒歩10分程度)。写真の3階中央の部屋がそれで(「クネステル」は建物の名前ではなくオーナーの名前)、40uのリビング・ダイニングの手前に食器洗い機付きのキッチン、奥に寝室とバスルームが配された広々とした造りです(総床面積70u)。2005年に改装された由で、インターネットも快適に利用できたほか、バスルームに洗濯機があって重宝しました。バルコニーからは斜め向かいに建つヘルツ・イェーズー教会が間近に眺められます。オーナーは市内の別の場所に住んでいるので、予め電話で連絡を取り合って鍵を受け取ります。アパートの管理は主に奥さんの仕事のようですが、英語が余り得意じゃないので、通じないときはご主人が携帯電話で通訳してくれます。クネステル氏はもう少し郊外に更に広い2ベッドルームの休暇用アパートも運営しています。(2010年5月宿泊) メゾネット・クンストフォル Maisonette Kunstvoll (ブルーデンツ Bludenz) http://www.ferienmaisonette-kunstvoll.at/ ブルーデンツはモンタフォン谷・クロスター谷及びグローセス・ヴァルザー谷の合流点に近く、オーストリア西部の各地へ日帰りで出掛けるのに好都合な町です(ここに滞在するとゲストカードでフォアアールベルク州内全域の電車やバスが乗り放題になります)。我が家が滞在した貸アパートはブルーデンツ駅から東へ数分歩いた場所に建つ戸建てで、1階には日焼けサロンの店舗が入っており、その隣の入口から階段を昇った2階・3階部分すべてを占有する形になっています。2階に広いリビングルームとダイニングキッチン、洗濯機付きのバスルームがあり、3階には主寝室と副寝室に広い屋上テラスが付いています。南側は交通量の多い車道に面していて(向かいはコンビニ店舗付きのガソリンスタンド)、夜間でも窓を開けると大型車や貨物列車の騒音が少し気になりましたが、北向きのダイニングキッチンからはホーアー・フラッセン山が眺められて良い感じでした。旧市街の商店街まで歩いて数分で行けるほか、地下歩道で線路を潜れば「ツィンバパークZimbapark」という大型ショッピングセンターも近く、買物が便利です。リビングのソファを使えば5〜6人まで宿泊でき、立地を考えると宿泊料はリーズナブルだと思います。鍵は暗証番号付きのボックスから受け取り、オーナーと面会する機会はありませんでしたが、問合せ等にはメールで迅速に応答してもらえて、我が家の前後に滞在者がいなかったためアーリー・チェックインやレイト・チェックアウトにも協力してくださいました。キッチンや洗濯機は使いやすかったんですが、冷蔵庫の冷えが甘く、バスルームの排水が詰まり気味であるなど、設備の一部にやや古さを感じる点が残念でした。(2023年6〜7月に宿泊) アパートハウス・ユーエン Juen (ツァムス Zams) https://www.apart-juen.at/ チロル州西部のランデックLandeck周辺も幾つもの谷が合流する地点で、チロル州南西部を訪ね歩く拠点として便利なところです(ここに滞在するとゲストカードでイムストImst以西の州内の路線バスが大部分乗り放題になります)。ユーエン家のお宅はランデック・ツァムス駅から東へ徒歩約10分、ゲストカードで乗れるフェネット山行きロープウェイ乗場のすぐ近くです。スーパー「Mプライス」が近く、駅への道の途中に別のスーパー「ビラ」もあります。乳児を含む3人のお子さんを持つ大家ご夫妻が3階に、そのご両親が1階にお住まいで、2階に短期滞在者用の貸アパートが2室あります。我が家が宿泊した「シュタインゼーSteinsee」は、キッチン・ダイニングテーブル・ソファーベッドが配された大部屋と、2人用の寝室(こちらにもテレビあり)、バスルームという構成で、東側と南側は広い庭に面したバルコニーになっています。隣が「ベルクヴィーゼBergwiese」という寝室2つの更に広いアパートで、同じ階には洗濯室があって無料で洗濯機をお借りできました(大家の奥さまが使用中でない時間帯に限られますが…)。内装や設備には隅々にまで細かい配慮が施されていて、実に快適でした。大家ご夫妻は子育てに多忙な中でも大変親切に接していただき、入居時及び退出時には駅まで車で送迎してくださったうえ、地元産のスグリ果汁のシロップや山岳写真のカレンダーまで頂戴しました。予約時にデポジットは要求されず、到着前に代金全額を銀行口座へ送金して支払いました。周囲は静かな環境ですが、隣家に大家さんのご兄弟一家がお住まいで、そちらの子供達も一緒になって庭で終日遊んでいるため、子供の嬌声を煩わしいと思われる方にはお薦めしづらいかも知れません。(2023年7月宿泊) ホテル・モーザーホーフ Moserhof (ブライテンヴァング Breitenwang) https://www.hotel-moserhof.at/ ブライテンヴァング村はチロル州北西部の村ロイッテReutteの東隣に位置し、ロイッテ村との境界も分からないほど一体化していますが、商店や車の往来が多いロイッテに比べて静かな住宅街という雰囲気です。周辺の低山で手軽なハイキングを楽しめるほか、「ロマンチック街道」終点の街として知られるドイツのフュッセンFüssenにも直行の路線バスで行けます(所要約40分)。 モーザーホーフは村の教会近くに建ち、ロイッテ駅からは徒歩で10分余りかかりますが、隣の無人駅シュールツェントルムSchulzentrumからなら徒歩数分です。南側に広々とした庭を持っていて、その庭越しに眺めるターネラー山やハーネンカム山群が美しいホテルです。我が家は塔の中にあるバルコニー付きのダブルルームに泊まりましたが、充分な広さがあり、バスルーム(シャワーのみ)とトイレが別々になっているのも良かったです。部屋では無線LANが無料で使えました。1階のレストランも雰囲気が良く、朝食の内容も豊富。ハーフ・ペンションの夕食は毎回2種類のコースを選べ、多種類のサラダ・バーも付いて満足できました。ただ、家族経営の割にはやや規模が大きいホテルのため、古城巡りの団体ツアーが日替わりでやってきてレストランで鉢合わせすることになりますし、ホテルのスタッフもオーナー家族以外の使用人が主体で、宿泊客への細やかな気配りに欠ける面があるのは残念です。(2012年4〜5月に宿泊) シュポルトペンジオーン・ルビーン Rubin (ゼルデン Sölden) https://www.rubin-soelden.at/ エッツ谷のほぼ中央に位置するゼルデン村は、各方面へロープウェイ類やバス路線が発着していて、ハイキングの拠点として便利です。村は南北に長く延びていますが、我が家が選んだのは村の中央にある郵便局前Postamtバス停から川を東へ渡った先に建っているこの民宿。スポーツセンター「フライツァイト・アレーナFreizeit Arena」に近く、幹線道路から少し離れているので静かな環境です。自宅の2階と3階を宿泊客用に充てていて、1人用の部屋から家族用のアパートメントまで様々なタイプが揃っています。我が家が滞在したのは2階のアパートメントで、南側に小綺麗なダイニングテーブルが置かれたリビングルームと設備の整ったキッチン、北側に寝室があり、その間にバスタブ付きとシャワールームのみの2つのバスルームがあります(元は別々の客室だったものを繋げたからなんでしょう。オーナーからは「できれば片方だけ使って欲しい」と言われました)。リビングの外に椅子とテーブルが置かれたバルコニー、寝室側にも別のバルコニーがあります。無線LANが快適に使え、滞在期間中エッツ谷周辺の山岳交通等が無料になる「エッツタール・プレミアム・カード」を貰えるのが嬉しかったです。追加料金を払えば1階の部屋で朝食サービスも受けられます(我が家は利用しませんでしたが、食べている宿泊客が多かったです)。地下のサウナも無料で利用可能。宿泊客の世話は主に奥さまが担当されていましたが、不在の際は娘さんが対応してくれました。ミッキーMickyという名の大人しい猫が飼われていて、いつも1階ロビーの椅子で寝ています。(2014年9月宿泊) ホテル・ハイモン Haymon (ゼーフェルト Seefeld in Tirol) https://www.haymon.at/ ゼーフェルト村はインスブルックから電車で40分弱、ドイツ国境近くに位置する華やかな雰囲気の山岳リゾートです。ホテル・ハイモンはゼーフェルト駅舎の南側にあるバスターミナルを越えた先に建つ、便利な立地がありがたい宿。落ち着いた雰囲気で居心地が良く、宿泊客は欧州の高齢者が殆どでした。宿泊した部屋はシンプルな内装ながら充分な広さで、バスタブ付きの浴室とは別にトイレがあります。無料の無線LANが快適に使え、南向きのバルコニーからはライター・シュピッツェも眺められました。2食付きでの宿泊料金は大変リーズナブルですが、ビュッフェ・スタイルの朝食も4コース・ディナーの夕食も満足できる内容でした。「ハイモン」は地元の伝説に出てくる巨人の名前とのこと。それとは無関係でしょうが、宿の主人が驚くような長身でした。(2015年9月宿泊) ホテル・イビス ibis (インスブルック Innsbruck) https://all.accor.com/hotel/5174/index.en.shtml インスブルック中央駅の正面に建つ大手チェーン経営のホテルです。ビジネスホテル的なイメージですが、ツインルームはまずまずの広さですし、バスルームも機能的で問題ありません。無線LANが無料で使えるのも嬉しいです。但し、朝食は別料金制。内容豊富なビュッフェスタイルで、1人11ユーロの料金はリーズナブルに思えるものの、貧乏性の我が家には朝食込み料金の方がありがたいです。連泊するには少し味気ない感じもしますが、我が家のように翌日すぐ電車で別の町へ移動するつもりなら、便利さの点で申し分ないホテルです。(2014年9月宿泊) ホテル・ヴァイセス・クロイツ Weisses Kreuz (インスブルック) https://www.weisseskreuz.at/ インスブルック旧市街のど真ん中に建つホテル。かのモーツァルト父子も泊まったという歴史ある宿で、少し傾いた木製の階段等には古めかしさを感じますが、スタッフの応対はいたってフレンドリーで肩が凝りません。宿泊した4階(現地式で言えば3階)の部屋はシッティング・スペースを含めて充分な広さがあり、バスルームは改装済みで綺麗。エレベーターもありますし、無線LANが無料で使えて便利さの点でも申し分ありません。フロントは3階(現地式では2階)にあり、その階下が歴史を感じさせる内装の朝食会場です。ビュッフェ・スタイルの朝食の内容も充分満足できましたが、コーヒーがポット入りのセルフサービスだったのはちょっと残念でした。ホテルが面するヘルツォーク・フリードリヒ通りは常に観光客でごった返していますが、車の往来は殆ど無く夜は比較的静かです。トラムや市内バスを利用する場合は「マリア・テレジア通りMaria-Theresien-Straße」停留所が最も便利です。(2015年9月宿泊) ハップ邸 Gabrielle Happ (グリンツェンス Grinzens) グリンツェンスはインスブルックの南西に位置する高台の村で、インスブルック中央駅前のバスターミナルからアクサムス村Axams経由の路線バスに乗って約30分で到着します。この路線バスはほぼ15分毎に運行されていて便利なうえ、片道運賃2.90ユーロのところ1週間有効の定期券が12.20ユーロで購入できてお得でした。ハップさんのお宅は終点のバス停から西へ数分歩いた場所にあり(荷物があればバス停まで車で送迎してくれます)、北側の下り斜面が牧草地なのでノルトケッテ連峰やヴェッターシュタイン連峰を美しく眺められる立地です。自宅の1階を休暇用アパートとして貸し出しているのですが、傾斜地に建っているので家族用の玄関は2階に直接通じており、滞在客は北側の別の入口(広いテラスになっています)から出入りするようになっていて、オーナー家族の居住スペースとは完全に隔離されています。玄関口に設備の整ったキッチン、その右手が寝室、左手に清潔なバスルーム(シャワーのみ)を挟んでリビング・ダイニングがあり、その奥に別の寝室(我が家は使いませんでした)がある4人用の設備です。インターネットが快適に使え、気さくなオーナー家族からはソリを無料で貸していただきました。我が家はインスブルック観光局のウェブサイトで予約しましたが、デポジットは要求されず、代金は現地到着後にオーナー家族へ直接現金で支払いました。(2011年1月宿泊) アパルトマン・アム・キルヒプラッツ Appartements am Kirchplatz (フルプメス Fulpmes) https://ski-stubai.com/ フルプメスは(谷奥のノイシュティフト村とともに)シュトゥーバイタールの中心的な存在の村で、インスブルック中央駅からバスで所要30分余りです。フルプメス村の中心バス停Ortsmitteの上手(北側)に建つ教区教会前の広場に面して観光案内所がありますが、その隣の建物がこの休暇用アパートです。我が家が滞在した16号室は3階に寝室と洗濯機付きのバスルーム、階段を上った屋根裏にキッチン、ダイニングテーブル、ソファが配されたリビングルームというメゾネットタイプの構成で、バルコニーもあります。設備は充分に整っていますが(無線LANも使用可)、当初から賃貸用に建てられたからなのか、屋根裏の天井に低すぎる部分があるなど、やや生活感に欠ける設計や備品類が気にならないでもありません。ただ立地は便利ですし、1階に宝飾店を併営していることもあって、宿代の支払にクレジットカードを使えるのがありがたかったです。我が家の応対をしてくれたオーナー家族の1人は大型バイクでのツーリングが趣味のいかつい兄ちゃんでしたが、実は大変に気さくな方で、こまめに携帯電話へ英文メールで連絡をくれて助かりました。(2015年9月宿泊) ホテル・クーフシュタイナーホーフ Kufsteinerhof (クーフシュタイン Kufstein) https://www.kufsteinerhof.at/ ドイツ国境に接したクーフシュタインの町はミュンヘンとチロル地方を結ぶルート上に位置し、ミュンヘン空港に夕刻到着した際の中継宿泊地として便利です。町のシンボルとなっている城塞や小規模ながらも魅力的な旧市街があり、チェアリフトを利用してヴィルダー・カイザー山塊へのハイキングも楽しめます。「クーフシュタイナーホーフ」は市庁舎が面しているオーベラー・シュタット広場から少し北へ歩いた場所に建つ中級ホテルで、駅から徒歩で数分です。泊まった部屋はバスルーム等の設備が少し古めでしたが居心地は悪くなく、眺めが余り良いとは言えませんがバルコニーも付いていました。ビュッフェスタイルの朝食の内容も生野菜があったりして豊富で、満足できました。フロントの対応も問題なく、1〜2泊の短期滞在ならコストパフォーマンスの良い宿だと思います。(2017年8月宿泊) ホテル・ギーゼラ Gisela (クーフシュタイン) https://www.hotelgisela.at/ クーフシュタイン駅の真ん前という便利な立地が嬉しいホテル。宿泊した2階の10号室は椅子とテーブルや3人目用のベッドも置かれた広い部屋で、バスルームもシャワーのみですが快適でした。朝食会場には生野菜や茹で卵等も並んでいて、コスパの面で満足できました。但し、夜はスタッフが無人になるので、20時以降に到着した場合は通用口の脇にある郵便受け(事前に通知された暗証番号を入力して開けます)から自分の名前が書かれた封筒を受け取り、その中に入っている鍵を使わないと入れません。部屋の場所を書いて封筒に入れておくという話でしたが入っておらず、自力で10号室を探しました。また宿泊者には「クーフシュタイナー・カード」が付与され、これで市内バスや「カイザーリフト」に無料で乗れるとの説明だったのですが、翌朝チェックアウトする際に何も言われないので請求すると、「別の宿泊者の名前になっちゃうけど…」と言いながら渋々という感じで作成してくれました。どうやら観光局との協定に反して連泊者以外にはゲストカードを渡さない運用をしているようでした。(2019年9月宿泊) アパルトマンハウス・トリストナー Tristner (マイヤーホーフェン Mayrhofen) https://www.mayrhofen.or.at/apartments/apartment-house-grinberg-tristner/app-tristner-1.html マイヤーホーフェンはツィラータールの中心を成す山岳リゾート村で、駅前から各方面行きの路線バスが発着するので便利です。我が家が選んだ休暇用アパートは村の東端近くに建ち、駅や村の中心街から徒歩で10分弱。サッカー場等のスポーツグラウンドがある区域で、大変静かな環境です。泊まったのは2階の南向きの部屋で、設備の整ったキッチン付きのリビング・ダイニングと、ベッドが3つ置かれた寝室があり、トイレはバスルームと別になっています。バルコニーにもテーブルと椅子が置かれ、我が家はここで山々を眺めつつ毎晩夕食を楽しみました。隣の住宅「ベル・エタージュBelEtage」も同じオーナーが所有する貸しアパートで、空いていればそちらの芝生の庭も使って良いそうです。Wi-Fi環境も問題なく快適に過ごせましたが、何故かテレビにORF(オーストリア公共放送)だけが映らず、天気情報の入手等に不便を感じました。また地下に洗濯設備があるのですが、オーナーや他の部屋の住人に使われている時間帯が多かったです。(2017年8月宿泊) ペンジオーン・ヴォルフスエック Wolfsegg (キルヒベルク Kirchberg in Tirol) https://www.pension-wolfsegg.at/ キルヒベルクはスキーリゾートとして有名なキッツビュールKitzbühelの西隣に位置し、その名のとおり丘の上に建つ教区教会を中心に住宅が集まっている村ですが、背後のハーネンカム山に直接ゴンドラリフトが通じているほか、キッツビューラー・ホルンやホーエ・ザルヴェ山も間近に眺められ、山岳リゾートとしても充分に魅力的です。我が家が滞在した年末年始のピーク・シーズンにはキッツビュール市内の休暇用アパートは高価過ぎて手が出ませんでしたが、この「ヴォルフスエック」には比較的リーズナブルな料金で予約が取れました。家族経営のB&Bですが、1階のロビーや朝食会場は広くて雰囲気が良く、ホテルに近い印象です。我が家が泊まったのは3階にあるアパートメントで、設備の整ったキッチン付きのリビング・ダイニングと、2人用の寝室、バスルームという構成。屋根裏ながらバルコニーもあり、ガイスベルクからキッツビューラー・ホルンまで眺望を楽しめました。Wi-Fiが快適に使え、内装や備品は真新しくて居心地が良かったものの、バスルームのシャワーヘッドだけが何故か古くて目詰まりしていたので外して使いました。オーナー夫妻は温かいお人柄ですが英語が余り得意じゃないため、我が家には若い娘さんが対応してくれていました。場所は教区教会の近くで、バス停からは坂道を上って10分弱ですが、スキーバスはすぐ斜め向かいに停留所があります。ヴェルグルWörglからの電車が発着する鉄道駅は村の西外れですが、到着・出発時にはご主人が車で送迎してくださいます。(2018年末〜2019年初に滞在) アグリコラ・シュタットヴォーヌング Agricola Stadtwohnung (ツェル・アム・ゼー Zell am See) https://www.villa-agricola.at/en/city-flat-in-zell-am-see/ ツェル・アム・ゼーは、ザルツブルク州の西半分にあたるピンツガウ地方Pinzgauの中心に位置する湖畔の町です。シュタット広場Stadtplatzやローゼンベルク城Schloss Rosenbergの周囲に小さいながらも雰囲気の良い商店街があり、ツェル湖畔Zeller Seeのエリーザベト公園Elisabethparkで夜に挙行される噴水ショーも印象的。この町を起点に各方面へ鉄道やバスが通じているので、観光やハイキングの拠点として便利です。我が家が滞在した貸アパートはシュタット広場から湖岸へ下った場所に建っていて、郵便局前広場Postplatzのバスターミナルまで徒歩4〜5分、鉄道駅まで同7〜8分という便利な立地。壁収納ベッド付きのリビング、洗濯機付きのキッチン・ダイニング、2人用の寝室が2つ、バスルームと別のトイレにサウナ室まで付いていて、2人で使うには勿体無い広さですが、立地と設備の良さに惚れ込んで選びました。3階(日本式で言えば4階)なのでシュネーシュピッツェ等の高峰群も望め、バルコニーでツェル湖を眺めながらの食事が楽しめました。オーナーはカプルン村Kaprunにも2棟の貸アパートを持っていて、クレジットカードでの代金決済も可能なのが嬉しいところ。入居時にはツェル市内在住の別のご夫妻(オーナーの親戚か友人?)が駅で出迎えて案内してくださいましたが、とても感じの良い方々でした。ピンツガウ地方に滞在するとピンツガウ全域の鉄道とバスが乗り放題になりますが、このアパートでは「サマー・カード」が貰えて、これでキッツシュタインホルンやモーザーボーデン人造湖、シュミッテンヘーエ等への山岳交通(ロープウェイ類)も無料で利用できました。(2019年9月滞在) カーザ・ヴィヴィアン Casa Vivian (ザルツブルク Salzburg) https://www.casa-vivian.at/ ザルツブルク中央駅から徒歩10分弱という便利な場所に建つ休暇用アパートです。我が家が滞在したのは2階東側の部屋で、スタイリッシュなダイニング・キッチンとリビングスペース(壁掛け液晶テレビ付き)の他に2人用寝室とバスルーム(バスタブ付き)という構成。リビングの前にバルコニーがあり、ガイスベルクを正面に眺められます。接続コードのプラグが合いませんでしたがインターネットも快適に使えました。地下に洗濯設備があり無料で使用可。周囲は住宅街で近くに大型スーパーマーケットもありますが、駅の東側(中心街とは反対側)に位置しているので、駅までの道は余り雰囲気が良くありません。バルコニーの前も大型車両の駐車場で、バルコニーでお茶する気分にはなれませんでした。オーナーは別の場所に住んでいますが、事前に電話で到着時刻を連絡すれば待っていてくれます。利用の半月前に予約したので、デポジットの送金は免除してくれて、到着時に現金で代金を支払いました。3階には別に2ベッドルーム(4人用)のアパートもあります。(2011年4〜5月に宿泊) シュティーフェルバウアー邸 Stiefelbauer (ヴァイセンキルヒェン Weißenkirchen in der Wachau) https://www.ferienwohnung-stiefelbauer.at/ ヴァイセンキルヒェン村はヴァッハウ渓谷の主要なワイン産地のひとつで、クレムス駅前始発の路線バスで約20分の距離です(ヴァッハウ鉄道やドナウ川の遊覧船でもアクセス可能)。ヴァッハウ渓谷はウィーンからの日帰り観光で訪ねる方が多いようですが、とても居心地の良い地域なので是非とも数日間の滞在をお薦めします。ヴァイセンキルヒェン村にも巨大な要塞教会や領主の館、ワイナリーが経営するホイリゲ(ワインバー)等、見どころが沢山あります。シュティーフェルバウアーさんのお宅はバス停から徒歩で数分、斜め向かいにスーパー「SPAR」があるという便利な立地です。ご自宅の2階を短期滞在者用に貸し出していて、青を基調色にした東向きの「コルンブルーメKornblume(矢車菊)」と、赤を基調色にした南向きの「モーンブルーメMohnblume(ひなげし)」の2部屋がありますが、我が家は前者を選びました。リビング・ダイニングには設備の整ったキッチンと6人掛けのテーブルが置かれ、屋根裏ながら天窓が大きくて明るい部屋です。寝室にはダブルベッドの他に二段ベッドがあり、4人でも泊まれます。広々としたバスルームに小型の洗濯機があるのも重宝しました。東側の広大な庭には沢山の杏の木が植えられ、ここで寛ぐのも気持ち良さそうです。到着時には冷蔵庫の中に地元産ワイン・牛乳・バター・自家製の杏ジャム(これが絶品!)に奥さまお手製のケーキまで準備してくださっていました。ご主人は幼い娘さんを連れてバス停まで出迎えていただき、調子の悪かったWi-Fiルーターを連日必死になって調整していただくなど、家族ぐるみのホスピタリティに感激しっ放しでした。(2016年4〜5月に宿泊) シティ・スウィート・ホーム Swedish modern fashion style City Sweet Home (ウィーン Wien) ウィーン地下鉄1号線のトローストシュトラッセ駅Troststraßeから徒歩2〜3分の至近距離にある貸アパート。地下鉄でウィーン中央駅まで10分以内で行けるため、ゼメリング峠方面やシュネーベルク・ラックス山塊へハイキングに出掛けたり、隣国のブラチスラヴァやショプロンへの日帰り観光に便利です。シュテファン広場等の中心街にも乗換え無しで行けます。貸アパートは大きな集合住宅の5階で、食洗器付きのキッチンが据えられたリビング・ダイニングと、2人用の寝室の他に小さな子供用寝室があります。洗濯機が置かれたバスルームとは別にトイレがあり、広いバルコニーも付いています。建物の1階にはスーパー「SPAR」とドラッグストア「dm」が入っていて、買物も便利。Wi-Fiは快適に使えましたが、リビングの大型液晶モニターはNetflixの動画を観るためのものでテレビ放送は映りません。ダイニングテーブルが狭かったりキッチンに俎板が無かったり、やや生活感に欠ける印象もありました。オーナーは中国系の若い夫妻で、初日にご主人から赤ワインを1本プレゼントしていただきました。立地や設備内容に照らせば料金は充分にリーズナブルですが、予約はAirbnb経由になるため別途手数料が必要です。(2019年末〜2020年初に宿泊) 【ドイツ】 ホテル・バイエリッシャー・ホーフ Bayerischer Hof (プリーン Prien am Chiemsee) https://bayerischerhof-prien.de/ キーム湖畔の町プリーンはミュンヘンとザルツブルクのほぼ中間に位置し、どちらの街からも電車で1時間以内の距離です。ルートヴィヒ2世ゆかりの城が建つヘレン島への湖上遊覧が観光の定番ですが、南行きのローカル鉄道に15分揺られた先のアシャウ村からカンペンヴァント山のハイキングを楽しむこともできます。バイエリッシャー・ホーフはプリーン駅を出た正面の商店街を100mほど進んだ先に建つ、便利な立地が嬉しいホテルです。案内されたのは最上階(4階)の屋根裏部屋で、東に面した窓から町並みと山々を眺められました。シャワールームも使いやすくて快適。夕食は摂りませんでしたが、朝食は満足できる内容で、レストランの雰囲気も良かったです。(2011年4月宿泊) ローゼ Rose (テーガンゼー Tegernsee) https://www.fewo-rose-tegernsee.com/ テーガンゼー村はミュンヘンの中央駅からBOB(バイエルン・オーバーラント鉄道)の直通列車に乗れば僅か1時間強で行ける湖畔のリゾートで、周辺には海抜1,000m台の手頃な山が連なっていて気軽にハイキングを楽しむことができます。ローゼ女史の貸アパートはテーガンゼー駅から湖岸に向かって少し下った場所に建つプロテスタント教会の隣で、1階の「ベルクブリックBergblick」と2階の「ゼーブリックSeeblick」の2区画があります。我が家が滞在したのは後者で、ダブルベッドの寝室と、ダイニングテーブルとソファが置かれた広いリビング・ダイニング・キッチンがあり、バスルーム付き(シャワーのみ)。バルコニーからは部屋の名のとおりテーガン湖が少し見えました。地下室の共用洗濯機を無料で使用可能。とても静かな立地ながら、各方面行きの路線バスが発着する鉄道駅まで徒歩5分という便利さが魅力で、湖畔にも徒歩5分程度、人気のビヤホールがあるテーガンゼー城(旧修道院)まで10分程度で歩けます。宿泊者の窓口はローゼ女史のパートナーと称する男性が務めていて、鍵の受渡しも玄関脇の鍵箱の暗証番号を教えてもらう方法のため実際にお会いすることはありませんでしたが、彼の姪という高校生くらいの女の子が訪ねてきて「テーガンゼー・カード」発行等の世話をしてくれました。「テーガンゼー・カード」を提示すると当地区の各観光施設が割引になるほか、ミースバッハ郡内(シュリーアゼー周辺やバイリッシュツェル村まで含まれます)の路線バスに無料で乗れるので大変重宝しました(但しBOB鉄道は適用対象外)。なお、部屋の設備は充分に整っていますがメンテナンスをいい加減な人に任せているようで、我が家が到着した際には食器類が汚れたままだったり掃除の後始末が不充分だったりしたほか、コーヒーメーカーやヘアドライヤーが故障していました(ドライヤーは請求して別のを持ってきてもらいました)。(2019年4〜5月に宿泊) ホテル・ブルンターラー Brunnthaler (ガルミッシュ・パルテンキルヒェン Garmisch-Partenkirchen) https://www.brunnthaler.de/ ガルミッシュ・パルテンキルヒェンは、ドイツ最高峰ツークシュピッツェの麓に位置する山岳リゾートで、我が家はミュンヘンからインスブルックへ移動する途中で宿泊しました。年始のピークシーズンだったためレストランを持つホテルは何処も満室で、やむなくこのガルニ・ホテルを選びました。鉄道駅の西口から徒歩数分のガルミッシュ地区に建ち、周辺は静かな住宅街です。宿泊したダブルルームはシンプルながら充分な広さがあり、バスルームはバスタブ付き。バルコニーからはツークシュピッツェとアルプシュピッツェの美しい姿を眺められました。朝食会場は雰囲気が良く、食事の内容にもまずまず満足できました。ただ、ピークシーズンだけに夕食時は村の何処のレストランを覗いても殆ど予約で満席になっていて、ピザ屋かファーストフード店くらいにしか入れませんでした。年末年始にお出掛けの場合は、夕食場所の予約をお忘れなく。(2011年1月宿泊) ホテル・ケーニヒスホーフ Königshof (ガルミッシュ・パルテンキルヒェン) https://www.hotel-koenigshof-garmisch.de/ 鉄道駅の東口(パルテンキルヒェン側)から徒歩ですぐという立地がありがたいホテル。外観も内装も中級のビジネスホテル風ですが、1〜2泊の滞在なら問題ないレベルと思います。我が家が泊まったのは「エコ・ダブル」と称されたスタンダード・ルームでしたが、バスルームはバスタブ付きで、窓からはツークシュピッツェ山群が綺麗に見えました。朝食の内容もまずまず。部屋で無線LANが使えますが有料です。少し広めの「クラシック・ダブル」ルームや3人用の部屋などもあります。(2012年4月宿泊) ゲステハウス・バウムガルトナー Baumgartner (オーベルストドルフ Oberstdorf) https://gaestehaus-baumgartner.de/ ミュンヘン中央駅から約2時間半の鉄路で行けるオーベルストドルフは、スキージャンプ競技の開催地として有名ですが夏は落ち着いた雰囲気で、ドイツ最南端のアルゴイ地方やオーストリアのクラインヴァルザー谷をハイキングする拠点として便利な町です。バウムガルトナー家は鉄道駅やバスターミナルから西へ徒歩7〜8分の場所に建つ4階建ての大型シャレーで(エレベーターはありません)、商店街からは少し外れていますが3軒隣にスーパーマーケット「レーヴェREWE」があり、クラインヴァルザー谷やシュティラッハ谷行きのバスにはその前でも乗降できます。アルゴイの山々の名前が付けられた12室の貸アパートがあり、我が家が滞在したのは(日本式で言う)3階の「ホーエス・リヒトHohes Licht」。広々としたリビングルームの隣にキッチン、2人用の寝室、シャワールームと分かれたトイレがあり、外(東側と南側)は全面がぐるっとバルコニーになっています。内装や設備に良質な器材が使われているため快適で、リビングの窓際に置かれたテーブルや南向きのバルコニーで景色を眺めながら食事を摂ると気分爽快でした。地下室に宿泊者用の洗濯機があり、我が家は無料で使わせてもらえました。1階に大家のお婆さんがお住まいで、宿泊者の世話は孫娘のエヴァさんが近隣の村から週に何回か通ってきて対応されています。宿泊者は「アルゴイ・ヴァルザー・プレミアム・カード」というゲストカードがもらえて、これでオーベルストドルフ周辺やクラインヴァルザー谷のロープウェイ類が乗り放題になります(但しバスにはオーベルストドルフ周辺の路線しか乗れないので、別途「ÖPNV-Urlaubskarte」という短期滞在者用の乗り放題切符(南アルゴイ地方全域とクラインヴァルザー谷の電車・バスに有効)を購入すると便利です)。予約時にデポジットは要求されず、滞在の数日前に送付される請求書に基づいて代金総額を銀行口座へ送金するよう指示されますが、日本から送ると時間がかかるため、我が家は到着時に現金で支払いました。(2023年6月宿泊) ゲステハウス・ツェントロ Centro (コンスタンツ Konstanz) https://gaestehauscentro.de/ コンスタンツは、その歴史ある街並みの魅力に加えて、メーアスブルクやマイナウ島などボーデン湖の観光拠点として人気があります。またスイス国境に接しているので、物価の高いスイスから越境して買物に来る人々も多いらしく、商店街が充実していてショッピングも楽しめます。ここに滞在して北東スイスを観光するのも良いかも知れません。 「ツェントロ」はコンスタンツ駅の正面に建つ、便利で安価な宿です。建物の1階にマクドナルドが入っていますから、夜でもすぐ分かります。入口は駅側ではなく向かって右手の街路を入った先で、重厚な扉を開けて階段を上った2階の奥に受付があります。受付の右手が朝食会場兼談話室。我が家は少しグレードの高いダブルルーム「コムフォルト」を選びましたが、宛がわれたのが最上階(屋根裏)だったため窓が小さく残念でした。但し部屋は広くて無料で無線LANが使え、バスルームも清潔。窓からは鉄道駅とボーデン湖が眺められました。朝食の内容はさすがにシンプルで、利用者はバックパッカー風の若者も多いですが、それほど安宿の雰囲気は無く快適です。なお料金はチェックイン時に現金で前払いする必要があります。(2013年1月宿泊) クノール邸 Knorr (ラドルフツェル Radolfzell) ボーデン湖西端の町ラドルフツェルは、コンスタンツとシャフハウゼンの中間に位置し、シュタイン・アム・ラインにも近いという便利な場所にあります。鉄道駅の南側がすぐ湖畔で遊覧船に乗れますし、北側には小規模ながら雰囲気の良い旧市街があり、その北に大型スーパーや新興商店街を経て大型アウトレットセンターまで揃っています。何でも徒歩圏内で買物でき、文化の香りも感じられる魅力的な町です。滞在者はゲストカードを提示すればヘーガウ地方やコンスタンツ方面の鉄道とバスに無料で乗車でき、各施設等の料金割引も受けられます。 クノールさんのアパートは旧市街の中心、大聖堂Münster Unserer Lieben Frauと「オーストリア城Österreichisches Schlösschen」に隣接するマルクト広場Marktplatz(その名のとおり毎週水曜と土曜に青空市が立ちます)から東へ少し入った場所に建つ建物(写真右)の3階です(エレベーターはありません)。駅まで徒歩5分以内の近さですが、到着時には出張中のオーナーに代わってその友人の小母さんが車で迎えに来てくださいました。設備の整ったキッチン付きのリビング・ダイニングの奥に書斎風の部屋があり、東向きのバルコニーもあります(元の城壁跡に建てられたようで東側に堀があり、バルコニーからは高度感のある眺めが楽しめます)。メゾネットタイプになっていて、内階段を登った階上が寝室とバスルームです。別のトイレが1階にありますし、寝室にも壁掛けテレビが、バスルームに洗濯機があって快適に過ごせました。オーナーはハイソで聡明な印象ながら感じの良い女性で、市内北部にお住まいです。そちらのご自宅も一部貸し出していらっしゃるので、予約の際はどちらの部屋なのか住所で明示する方が良いでしょう。(2018年4〜5月に宿泊) |