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オーバーアルビス村の裏手を登るとすぐに尾根上の道に出ました。標高が低いので雪も少なく、尾根道を快適に北へ進みます。
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尾根に出てから30分足らずでアルビスホルン(909m)に到着。見晴らしの良い頂にレストランが建っています。
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レストランの東側が展望台になっていますが、今日は生憎の曇り空で、うっすらとチューリッヒ湖が見える程度。小雪まで舞って寒いです。レストランから出てきた小母さんが気の毒そうに「アンタは不運だね。晴れてればアルプスの山々がずらーっと並んで見えるのに」と嘆いてくれましたが、前日のリギ山のことを思えば、今日は麓が見えるだけでもまだマシですね。
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アルビスホルンから更に15分ほど北上するとビュルグレン(915m)です。岩に付けられた金属板に「アルビス山脈の最高地点」と表示がありました。
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ビュルグレンから先は下り道となり、シュナーベル峠(海抜803m)に至ります。尾根の東西へ下る道が分岐しています。
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シュナーベルブルク城址の南斜面を西へ回り込むように道が続いています。日当たりの良い南斜面には蕗の薹やサクラソウ(プリムラ・エラティオール)の花が顔を出していました。
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緩やかに登り返してホッホヴァハト(878m)に到着。ここには木造の大きな展望塔(高さ33m)が建っています。
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152段の螺旋階段を辿って展望塔に登ってみました。写真は北東側の眺望で、左がラングナウ・アム・アルビスの町、間にジール川を挟んで右がガッティコン村です。その向こうに細長くチューリッヒ湖が横たわっています。
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ホッホヴァハトから先は再び緩やかな下り道。右手に牧草地が広がってチューリッヒ湖が見えると、アルビス峠はもうすぐです。
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アルビス峠(海抜791m)。南北に長いアルビス尾根のほぼ中間地点です。峠を車道が横切っていて、バス停もあります。写真は峠の西側(ヒンターアルビス村方面)を撮っています。
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アルビス峠の北側に雰囲気の良いレストランがありましたので、そこでパスタサラダと白ワインを頼んで昼食にしました。
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アルビス峠から北は更に道幅が広くなり、尾根というより高台を歩いている感じになってきます。ハイカーより自転車に乗っている人が多かったです。
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ネーフェンヒューザー(海抜790m)を通過。ここにも車道が通じていて、右奥に見えるブッヒェンエックにかけて数軒の良さそうなレストランが集まっています。
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フェルゼンエック(789m)のレストラン。広い庭と展望テラス(写真右奥のスイス国旗が立っている場所)があって休憩に最適です。
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フェルゼンエックの展望テラスから見下ろすチューリッヒ湖。麓に広がる家並みはアドリスヴィールの町です。
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フェルゼンエックのレストランの少し北にロープウェイ乗場があり、眼下のアドリスヴィールの町から気軽に上ってくることができます。
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更に尾根道を辿って北へ進みます。左手に広大な牧草地が広がってきました。上空にはパラグライダーを楽しむ人がいっぱいです。
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バルデルン峠(海抜730m)。この辺りがアルビス尾根の中で最も低い場所です。パラグライダーの方々はこの峠から次々に飛び立っていました。
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ゴールのユトリベルクが間近に見えてきました。
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最後に岩場に付けられた階段を登ってユトリベルク山頂を目指します。
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ユトリベルク山頂(869m)。大きな展望塔(左)と電波塔(右)、立派なホテルが建っています。
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階段を辿って展望塔に登ってみました。
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展望塔から東側に見下ろす山頂テラスとチューリッヒ湖。写真左奥がチューリッヒの街です。
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南側には歩いてきたアルビス尾根が一望できます(写真左)。その右はレピッシュ谷で、手前の家並みがセレンビューレン村、奥がシュタリコン村です。
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展望塔から西側の眺望。中央がセレンビューレン村で、森を挟んだ向こう側はヴェッツヴィール・アム・アルビス村。右上はランディコン村とその奥にビルメンスドルフ村が見えています。右下はユトリベルク山頂ホテルの屋根です。
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山頂ホテルはお洒落過ぎて入りにくい雰囲気でしたので、北へ数分歩いた場所にある鉄道駅のレストランで白ビールをいただきました。
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山頂駅舎前の線路は工事中で、少し下った先の仮設プラットフォームから電車に乗り込みました。チューリッヒ中央駅でルツェルン行き電車に乗り換え、メッケン村のホテルに戻りました。
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