「夫婦で歩くスイスアルプス」

シュトース村とモルシャッハ村の周辺散策

2004年5月2日。ブルンネンの町から4番の路線バスに乗り、一昨日に歩いた高台の村モルシャッハに向かいます。バスはモルシャッハ村の中心部を抜け、東外れにあるロープウェイ乗場(写真)が終点になります。

ロープウェイに乗り込み、フローンアルプシュトック中腹のシュトース村へ。スキーシーズンが終わったばかりの村は人影も少なく、ひっそりとした雰囲気の中で一匹の猫が出迎えてくれました。思ったよりも残雪がいっぱいでしたが、雪が融けた後の牧草地には白いクロッカスの花が一面に咲き出していました。

牧草地の丘から見下ろすシュトースの村。周辺のアルプを散策できればと思って来たのですが、残雪が多くて遠くまで歩くのは難しそうです。

シュトース村の北にあるシュトースベルクの小山(1,296m)に行ってみました。山頂近くまで別荘が建ち並んでいます。

シュトースベルクの北側は切れ落ちていて、州都シュヴィーツの街並みが見下ろせました。手前の谷からシュヴィーツの町に向かって流れているのがムオタ川で、手前の谷底からケーブルカーで上ってくることもできますが、今の時期は運休しています。

シュトースベルクから西側に見下ろすブルンネンの町とフィーアヴァルトシュテッテ湖。

再びロープウェイに乗ってモルシャッハ郊外に戻ってきました。バスの便が暫く無かったので、車道を辿って村まで歩こうとしたら、ロープウェイで乗り合わせたお姉さんが「歩くならそちらの道の方が良いわよ」と牧草地の中の小道を教えてくれました。

「パノラーマヴェーク」と名付けられた遊歩道で、花盛りの草原の中に点在する農家群を縫うようにして緩やかに下っていきます。

モルシャッハ村の上手デーゲンバルム地区から見下ろす村の全景。バス停近くのレストランでゆっくり昼食を楽しんだ後、バスでブルンネンの町に戻りました。


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